屋根裏見たら異世界降臨
30話 「久しぶりだな。」
「はぁはぁはぁ」
横たわっているのは私だ。ネクロマンサーが見下ろしているのが見える。ただそれだけ。
「ふぅ。手こずらされたな。所詮、権力者には勝てない」
勝てるはずだった。
「【死者の手】。ヴァーギルぐらいになれば気で感知し、掴まれる前に回避できるけどな。」
私はそれで足を掴まれ、ネクロマンサーの攻撃で今こうなっているのか。
「が、簡単に使えるもんじゃないからあんまり使えないがな」
ネクロマンサーの声が耳に響く。体は機能してるのに立つ。歩く。動く。という機能がしない。喋れる。聞こえる。感じるのにっ。何もできない。
「ナツは負けない」
「死にぞこないで何を言ってるんだ。」
「今回はべちゃくちゃ喋るね」
「気分だよ」
少しでも時間稼いだ。動ける。立てる。
「それで、まだ立つか。が何もできないんじゃないか?」
「さぁどうかな?」
「また強がりか。飽きた。」
「不思議と動けるんだ。あの日から初めてできた仲間の事を考えると。」
「それがいつまで言えるかな?」
これは復讐じゃない。私の一歩なんだ。復讐として倒すんじゃない!
「さぁラストバトルだよっネクロマンサー!」
・・・・・・・・・・・・
「ここは、どこだ?」
普通に動ける。どうやら神の空間だろう。例の家がある。
「久しぶりだな。」
最初に聞いた声は聞きなれない声。
「お前はあの時のっ!」
「ああ、アトゥムというのはバレてるか」
「時の神。なんであの時嘘ついたんだ?」
「まだあの方が君も分かりやすいし、私も下手な方に行かずに済む。怒るのか?ガキみたいに」
あの時は神の権力者など全く知らなかった。なら俺の世界でも、この世界でも使われてる創造神などと言われた方が合点が行くものだ。
「いや、ガキだがワーワー怒りゃしないさ」
「さて、昔話は終わったかい?」
例の家から堕天使がでてくる。
「何驚いているんだい?私の家から私が出てくるのがそんなに不思議かい?」
「いや、別にそういう事はないが」
「まぁ私も、近所の噂話に混ぜてよ」
「あぁ、面白いことでもなんでも聞かせてくれよ」
「はぁ、堕天使、家頼めるか?」
「んー、わかったよ。そこで話そ」
二人の神とそれを従える一人の少年がドアへと向かっていった。
横たわっているのは私だ。ネクロマンサーが見下ろしているのが見える。ただそれだけ。
「ふぅ。手こずらされたな。所詮、権力者には勝てない」
勝てるはずだった。
「【死者の手】。ヴァーギルぐらいになれば気で感知し、掴まれる前に回避できるけどな。」
私はそれで足を掴まれ、ネクロマンサーの攻撃で今こうなっているのか。
「が、簡単に使えるもんじゃないからあんまり使えないがな」
ネクロマンサーの声が耳に響く。体は機能してるのに立つ。歩く。動く。という機能がしない。喋れる。聞こえる。感じるのにっ。何もできない。
「ナツは負けない」
「死にぞこないで何を言ってるんだ。」
「今回はべちゃくちゃ喋るね」
「気分だよ」
少しでも時間稼いだ。動ける。立てる。
「それで、まだ立つか。が何もできないんじゃないか?」
「さぁどうかな?」
「また強がりか。飽きた。」
「不思議と動けるんだ。あの日から初めてできた仲間の事を考えると。」
「それがいつまで言えるかな?」
これは復讐じゃない。私の一歩なんだ。復讐として倒すんじゃない!
「さぁラストバトルだよっネクロマンサー!」
・・・・・・・・・・・・
「ここは、どこだ?」
普通に動ける。どうやら神の空間だろう。例の家がある。
「久しぶりだな。」
最初に聞いた声は聞きなれない声。
「お前はあの時のっ!」
「ああ、アトゥムというのはバレてるか」
「時の神。なんであの時嘘ついたんだ?」
「まだあの方が君も分かりやすいし、私も下手な方に行かずに済む。怒るのか?ガキみたいに」
あの時は神の権力者など全く知らなかった。なら俺の世界でも、この世界でも使われてる創造神などと言われた方が合点が行くものだ。
「いや、ガキだがワーワー怒りゃしないさ」
「さて、昔話は終わったかい?」
例の家から堕天使がでてくる。
「何驚いているんだい?私の家から私が出てくるのがそんなに不思議かい?」
「いや、別にそういう事はないが」
「まぁ私も、近所の噂話に混ぜてよ」
「あぁ、面白いことでもなんでも聞かせてくれよ」
「はぁ、堕天使、家頼めるか?」
「んー、わかったよ。そこで話そ」
二人の神とそれを従える一人の少年がドアへと向かっていった。
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