虐められていた僕は召喚された世界で奈落に落ちて、力を持った俺は地上に返り咲く

黒鉄やまと

第26話 宝物庫

神夜は王子達の部屋を出て次はどこに行くか迷う。

「次はどこに行くか。そうだ。殺されかけたんだからお詫びは貰ってもいいよな」

と言って神夜は1つの部屋の前で止まる。

「たしか、ここだったと思ったが……」

神夜は扉の間を黒霧化で通る。

「……ビンゴ……」

神夜の目の前には様々な魔道具や武器などがあった。
これはこの国の国宝だ。
神夜はいくつかの物を持っていくつもりであった。

「なんかいいものはあるかなぁ。と言っても武器とか装備ってほぼあるからいらないんだよなぁ」

神夜は自分が造った装備を思い浮かべる。

「なんかアクセサリーとかあるといいな」

ゴソゴソといろいろなものを鑑定していく。

そして、神夜が選んだものは

聖魔式移動魔導砲台
聖魔の力を利用し魔力によるレーザー砲を放つ持ち運び式の砲台。

これはゾルーダが封印される前に作られた物だろう。今の時代に聖魔の力は使えない。それにこんな国王の国には勿体ない代物だ。使えるのも俺やステラだけだろう。
もちろん神界であればソナーダ達神も使える。

次はこれだ

魔導式自由範囲防衛結界
魔力によって超広範囲の結界をはる魔道具。範囲は自由に設定できる。
強度は魔力量による。

一体何に使うつもりだったのだろうか。
ろくに使えないのである。

最後はこれだ。

神絶の箱
物を入れると神ですら認識できなくなると言われている箱。

この3つを貰うことにした。
正直豪華過ぎると言われるだろうが、俺のスキルの神眼がなければ人間の鑑定では、映らないだろう。レベルがMAXであったら少しは変わるだろうが。

神夜はそれらを無限収納にしまって、宝物庫を出た。

「もう、暫くは要はないな」

と言って城を出ていく。
その時奇妙な魔力に気がついた。
その魔力は王都の外から感じる。

「とりあえずステラの所に帰るか」

神夜はその魔力から意識を外し、宿に戻った。

宿に戻るとステラはベットの上でゴロゴロと本を読んでいた。

「ただいま。」

「おかえり。どうだった?」

「王子と王女と話せたよ。クーデターを起こすことになった。」

「じゃあ、その時に勇者を殺すの?」

「そうだな。それより感じてるか?」

「うん。王都の外から近づく魔力のことでしょ?」

「ああ、なんか嫌な予感がするからギルドに行こうと思うんだが、一緒に来ないか?」

「わかったわ。これから準備するから待ってて」

すると、ステラはパンッと本を閉じ杖を持つ、

神夜も服を超越神シリーズに変え神器球ワルキューレを持つ。

「じゃあ、行こうか」

神夜とステラは準備を整えギルドに向かった

「虐められていた僕は召喚された世界で奈落に落ちて、力を持った俺は地上に返り咲く」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • 4step

    続きが早く読みたい

    27
  • ノベルバユーザー212769

    王女と王女と話せたよではなく、王子と王女なのでは。
    神夜のセリフです。
    面白いので頑張ってください

    3
コメントを書く