屋根裏見たら異世界降臨

ノベルバユーザー198902

28話 謎の敵の力

私は遠距離しかできない。魔法を使うのにも近距離じゃ危ない。


「はぁはぁはぁ」


離れるにも敵はどうやら剣士。なかなか距離を空けさせてもらえない。そして…


「ぐっ」


「回避力。そして見たところ弓を、扱うエルフ。いいねぇ」


剣技。わたしが知ってるハルキよりも、圧倒的に強い。噂通り。


「凍てつく氷よ。冷気よ。敵を凍らせ。」


冷たく。自分の声とは思えないほど冷たく、吐き捨てる。


「【フリーズ】」


メネルの足元から謎の男の足元へ氷が張っていく。


「おっ、油断したな。氷属性使えるのか。」


そう言うと剣で氷を切ろうとするが剣が壊れる。


「ちっ、なかなかの強度だな。この剣じゃ無理だったか。」


そう言うと持っていた剣を投げ捨てると光が現れそれを握るようにする。


「我が剣よ。姿を見せよ【聖剣エクスカリバー】」


「この剣はっ」


噂通り。聞いた情報と同じだ。


「はっ」


声と同時に剣を振り下ろし簡単に足を凍らせていた氷を割る。


「よし、お前連れて行こう。」


そう言うと目の前に現れる。


「えっ!?」


剣の切れる部分じゃないところで殴られる。


私はここで意識が途切れた。


・・・・・・・・・・


「ヴァーギル。くたばったらどうだ?」


「そんな簡単にはくたばらねぇよ」


「そうか。なら」


ヴァーギル、ハルキ。この二人がもう一度、剣を構え直す。


「身体ともに闇を刻め【リミッター解除】」


「なんだその魔法?普通の闇魔法だとそんなのがあるのか。」


どうやら能力だと気づいてないらしい


「そちらがそうなら俺も」


というと背中から漆黒の羽を出す。


「さぁヴァーギル。やろうか。」


ヴァーギルは空で、構え空中から。ハルキは地上で構え。


お互いが、闇の能力者がぶつかる。

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