桜の花道

クロム ジェル

赤面からの緩み顔

 服屋についた私たちは色々な服を見ているうちに試着したくなりファアッションショ―のようなことをしていた。
最初はちゃんとコーディネイトして着ていたが、やっているうちに適当に選んだ服をどのように着こなすか考え始めて、二人してあーだこーだ言いながらやっていたのはよかった…が…どこで間違えたのか…奇抜な衣装に着替えた芸能人みたいな恰好やテレビのプロデューサーのような恰好をして遊んでいた…
「雪ちゃん…私たち何しとんがやろ…」
「気づいたら店員さんや他のお客さんが微笑ましげな顔をしてこっち見てたもんね…」
「なんか恥ずかしいから早く決めて出ようか…」
「うん…」
私は来るとき考えていた2セットを雪ちゃんはファッションショーをしていた時の私が選んだ服、桜が舞っているサロペットを購入することに決めレジみ向かう。
レジで会計を終えた後、店員さんにありがとうと言い店を後にしようとしたら、後ろからまたやりに来てくださいねと言われ二人して顔が真っ赤になり急ぎ足で店を出た。


「雪ちゃん、お昼ご飯どうする?」
「う~ん、お腹すいたから何でもいいんだけれど、せっかく二人で来たんだから何か話しながらゆっくりできるところがいいかなぁ」
「なら、6階のポムの樹でも行く?オムライス食べたいんよね」
「ならそこ行こう!」
私たちはエレベーターに乗り6階に行き店に入り席に着いた。
オムライスを食べたいけどソースが決まらない…
ホワイトソース、デミグラス、ケチャップ…どれも好きながよね…
「私、ホワイトソースにする!!」
雪ちゃんもぅ決めたのか…私は…う~ん私は…
「和葉はデミグラスお願い、両方食べたいから半分こしたいなっ!」
ぐっは…もぅ仕方ないなぁ…
「わかったよ。私も決めかねていたし、その方助かっちゃ」
えへへ…両方食べれるぅ…
「和葉顔ゆるんでるよ」
仕方ないじゃない好きなんだもん!
誰しも好きなの食べるときは顔が緩むものだ!うん!絶対そう!
和葉が心の中でつぶやいてることを後目に雪花はコードレスチャイムを押していた

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