再婚なんて聞いてねぇ!〜義姉妹が突然できました〜

老獪なプリン

睡魔とカ○ジ


「、、、っは?明るくなってやがるよ、、、朝じゃん。朝じゃん!?」

そう。朝だったのだ。
勉強に熱中したのはいいんだが、途中から心配になって「アレも勉強しないとなんじゃないか?」「ココのポイント面接で聞かれんじゃ、、」みたいなな。
どうも、受験でのおごりが心の中で不安なのか何回も確認をしていたら時間が過ぎていた。
え?オールで転入試験受けんの?マジかぁ、、、
ガチャ

「おーい。颯人、起きてそろそろ行くぞー。って、何だ準備万端か!良かったよかった。いつもどおりのモンスター顔で安心だぞ。ガッハッハッハ!」

何だよモンスター顔って!オヤジの大丈夫の基準がわかんねぇ、、

「大丈夫じゃねぇよ、、、、今超眠いからな。」

「しかたねぇ。車の中で少しだけなら寝てていいぞ。」

まじ?ありがてぇ、きんきんにh、、、疲労でカ○ジ的なのが出てきちまうところだった。
けど、直前の勉強したかったんだけどなぁ。寝ないとこのままだと面接で寝るな、うん。

「じゃぁ頼む。もう、無理。」

「はあ~、、、。ほら、先に車乗っとけ。」

俺にキーを投げた親父は深いため息をついた。
いやね。確かにオールした俺も悪かったけど、原因は前日に伝えたあんたじゃないの?
もっと早く教えてくれてたらこうなってねぇーっつーの...

「むっ。なんだその恨めしそうな目は?」

「るっせー。くまだよ、くま。」

まっ、くまだけが原因じゃねーのは確かなんだけどな。

「先着替えてからな。よっと。」

疲れた体が鉛のように重たかった。眠気にうだれる自分をの体に勢いをつけながら椅子を立ち上がった。
勢い良く立ち上がったがいいがずっと座っていたせいか立ちくらみを起こした。
頭がグラグラと揺さぶられるような感覚に襲われる、視界もぐるぐると焦点が定まらない。
あ、これはやばい(汗)

「どうした?」

見るからに千鳥足で歩く俺をさすがの親父もおかしいとおもったのか声をかけてきた。

「い、いや?なにも。(汗)」

酒は飲んだことはないが、話しに聞く千鳥足状態で足元がおぼつかない。
廊下をずるずる歩く姿はさながなゾンビだ。
あ、やっぱなしで。なんか親父の言うモンスター発言の信憑性が上がるみたいでなんかヤダ。
それより準備も何も俺はそもそも何を持って行ったらいいんだ?

「親父ぃぃぃ!」

声デケェって?いや、だって俺廊下にいるし、、、、

「んだよ?準備はどうした?」

声が聞こえたのかのそのそと親父が近づく。

「よく考えたら俺何持ってたらいいのか聞いてなかったと思ってな。」

「あ?俺も知らねぇよ。」

いや、なんでだよ!
あんたが知らねぇんじゃわかんねぇよ。

「常識的に考えて格好は今使ってる制服か、あとは試験時の文房具類と、、」

「んっだよ、わかってんだったら一々よぶんじゃねぇよ。」

あぁぁ!?

「ふっざけんなよ!?」

「熱くなんなって、それより早く準備して寝とけ、アホ。」

アホだぁ?ふざけんなこいつ、、、
突っかかってる時間がもったいない。それよりもいち早く準備をしねぇと。

「いい加減にしろよ親父。」

「はいはい。俺がわるぅござんした。」

カチンッ。危ない危ない。一瞬本気で殴っちまうとこだった。

「こいつ、、、。まぁいい、それより早く準備しねーと。」

ふらつく足で階段を降りるのが相当キツイ。一歩一歩降りたかったけどまぁ足滑らしたよね、全身の打撲をぐっとこらえ、俺は庭に干したワイシャツをふらふらえと回収し、リビングのソファーに垂れ下がるズボンを履いた。このときも視界はぐらついていたが構うものか。ちょっと転んだことがなんだ(泣)
通学用にしているリュックサックから教科書の類を抜いて持っていくことにした。
だって初日というか、転入試験だし教科書はいらんでしょ...え、どうなんだろう。
いるのかな?いらないの、、、、、
いや、わかんねぇよ。よし、イラナイの方向でいい。そう、俺は合っている!(ヤケクソ

「よし、準備も出来たはずだし、車で寝させて貰おうかな。」

てか、転入試験直前に寝てるヤツってとこだけ抜き取ると精神逝っちまってんな。
バカすぎだろソイツ、はい、自分のことですね〜。ブーメランが深く刺さったわ〜。
が、今回は話が別だ。コレは寝ないと死ねる。
てことで、はよ寝よう。
今だ視界の渦は消えずに楽しそうにグールグールしてるが、それはこの際寝たら解決する話なのだ。
そのためにも寝なければ!!(使命感
いや、なんでだよ。なんで使命感感じてんの俺、、、

「親父ぃ。じゃあ車乗ってるからな!」

「おう。俺もすぐ行くわ。」

それじゃあやっと寝られる!!
ローファーを履いて、隣の車庫に向かい、止められている中型車の運転席にキーを差し込んだ。
遠くからボタンでピピピって開けるのもいいけど、鍵差し込むほうがなんか開けてる感あって俺は好きだ。
ガチャッそんな音が聞こえてすぐに俺は車に入り運転席にキーを置くとすぐさま後部座席に身体を預けた。
意識がシートに吸い込まれるように俺の意識が失われていった。
コレがホントの爆睡ってやつだ、の○太と同じぐらい早く俺は今眠りについている!
そんなどうでもいい思考を最後に俺は眠りについた。


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