再婚なんて聞いてねぇ!〜義姉妹が突然できました〜

老獪なプリン

届かない声


いつからだろう。

私は自分から人と深くかかわろうとすることをやめた。

その場しのぎの上辺だけでとり繕うようになった。

考えればそやれは自己防衛だったのかもしれない。

私は傷つくのが怖いんだ、傷つけられるのが怖い。

否定されてしまうのが怖い。

拒絶されてしまうのが怖い。

まるで、自分そのものを否定されているような気がして辛いんだ。

だから私は踏み込まれてしまわないよう、心に壁を作った。

誰も立ち入れない強く、大きな壁を。

自分で作った壁だというのに、それなのに今だ心のどこかで願ってしまう私がいる。

壁を越えて私を迎えに来て、救い出してほしい。

この壁を取り払ってほしい、って。

それが叶わない願いだったとしても、心に深く、今もあきらめ悪くこの想いが居座るのだ。

叶えられないなんてことは知っている。
 
でも、もし叶うのなら、叶えられるのならば








誰か私を助けてよ、、、、、、、、、、、、。

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