徒然なるままに
It is sometimes cruel to be destined
運命の番は、個人差はあるものの一目見れば分かるとされている。
陸と凪くんの場合は陸だけが分かっていたけれど、基本はお互いに分かる事例が多い。
それは俺も…いえ、俺達も例外ではなかったようだ。
こんなはずじゃなかったのに、と後悔してももう遅い。
一目見て、互いに分かってしまった。
『…貴方が、俺の?』
驚きに目を瞠ったあの子の目が…いえ、全てが忘れられない。
「…運命とは、番とは…恐ろしいものね」
徒然なるままに
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