異世界に転生した僕は今宵も腕を磨く

美鈴

成長

「うっし!もうちょい頑張りますか…とモンスターモンスターっと……っえ?」

時連が、視線の先に捉えた魔物とは。

ビリビリ  パチッ 

「な…なんだ?なんなんだ?あれは……雷を纏っている?」

その魔物は雷を纏っていて、尻尾の形が雷型だ。

「いま、背を向けてるからいまのうちn「ウォォォォーーン」しまった!気づかれた!」

逃げようとした矢先、こちらを振り向き時連を発見した。体を見てもわかってはいたが確信した

「……あいつはウルフか、雷を纏っているから、イナズマウルフってとこか……」

一応見てみることにした。



イナズマウルフ 
Lv13




「つぇぇな…自分のステータスを確に…やっべきてる!せめてレベルだけ!!」



大野 時連
Lv26



おっけ!
なかなか成長してんじゃん!

ここで時連は、あるミスを犯した。
自分のレベルを見た時に……だ


「ガルルルルルルル!」

「おっといけねぇ、目を話しちまってたな
よっしゃこい!」

そう、目的が変わっている。
【逃げる】から【戦う】に、
それが示すことはひとつ。
油断しているのだ。完全にイナズマウルフを下に見ている。

相手の、自分のLvしか見ていないのに

「ガゥゥゥ!」
「よっしゃこい!」

ガキン

「ガルルル」
「か、間一髪…」

イナズマウルフの歯の間に剣が挟まっている
ぎりぎりそれで受け止めているようだ

ギチギチ
バキン

イナズマウルフの前歯が折れた。

「おっとと、危ねぇなぁ」
「ガルル……バウッ」

バチバチッ
ゴロゴロゴロッ!!

ビクッ
「うおっ、なんだなんだ?!……ほほう、あれは【雷鳴】というのか、てかスキル名がわかった?あ、これもあの人のおかげか…でもあの人魔法って……あの人とことん抜けてんな。」

ピカッ
バリバリバリッ

「あぐっぇ……な、なにが…おごっだん…だ……?」

ふと空を見上げる、そこには真っ黒な雲が時連の真上にあった。

「【落雷】…か、これは魔法なのか…油断してたなこりゃ……だっ、めだな…しっかりしないと…」
「ガウッ?」

驚いてるな…そりゃそうか、あんな雷に打たれて生き残ってる方がすげぇわ。

てこたぁ、俺すごくね?すごいよね、いえ〜い、ってこんなことしてる場合じゃねえ

「はぁ…よいっ…しょ!次はこっちから行くぞ…気ぃ抜かずに。」

「ファイヤーアロー」

ヒュン

「ガルっ」

華麗なステップで避けやがった……ならこれはどうだ?!

「くらいやがれっ!……紅蓮の火柱!」

4つの火柱がイナズマウルフを正方形に囲んだ。

パチン

指を鳴らした途端火柱が一瞬で重なった。
イナズマウルフもろとも

「キャゥゥゥン!!」
「よっしゃ!やったか?!」

フラグである、完全なフラグである。
火柱から出てきたのは多少毛が焦げているイナズマウルフだった。

「まじかよっ!…なに!【防御結界】だと?」
「ワフッ」

そうだ!と言わんばかりに声を上げるイナズマウルフ

「グルルル……バウバウバウ!」
「…【雷走】か、どんな攻撃d…「バウ」」

一瞬にして吹き飛ばされた時連は何が起こったかわからなかった。
分かったことは1つ、雷走はとてつもなく速い。
時連の目では捕えられなかった。

「かはっ…」

時連は中腰の体型で、下を向いている。
自分がたっているところには血溜まりが出来ていた。

「やば…い……短期決戦にしないと…負ける…」

残りの魔力は沢山あるだろう…そのため、時連は残りの魔力で使える最大級の魔法を打つことにした。

「闇属性上級魔法!【闇刻】」



※闇刻

闇刻とは、一瞬にして相手の視覚を奪い
空間諸共切り裂くという技でその威力は使い手の魔力によって変わる




ドサ

綺麗に首が落ちた。
その顔は目が潰れており、口が空いたままだ

時連はイナズマウルフとともに倒れた魔力が切れたのだ。
このままでは危ない…そんな時1人の女性が現れた

「…む?こんな所で人が、って!イナズマウルフじゃないか!こいつを倒したのか…?じゃない。ひとまず治療が先だ。」









スキル【error】を獲得しました。












鈴です。この度はこの作品をご鑑賞いただきありがとうございます。


このお話では、時連がバリバリ魔法を使う回でしたね。
そして、時連を助けてくれた人は誰なのでしょうか?

「続きが気になる!」  「そのキャラ誰だ?!」

などと思いましたら、
ブックマーク、高評価、感想よろしくお願いします

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