異世界を8世界ほど救ってくれって頼まれました。~本音で進む英雄譚~(仮)
0-1 お断りします!
禿のじいさんが言うには、世界は色々な神様が作っていて地球もその一つだそうだ。
ただ、地球とじいさん達の世界は規格が違うらしいが、よく分からなかった。
そして目の前にいる人達は全員神様とのこと。
んで、俺を呼び出したのは八人の神様が作ったそれぞれの世界を救って欲しいそうだ。
何故俺なのか?
それも含めてここからが本題。
元々九つの世界だったらしいんだけど、ある世界の神様が、自分のところの世界が一番良いと言い始め、他の神様がそんな事は無い、それぞれの世界にも良いところはあると口論になった末、他の世界は壊してやる!と、自分の世界に引きこもってしまい、八つの世界にちょっかいを出し始めたそうだ。
神様はそれぞれの世界に干渉はできないんだけど、引きこもり神(仮)が取ったちょっかいは「別世界の人間や魔物を各世界に送り込んでくちゃくちゃにする」というものだった。子供か。
九人の神様が作った世界は互いに不可侵で、本来そういったことはできないそうだが、俺が居た地球のようにまったく別ベクトルの世界の住人は送り込めるそうで、召喚しまくって、戦争とか引き起こしているらしい。ご都合主義にも程がある。
地球のほかにも何個かそういう別ベクトルの世界があるとか何とか・・・。
まあそういうわけで呼ばれたのが俺、というわけだ。
「でも、他にもいるでしょうよ、それこそ自衛隊とか引っ張ってきたらどうです?」
「あまり大規模な召喚をすると空間に歪みができちまうんだよ。地球そのものの因果を消し飛ばしてしまうわけにはいかないからねえ」
ははは、と金髪のお姉さんが笑う。
「それにしたって、俺一人は・・」
「一応、君以外にも召喚しておる。君で253人目じゃ!」
「マジかよ!?意外に頑張ってんな!」
「でも誰も助けてはくれないのよねえ」
『まあそりゃそうでしょ・・・だいたい説明が下手なのよ・・』
赤い髪の女の子が呆れた声で言う。
「断ることもできるんだ?」
「まあそうじゃのう、無理は言えんし」
「仮に助けたとして何か特典はあるのかな。行けって言われても、見返りが無ければ誰もやんないでしょうよ」
「一応、何でも好きな願いを叶えてやろう、という事にしている。ただ、命に関わることもあるから何とも言えないけどな」
さっき魔法を使ったゼアトという男がやっぱり笑う。
「死ぬこともあるのかよ!?そりゃ誰もやらないだろ!!バカ正直に話してどうすんだ!?」
「その通りなんじゃが、ほら、あれじゃよ『神様嘘つけない』」
「『インディアン嘘つかない』みたいな言い方をするな!?まあそりゃ誰もやりたがらんわ・・・」
「本当にどんな願いでも叶えてやるんだがなあ。ハーレムとか?」
「欲望に忠実過ぎるだろう・・・どんな願いでもってのは惹かれるが、成功するとは限らないからな。命は惜しいよ」
「じゃあ君も・・・」
「フッ・・もちろん」
「お断りします!」
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「は!?」
飛び起きる。
ここは・・・自宅のベッドの上だ・・夢だったのか?
「はー、疲れてんのかな。今何時だ・・?まだ19時か・・ゲームでもするか・・」
デウスファンタジーをやるため、本体の電源を入れる。
「あれ、コントローラーが無い?」
辺りを見てもどこにもない。ワイヤレスが主流の昨今とはいえ、部屋から持ち出さないので失くすわけがないのだが・・・・。
「あ!」
ここで思い出す。あの真っ白い空間で、俺は、コントローラーを握っていたことを。
そして話している途中、それを床に置いたことを・・・・。
「夢じゃ・・無かったのか・・・」
それはそれとして、このままだとゲームができない。
「ちょっとおおおお!神様!?コントローラー返してくださいよーーーー!」
ただ、地球とじいさん達の世界は規格が違うらしいが、よく分からなかった。
そして目の前にいる人達は全員神様とのこと。
んで、俺を呼び出したのは八人の神様が作ったそれぞれの世界を救って欲しいそうだ。
何故俺なのか?
