屋根裏見たら異世界降臨
18話 魔水砂漠へ
「結局寝れなかった。」
気がついたら朝であった。
「ハルキおはよう!」
「メネルおはよう。今日はここ出るぞぉ~。」
大きなあくびをしながら体を起す。
「だね」
と返してくるのはメネル。
「なっちゃん起こすよ?」
「いや。もうちょっと寝かせといてあげて。行ってる間に起きると思うから。」
「分かった!ってどこに行くの?」
「ちょっと散歩にな~!」
「私も行っていい?」
「えっ?いや、そのー。うーん。」
酒場に行く予定だったが多分。きっと多分。大丈夫だろう。
「そのーあんまり、急に飲むなよ?」
「なんの話?」
首を傾げる仕草が愛くるしい。見てるだけでドキって来る。今考えれば美少女二人いるパーティとはいいのか?
「ハルキ?赤いけど大丈夫?」
「どどど、どこが?」
「顔が。また熱でもあるんじゃない?」
やっぱり風邪は1日じゃ治らないか~。とでも言いたそうな顔をする。
「大丈夫だから。」
と言うと玄関に走っていく。
「ちょ、ちょっと待って!」
「あっ。」
「あっ?」
「着替えるの忘れた。」
「おぉぉぉい!」
ピシッという効果音が聞こえた気がした。
外に出ると、一番近くの酒場に入る。朝だが、結構繁盛してるみたいだ。
「俺は酒で、メネルは?」
「私もハルキと同じで!」
げっと心の中でボソッと言う。まぁ忠告しといたし大丈夫だろう。
「あんたらここ出るみたいだがどこ行くんだ?」
いきなり問いかけてきたのは隣に座ってたおじさんだ。
「魔水砂漠だけど」
「あそこならやめときな。」
笑いながら向かう先の否定してくる。
「どういう事だ?」
「まぁまぁ、こういうのは最後まで聞くもんだぜ?」
最近注意された気がする事を言われる。
「別に今のところ魔水砂漠自体に悪い話は聞かねぇが、その道中だ。」
ここから向かうには、集めた情報によると、山を乗り越えた先に砂漠が広がってると聞いてる。
「道中と行ったら山だけだぞ?」
「そこがいい話が聞かねぇんだ」
ただでさえ、恐ろしい顔をさらに恐ろしくして喋ってくる。
「なによりそこに行った奴が帰ってこねぇらしいんだ。」
「で、原因は?」
「それはあるモンスターらしい、噂だがな」
聞いただけでも背筋がゾッとする。
「でそのモンスターと言うのは…」
それと同時にほっぺたを突かれる。そのせいかおじさんが話すのをやめてしまう。
「んっ?」
「ふふっ、ハルキのほっぺた柔らかいなぁ」
とか言いながらほっぺたを何度も突っついてくる。
「はぁ、また酔ったのか。朝っぱらからこんなに酔っちゃて」
「酒に弱いんだなっ!」
「そのくせに飲むんですよねえ~!とりあえず先にすみません!」
「ああ!また、会えたら飲もうぜ」
「はーい!」
お金を払ったあとメネルを抱きかかえ、店を出る。
「…」
抱きかかえたのはいいが柔らかい感触…当たってる当たってる!
