屋根裏見たら異世界降臨
6話ナツとハルキと照らす月
「くっそこんな時になんでモンスターが…」
昼間には見なかった。夜行系だろうか。それにしても今の状態で大打撃系はきつい。軽々吹っ飛ばされてしまう。まぁこの見た目じゃ分からないが。それでも敵はもう1人いる。打開策は…ハルを救う!
「ハル!!いい加減目を覚ましてよ!なんで分からないの?」
聞こえてる。聞こえてても答えられないし何とも思えない。
「なんで助けようと思えないの!?」
聞こえてる。そんなの無理に決まってる。
「なんでこんなに、ハルは…」
泣き崩れてしまう。それを見てちくりと胸が痛む。また、失ってしまいそうで…。
「だめだ。こんなんじゃ。」
そう、ぼそっと呟く。変わらなければ何も出来ない。この世界に来て分かった気がしてた。でも、分かりきれてなかった。
「後ろを見るんじゃなくて!次への道を見てよ!そうしてきたんじゃないの!?後ろばっかじゃ、前に進めないじゃない。それに気付いて…」
その瞬間ナツにモンスターのハンマーが向いていく。ナツの声が響き、心が揺らぎ、曲がっていた1本の線が真っ直ぐになるように戻っていく。
「ナツ!」
ナツにぶつかる寸前でまたもや攻撃が効かない手がハンマーの軌道をずらす。さらに蹴りを加えてモンスターを吹っ飛ばす。
「ハル…?」
本当に単純だ。
ちょっとの言葉で簡単に立ち直り、今ではそういう部分は見せたくないと思えるようになる。
単純だ。
あんなに悩んで苦しんでたのが、こんな簡単に壊されてしまう。
本当に単純だ
それでも間違いて歩んだ道を見直すのではなくて、正しい道を探したいと思える。
だから言わなきゃ。そっと後ろを振り向く。
「ナツ。気づかせてくれてありがとう。助けてくれてありがとう。教えてくれてありがとう。」
「…」
「俺の仲間でありがとう。俺はもう、大丈夫だ。」
「やっと戻ってくれた。良かった。」
ニコッと笑うナツ。それと同時に2人とも間合いを取る
こんな子の笑顔を俺は奪ってしまってたのか。そう痛感する。そしてモンスターが立ち上がる。それと同時にナツも立ち上がりハルキの横に立つ。
風が吹き、月がここ、戦闘場所を照らす。
「今ならなんでも出来そうな気分だ!」
そう言うとモンスターに向かって風を切り、駆け出した。
昼間には見なかった。夜行系だろうか。それにしても今の状態で大打撃系はきつい。軽々吹っ飛ばされてしまう。まぁこの見た目じゃ分からないが。それでも敵はもう1人いる。打開策は…ハルを救う!
「ハル!!いい加減目を覚ましてよ!なんで分からないの?」
聞こえてる。聞こえてても答えられないし何とも思えない。
「なんで助けようと思えないの!?」
聞こえてる。そんなの無理に決まってる。
「なんでこんなに、ハルは…」
泣き崩れてしまう。それを見てちくりと胸が痛む。また、失ってしまいそうで…。
「だめだ。こんなんじゃ。」
そう、ぼそっと呟く。変わらなければ何も出来ない。この世界に来て分かった気がしてた。でも、分かりきれてなかった。
「後ろを見るんじゃなくて!次への道を見てよ!そうしてきたんじゃないの!?後ろばっかじゃ、前に進めないじゃない。それに気付いて…」
その瞬間ナツにモンスターのハンマーが向いていく。ナツの声が響き、心が揺らぎ、曲がっていた1本の線が真っ直ぐになるように戻っていく。
「ナツ!」
ナツにぶつかる寸前でまたもや攻撃が効かない手がハンマーの軌道をずらす。さらに蹴りを加えてモンスターを吹っ飛ばす。
「ハル…?」
本当に単純だ。
ちょっとの言葉で簡単に立ち直り、今ではそういう部分は見せたくないと思えるようになる。
単純だ。
あんなに悩んで苦しんでたのが、こんな簡単に壊されてしまう。
本当に単純だ
それでも間違いて歩んだ道を見直すのではなくて、正しい道を探したいと思える。
だから言わなきゃ。そっと後ろを振り向く。
「ナツ。気づかせてくれてありがとう。助けてくれてありがとう。教えてくれてありがとう。」
「…」
「俺の仲間でありがとう。俺はもう、大丈夫だ。」
「やっと戻ってくれた。良かった。」
ニコッと笑うナツ。それと同時に2人とも間合いを取る
こんな子の笑顔を俺は奪ってしまってたのか。そう痛感する。そしてモンスターが立ち上がる。それと同時にナツも立ち上がりハルキの横に立つ。
風が吹き、月がここ、戦闘場所を照らす。
「今ならなんでも出来そうな気分だ!」
そう言うとモンスターに向かって風を切り、駆け出した。
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