感じるのは快楽だけ

白鹿

暗闇の中で感じる快楽

ん…



目の前が真っ黒だ。

額に何か当たっている感覚がする。布だろうか。

触れてようと手を伸ばした。

が、手を拘束されているようで動かせない。




そこまで寝起きの頭で考えていたが、冷静に考えてみるとどういう状況だ?


壁に背を預けて座っていて、視界を遮られている上、手を拘束されているため身動きが取れない。


なぜ俺はこんなところにいるのだろう。

記憶を辿ろうとしても思い出せない。



だんだんと恐怖が募って行く。

今から何が起こるのだろう?


こうゆう時に何をすれば良いのかわからない。

喉が渇き、自分の喉からヒューと小さな音が漏れた。

首から肩にかけてジンと熱を持ち冷や汗が垂れる。





ふと、自分の右前方に人の気配を感じた。

だが物音は一切ない。気のせいなのだろうか。

だんだん動悸が激しくなっていく。

呼吸が浅くなり息を吸うように意識する。




その刹那、頰に暖かさを感じた。

驚きと恐怖で体をビクつかせた。



その暖かなものがだんだんと下に進んでいく。

顎に触れたと思うと下を向いていた顔を上げさせられた。

その時、確かに人の体温の暖かさなものは手なのだと理解した。


恐怖で震え、思わずその手から逃げるように顔を背けた。


だが、その手は俺の服を脱がし始めた。



頭が回らない。

どうすればいい?


声が出ない。



恐怖で身動きを取れない間も、首元から服のボタンを順に外されて行く。


その間も相手は一言も言葉を発しない。

男か女かもわからず、何をしようとしているのかもわからない。



ボタンを全部外したのか、前をはだけさせられる。




手がお腹に触れる。

肌の感触を確かめるように撫で手がだんだんと上を上がってくる。

その手から逃れようと思っても、後ろに壁があり下がれない。



「うっ…」



急に乳首を摘まれた。

思わず掠れた声が漏れた。



俺に何をしようとゆうのか。

暴力でも振るわれるのだろうか。


だが、相手の目的がわからない。



乳首をこねるように、感覚を楽しむように触られる。


「ふっ…ぅ」


息が漏れる。

執着に触られ続け、腹部の上の方がジンと熱くなってゆく。
 


恐怖の中に気付きたくない感情が湧いてくる。




ふと、手が離れる。

カチャカチャと下腹部のあたりで音がする。

ベルトが外されているようだ。

流石にこれは何をされるのか、わかってしまった。




「やっ…ゃ、めて」




相手に懇願する。

だが、手は止まらない。


下着に手がかかる。



「やだっ」



大きな声が出る。


と同時に、緩やかに立ち上がった局部が顔を出した。




空気にさらされ急に寒く感じる。


見られている感覚を感じ頬が赤くなる。



「や…みるなっ」



恥ずかしさで目が潤む。


思わず手で隠そうとして、動かそうとしたが拘束具で肌が擦れて痛いだけだった。



局部が温かい手に包まれる。



「んっ…」



手が上下に、緩やかに動かされる。


目隠しをされているせいか、手の感触に敏感になってしまっている。


息が上がる。

下腹部が熱くなる。


もう、恐怖は感じていない。

何も考えられない。




乳首と同時に触られつずけ、腰のあたりにゾクゾクとした快感が広がる。






きもちいい…






その時、局部の先端を指の爪で押され。、乳首を思いっきり引っ張られた。



「やっ、イ゛っ」



その瞬間真っ暗だった視界が真っ白になった。

腰から背中にかけてゾクッと気持ちのいい感覚が流れる。

ビクビクと体を震わす。

局部からドロッとした液が勢いよく飛び出し、達した。



急に体が重くなり、意識が薄れてくる。


これからどうなるのだろう…




意識が途絶えた。

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コメント

  • ノベルバー姉です

    読んでみると、最高でした。快楽のストーリー良いですね。

    1
  • 天宮ソルト

    やば。

    6
  • はなこ様

    続きが気になるw

    7
  • りぃー[Riina]

    続きが気になる

    16
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