「ただいま~♪」
…。返事が来ない。今更だが耳をすましてみても、しーんと静まり返ってる。メネルを抱きながら奥に向かう。
「ナツー?」
「すぴー。すぴー。」
「…。いい加減起きろっ!」
「んっ」
甘い声を出しながら起きてくる。その間にメネルを横にならせ水を持ってくる。
「ナツ起きたか?あとメネル水」
「うん。起きたよ。」
と、目を擦る。
「ほんとに?」
「ほっ本当だよ?」
こっくりこっくりしながら焦った口調で寝てないと弁明をする。
「とりあえずみんな出るぞ~♪」
・・・・・・・・・・・・
アイス街を出て1日。ついに問題の山が見えてきた。寝た時とかは堕天使の神にはあっていたが聞くことを忘れたため、練習をしていた。ちなみに山は何個かあり、一つ一つがでかい。そして何かの大穴が見える、人工的には見えないほどなのになのに穴は不思議なほど大きい。人工的じゃ、ないと無理なほどだ。それなのに、何かが突っかかる。見たことある大きさ、さらに穴に恐怖を覚える。体は覚えてるらしいがそれ以上考えるのを脳が、俺の魂が拒む。あともうちょっとで思い出せそうなのを振り切り、恐怖に屈しる。なにか分からないものに怯える。分からないのに怖い。そんな自分が嫌で嫌で。
「うっ、気持ち悪い」
「ハルどうした?」
「いや、何でもない。大丈夫だ」
そういい、山に入って行く。木がぼうぼうと生えていてそこからツタが垂れている。どうやら古いようだ。
「これは遺跡?」
「結構、大昔に住んでたみたいだね♪」
「僕は初めて見たよ!遺跡なんて見ることなかったし」
遺跡を発見し、少し見てから再び歩き出す。
「なぁ、これ足あとじゃないか?」
「ホントだ。何か引きずられたあともあるね」
「うん。物を運んだみたいだね。」
ナツが喋り終わるのと同時に草むらが、『がさっ』と鳴る。すぐさま振り向くが誰もいない。
「気配がまだする。剣を抜けっ!」
…。……。剣を抜く感覚がない。さっき向いてた方に向き直すとゴブリンが剣を持って逃げていた。
「っ?やばいやばい」
 
あっけらかんとするハルキ
「確かにやばいね」
きょとーんとするメネル
「ってハルとメネル何で追いかけないの?」
後ろ振り向き首を傾げるナツ。
「あ。びっくりしてて追いかけるっていう概念忘れてた」
と言いながら走り出す。
「って忘れるかぁ!」
そこに横から一匹の大型犬。いや大型犬から結晶見たいのが出てるモンスターだ。
「クリスタルドック!?ハルキ!あいつに近接はだめ!私にまかせて」
「ああ!メネルの言うとおりだ!ハル、ナツたちは先に行くよ!」
「なんで近接ダメなんだ?」
ナツを追いかけながら聞く
「あいつの結晶には氷属性が宿っていて、触った場所から徐々に凍っていくという厄介なモンスターだ」
「じゃあメネルは?」
「距離を取りながら結晶が、ない部分を狙って射れば大丈夫なはず!」
「分かった!それよりもゴブリンが見えてきたぞ!」
「やっと追いついたね!何ハルの剣を盗んでるの?」
ゴブリンに向かって何故かキレてるナツがそう言った。
気がついたら朝であった。
「ハルキおはよう!」
「メネルおはよう。今日はここ出るぞぉ~。」
大きなあくびをしながら体を起す。
「だね」
と返してくるのはメネル。
「なっちゃん起こすよ?」
「いや。もうちょっと寝かせといてあげて。行ってる間に起きると思うから。」
「分かった!ってどこに行くの?」
「ちょっと散歩にな~!」
「私も行っていい?」
「えっ?いや、そのー。うーん。」
酒場に行く予定だったが多分。きっと多分。大丈夫だろう。
「そのーあんまり、急に飲むなよ?」
「なんの話?」
首を傾げる仕草が愛くるしい。見てるだけでドキって来る。今考えれば美少女二人いるパーティとはいいのか?
「ハルキ?赤いけど大丈夫?」
「どどど、どこが?」
「顔が。また熱でもあるんじゃない?」
やっぱり風邪は1日じゃ治らないか~。とでも言いたそうな顔をする。
「大丈夫だから。」
と言うと玄関に走っていく。
「ちょ、ちょっと待って!」
「あっ。」
「あっ?」
「着替えるの忘れた。」
「おぉぉぉい!」
ピシッという効果音が聞こえた気がした。
外に出ると、一番近くの酒場に入る。朝だが、結構繁盛してるみたいだ。
「俺は酒で、メネルは?」
「私もハルキと同じで!」
げっと心の中でボソッと言う。まぁ忠告しといたし大丈夫だろう。
「あんたらここ出るみたいだがどこ行くんだ?」
いきなり問いかけてきたのは隣に座ってたおじさんだ。
「魔水砂漠だけど」
「あそこならやめときな。」
笑いながら向かう先の否定してくる。
「どういう事だ?」
「まぁまぁ、こういうのは最後まで聞くもんだぜ?」
最近注意された気がする事を言われる。
「別に今のところ魔水砂漠自体に悪い話は聞かねぇが、その道中だ。」
ここから向かうには、集めた情報によると、山を乗り越えた先に砂漠が広がってると聞いてる。
「道中と行ったら山だけだぞ?」
「そこがいい話が聞かねぇんだ」
ただでさえ、恐ろしい顔をさらに恐ろしくして喋ってくる。
「なによりそこに行った奴が帰ってこねぇらしいんだ。」
「で、原因は?」
「それはあるモンスターらしい、噂だがな」
聞いただけでも背筋がゾッとする。
「でそのモンスターと言うのは…」
それと同時にほっぺたを突かれる。そのせいかおじさんが話すのをやめてしまう。
「んっ?」
「ふふっ、ハルキのほっぺた柔らかいなぁ」
とか言いながらほっぺたを何度も突っついてくる。
「はぁ、また酔ったのか。朝っぱらからこんなに酔っちゃて」
「酒に弱いんだなっ!」
「そのくせに飲むんですよねえ~!とりあえず先にすみません!」
「ああ!また、会えたら飲もうぜ」
「はーい!」
お金を払ったあとメネルを抱きかかえ、店を出る。
「…」
抱きかかえたのはいいが柔らかい感触…当たってる当たってる!
