徒然なるままに

嘉禄(かろく)

The gear which stopped



『時よ止まれ 汝は美しい』


目の前に 二度と動くことの無い大時計が一つ

核にはかつて愛した人が眠っている

何にも染まらぬ白髪
白磁の肌
閉じられた瞳は鮮血のような赤
ともすれば啄んでしまいそうな赤い
それでいて薄い唇

そう 彼はアルビノだ
私が守ってきた そしてこれからも護るべき者


「…その美しさを、永遠にここに留めよう」


彼の眠りと引き換えに-



「徒然なるままに」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「その他」の人気作品

コメント

コメントを書く