陰キャな俺がハーレムに!?

絵音 聖夜

俺の日常

 いきなりだが、俺のクラスには学校1位の美女がいる。その子は胸が大きい。制服のシャツから飛び出しそうなほどで、微笑ましい。そしてスタイルがとてもいい。他の女子の100倍... 100倍は言い過ぎか...? 黒の綺麗な長い髪がいつも輝いている。彼女の名前は福本 美玲ふくもと みれい。福本さんはいろんな人と親しみやすく、陰キャな俺に何度も話しかけてくれた。紹介は遅れたけど、俺の名前は上城 風季かみしろ ふうき。自覚していることは髪がくせ毛だらけと陰キャぐらい。そんな俺はこのクラスに友達はいない。別クラに親友はいるけれど、その親友は俺とは全く違う。 俺は席を立ち、いつも通り屋上へランチしに行こうとしたら福本さんが近寄ってきた。
「上城くん、どっか行くと?」
福本さんは聞いてくる。
「あ、えーっと… 屋上に... 行きます...。」
なんってぎこちない答え方なんだ!? そんな俺にも神対応な福本さんは
「わざわざ屋上で食べんでも... 今からみんなと教室で食べるし、上城くんも一緒に...」
「ごめんなさぁぁい!!!」
俺は走って教室を出た。その瞬間、絶対クラスの人達はざわついただろう。俺が逃げた理由は2つある...。1.福本さんに申し訳ない!2.クラスの人とは話したこともない! 俺がクラスのみんなと話したら死ぬぞ!? 俺はいつものように1人の昼休みを終え、授業も終わり放課後...。
 いつものように親友の花木 聖修はなき せいしゅうを待っていた。
「すまん、待たせた。」
と、話しかけてきたのは俺よりも身長が5センチ以上高く、ほかの男子も認める美男だった。
「いいよ。いつものことだし。」
俺が言うと、からかうように
「嫉妬か〜?」
と言ってくる。
「嫉妬じゃねえよ!?」
俺はそう答えた。でも正直嫉妬してると思う。俺よりも何千倍もイケメンで人の心をすぐに奪うことが可能だからだ。こいつは髪が茶髪で爽やか系?というのかな。毎年チョコも必ず20個は超えてるくらい。(毎年見せられる。)よく暇な時こいつと福本さんが付き合ったらお似合いなんだろうな…って思うことがある。だからと言って俺は別に福山さんのことが好きなわけではない。俺は今好きな人はいない。人と関わりたくないからという理由だが。
 あっという間に家に着き、聖修と別れる。聖修の家は俺の家の3軒ぐらい先にある大きな家。俺は普通の家。
 俺は家の中に入る。
「ただいま」
「おかえりー」
リビングから妹との声が聞こえた。妹は義兄妹でもある。妹は今小6。俺は今高2。妹とは5歳違う。こういうやりとりはするけど実際あまり喋ったことがない。名前は知っている。確か名前は光月みづき。けど誕生日は知らないという感じだ。晩御飯は一緒にとるため俺は気持ち悪いが顔を覗き見をする。俺の妹とは思えないほど可愛かった。俺の中では2位くらいだ。
 俺は部屋に入り、スマホをみる。通知は入ってない。当たり前だが。今日は本当に疲れた。福本さんにランチを一緒にと言われるし。寝たらさっぱりするはずだ。よし、寝よう。俺はベッドに飛び込み寝た。

コメント

  • meronguma

    ストーリーの展開が好きです

    2
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