「ただいま~♪」
…。返事が来ない。今更だが耳をすましてみても、しーんと静まり返ってる。メネルを抱きながら奥に向かう。
「ナツー?」
「すぴー。すぴー。」
「…。いい加減起きろっ!」
「んっ」
甘い声を出しながら起きてくる。その間にメネルを横にならせ水を持ってくる。
「ナツ起きたか?あとメネル水」
「うん。起きたよ。」
と、目を擦る。
「ほんとに?」
「ほっ本当だよ?」
こっくりこっくりしながら焦った口調で寝てないと弁明をする。
「とりあえずみんな出るぞ~♪」
・・・・・・・・・・・・
アイス街を出て1日。ついに問題の山が見えてきた。寝た時とかは堕天使の神にはあっていたが聞くことを忘れたため、練習をしていた。ちなみに山は何個かあり、一つ一つがでかい。そして何かの大穴が見える、人工的には見えないほどなのになのに穴は不思議なほど大きい。人工的じゃ、ないと無理なほどだ。それなのに、何かが突っかかる。見たことある大きさ、さらに穴に恐怖を覚える。体は覚えてるらしいがそれ以上考えるのを脳が、俺の魂が拒む。あともうちょっとで思い出せそうなのを振り切り、恐怖に屈しる。なにか分からないものに怯える。分からないのに怖い。そんな自分が嫌で嫌で。
「うっ、気持ち悪い」
「ハルどうした?」
「いや、何でもない。大丈夫だ」
そういい、山に入って行く。木がぼうぼうと生えていてそこからツタが垂れている。どうやら古いようだ。
「これは遺跡?」
「結構、大昔に住んでたみたいだね♪」
「僕は初めて見たよ!遺跡なんて見ることなかったし」
遺跡を発見し、少し見てから再び歩き出す。
「なぁ、これ足あとじゃないか?」
「ホントだ。何か引きずられたあともあるね」
「うん。物を運んだみたいだね。」
ナツが喋り終わるのと同時に草むらが、『がさっ』と鳴る。すぐさま振り向くが誰もいない。
「気配がまだする。剣を抜けっ!」
…。……。剣を抜く感覚がない。さっき向いてた方に向き直すとゴブリンが剣を持って逃げていた。
「っ?やばいやばい」
 
あっけらかんとするハルキ
「確かにやばいね」
きょとーんとするメネル
「ってハルとメネル何で追いかけないの?」
後ろ振り向き首を傾げるナツ。
「あ。びっくりしてて追いかけるっていう概念忘れてた」
と言いながら走り出す。
「って忘れるかぁ!」
そこに横から一匹の大型犬。いや大型犬から結晶見たいのが出てるモンスターだ。
「クリスタルドック!?ハルキ!あいつに近接はだめ!私にまかせて」
「ああ!メネルの言うとおりだ!ハル、ナツたちは先に行くよ!」
「なんで近接ダメなんだ?」
ナツを追いかけながら聞く
「あいつの結晶には氷属性が宿っていて、触った場所から徐々に凍っていくという厄介なモンスターだ」
「じゃあメネルは?」
「距離を取りながら結晶が、ない部分を狙って射れば大丈夫なはず!」
「分かった!それよりもゴブリンが見えてきたぞ!」
「やっと追いついたね!何ハルの剣を盗んでるの?」
ゴブリンに向かって何故かキレてるナツがそう言った。
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