屋根裏見たら異世界降臨

ノベルバユーザー198902

11話 色んなところで情報収集

眠りについた頃の事


もう朝か?


「ここは宿舎じゃない?」


傷は完治してるから宿舎に止まったはずなのだが。


「もしや天界!?死んだのか!?」


「んな馬鹿な事があるか!はぁ、まったく。」


「ん?だ、堕天使なのか?」


「うん。」


「ってなんでここのところ夢とかで!会えてたらまた変わったかもしれないのに!」


「まぁゆっくり説明しようか。はぁ気だるい」


「おいおい…」


気だるげな堕天使のあとを追いかけ、例の家に入る。


「んでまずは会えなかった理由は?」


「そう、急かすな。とりあえず座ってお茶を」


「はぁ、よっこらしょ」


掛け声とともに椅子に腰を降ろす。


「見ないあいだに歳とったなぁ」


「そんなに経ってないよ!?」


「冗談だよ、でまずは会えなかった理由だったな。」


やっと本題に入り始める。


「正しくは会いたくても会えなかった。だな。」


「なんか恋してる乙女みたいで照れるな。」


「暴走。覚えてるか?ようするに自制力が無く自我が無くて暴走優先だった。という事だ」


「それって能力が移る瞬間必ずなる事なのか?」


「うーん、とりあえず先に暴走する理由も説明すると、心。」


「心?」


「ああ。心が不安定なほど暴走力が高まり暴走してしまう。」


めちゃくちゃ心当たりがある。


「信念とか貫くもの?みたいなのがあれば良かったのだがちょうどハルキは心が折れてしまっていた。だろ?」


「うっ、うん。メネルの事で。正直今も分からないんだ。」


「一つだけ言える事はメネルは自分の意思ではない。なにか施されてるはず。」


それはあることを意味してしまう。それを話すつもりなくてもここまで暮らしてきたハルキには分かる。何でもありな世界なのだから。きっと


「思い当たる事が。いや、思い当たる人がいるんだな?」


それは綺麗に決まった様子。同様を隠しきれてない。


「ああ。もちろんだ。でもそれはハルキもだろ?」


ぐぬぬ


「多分だけどね。」


「軽〜く話すと、ん?終わりか」


「ちょ、いいタイミングで!?」


瞼が、閉じていく。抵抗するがそれは一定の速度からズレない。


「二つだけ言うぞ!敵は私と同じ領域、神だ!権力者じゃない。もう一つは必ず会えるかは分からない。会っている時は私の力とお前の魔力を使うからな、あの時なら私の力が弱いからそこまで使う必要ないから毎日会えたがこれからそうは…」


話しているがその途中で、完全に瞼が閉じ、浮遊感がある。


が、気づいた頃には起きていた。


「ふわぁぁぁ」


体をとりあえず起こす。眠い。特にお寝坊さんを見てると。


「はぁ、お寝坊さーん起きろー」


起こそうとするがすぴーのまま変わらない。


「はぁ、先に情報収集行くか。」


でも、そうなると1人。うーんうーん。


「やっぱり起きろー!!」


びくっとナツの体が震える。


「へっ?」


ものすごいキョトン顔。犬耳が付いてる顔でそれはずるい。というか今更なんだけど可愛い。愛くるしい。


「えっと、なんかあった?」


首を傾げるお寝坊である。


「情報収集したい」


「うっ、うん?」


「今日から本格的な復活したい。まずは武器を買いたいが、お金はそこまで無いわ」


「???」


また、首を傾げるお寝坊さん。


「なにか武器の都合がいい話し探すぞ!」


「ほーい」


「んじゃ着替えてのんびり行きますか。」


ーーーーー魔水砂漠にあるギルドにてーーー


「ここも一応情報がたくさん集まる。聞いて回るぞ。」


最近暴走のせいで情報には自信が無い。とりあえず集めて回らなければ。


「どうした兄ちゃん?ガッハッハッハハッ」


「ん?」


なんか聞いたことあるような完全にネズミなような。気にしないでおこ


「なんか面白い話はないか?武器とか。最近なにも知らなくてな」


大柄な男だが顔だけは小さい。というかネズ…


「ハハッ。なんだなにも知らないのかっ!座って長く話そうぜ」


「おーけーおーけー。」


「んじゃ、まずはあの話だな武器の話聞きたいんだろ?」


「もちろん。」


「水の都の噂だ。というか神話並だがな。」


「水の都の噂?」

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