それも含めてここからが本題。
元々九つの世界だったらしいんだけど、ある世界の神様が、自分のところの世界が一番良いと言い始め、他の神様がそんな事は無い、それぞれの世界にも良いところはあると口論になった末、他の世界は壊してやる!と、自分の世界に引きこもってしまい、八つの世界にちょっかいを出し始めたそうだ。
神様はそれぞれの世界に干渉はできないんだけど、引きこもり神(仮)が取ったちょっかいは「別世界の人間や魔物を各世界に送り込んでくちゃくちゃにする」というものだった。子供か。
九人の神様が作った世界は互いに不可侵で、本来そういったことはできないそうだが、俺が居た地球のようにまったく別ベクトルの世界の住人は送り込めるそうで、召喚しまくって、戦争とか引き起こしているらしい。ご都合主義にも程がある。
地球のほかにも何個かそういう別ベクトルの世界があるとか何とか・・・。
まあそういうわけで呼ばれたのが俺、というわけだ。
「でも、他にもいるでしょうよ、それこそ自衛隊とか引っ張ってきたらどうです?」
「あまり大規模な召喚をすると空間に歪みができちまうんだよ。地球そのものの因果を消し飛ばしてしまうわけにはいかないからねえ」
ははは、と金髪のお姉さんが笑う。
「それにしたって、俺一人は・・」
「一応、君以外にも召喚しておる。君で253人目じゃ!」
「マジかよ!?意外に頑張ってんな!」
「でも誰も助けてはくれないのよねえ」
『まあそりゃそうでしょ・・・だいたい説明が下手なのよ・・』
赤い髪の女の子が呆れた声で言う。
「断ることもできるんだ?」
「まあそうじゃのう、無理は言えんし」
「仮に助けたとして何か特典はあるのかな。行けって言われても、見返りが無ければ誰もやんないでしょうよ」
「一応、何でも好きな願いを叶えてやろう、という事にしている。ただ、命に関わることもあるから何とも言えないけどな」
さっき魔法を使ったゼアトという男がやっぱり笑う。
「死ぬこともあるのかよ!?そりゃ誰もやらないだろ!!バカ正直に話してどうすんだ!?」
「その通りなんじゃが、ほら、あれじゃよ『神様嘘つけない』」
「『インディアン嘘つかない』みたいな言い方をするな!?まあそりゃ誰もやりたがらんわ・・・」
「本当にどんな願いでも叶えてやるんだがなあ。ハーレムとか?」
「欲望に忠実過ぎるだろう・・・どんな願いでもってのは惹かれるが、成功するとは限らないからな。命は惜しいよ」
「じゃあ君も・・・」
「フッ・・もちろん」
「お断りします!」
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「は!?」
飛び起きる。
ここは・・・自宅のベッドの上だ・・夢だったのか?
「はー、疲れてんのかな。今何時だ・・?まだ19時か・・ゲームでもするか・・」
デウスファンタジーをやるため、本体の電源を入れる。
「あれ、コントローラーが無い?」
辺りを見てもどこにもない。ワイヤレスが主流の昨今とはいえ、部屋から持ち出さないので失くすわけがないのだが・・・・。
「あ!」
ここで思い出す。あの真っ白い空間で、俺は、コントローラーを握っていたことを。
そして話している途中、それを床に置いたことを・・・・。
「夢じゃ・・無かったのか・・・」
それはそれとして、このままだとゲームができない。
「ちょっとおおおお!神様!?コントローラー返してくださいよーーーー!」
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