嫌悪感マックスな青春~マジでお前ら近づくな~

黒虱十航

遭遇LV2

正直あいつの言ってることの意味が分からなかった。恋が、奥深すぎるほどのミニゲーム。あいつはそう言ったがそもそもあいつは俺よりも世界を極めきっていないのだ。そんな奴の言葉なんか聞く必要も無い。それこそ負け惜しみだ。俺は、そんな奴の言葉を聞かない。俺は自分と同レベルに世界をやりこんだ奴以外の言葉を信じたりはしない。けれど、けれどあいつの言葉がまがいも無く真実である事は確かだった。だからこそ少しだけ心の中で考えてしまっていた。恋。それは何なのだろうか。よく、恋は気の迷い、心の病だなんていったりする。それに従えば恋をしないことが健康だといえるしラブコメなんかうざったいだけだ。それこそ辛いだなんて言われて泣きつかれたら生活に支障が生じる。俺的に考えてそれは嫌だ。人の感情はプラスであれマイナスであれ醜い。今まではマイナスを避けるために過ごしたが恋というのはマイナスはもとよりプラスの感情も常に回避しなければならない。そんな不安定な要素、壊してしまったほうが良いに決まっている。なにより程度の低い人間に恋をするほどやわじゃない。


そこまで証明する事はとても容易かった。けれどそこまで行くとどうしても思考にブレーキが掛かってしまうのだ。恋とは何なのか、その合理性の欠如を馬鹿でも分かるように証明しようとするとどうしてもこの時点で歯止めが掛かってしまうし簡単に証明しなくてもどうしてもここで行き詰る。結局的にこの先を計算することが出来ないのだ。俺の思考能力じゃまだ足りない。自分の力が明らかに足りていないということだ。神と評せる得意的な4つの感覚。それを得て、たたき上げの思考回路を全開までめぐらせてそれでもまだ答えを出すことが出来ない。全く訳の分からん女だ。何であいつはあそこまで自分に自身をもっているのかも俺には理解しがたい。あの程度で自信を持てるあいつがうらやましい。この世界の全ては俺より下だ。誰も俺に敵う人間はいない。それは仕事とか目立つ部分も目立たない部分も全てだ。文章力だって多分良い線行くと思う。それが売れるかは別だけど売れるかどうかと面白さは別。自分で自分の書いたのを読み上げるとかちょっと嫌だけどそれでも面白いとは思う。すべてにおいて俺は勝っていて逆にこんな腐りきった世界はどんなに人間をかき集めようと俺に勝つことは出来ない。俺雅別に天才だといっているわけじゃないんだ。ただ、この世界は俺よりも強キャラの奴でさえ俺に勝てていない。それがあまりにも腹立たしいのだ。そんなことを考えながらいつの間にか家についていた。


自宅について鍵をあけるが家には誰もいなかった。実際はそろそろ母さんも帰ってくることなのでいると思うが何せ最近は忙しい。何が忙しいって小説もだけれど何より今日は、帰ってくる。俺の弟。この3年で変わった出来事の一つだ。ちょっと前に母さんが生んで本当は病院に居ろっていわれたんだけど忙しいからって退院して弟だけ病院においていた。何か体調が悪かったらしく時間が掛かったんだが今日くるらしい。と、いうのも家に行くまでの間に電話で知らされたんだけど。ていうか、入院しろっていわれてるのにネタ探しの旅に出てるとか馬鹿すぎだろ母さん。まあ、そんな母さんの事は置いておいてとりあえず弟のことも置いておいて父さんと春が帰ってきていないのが不思議だ。が、多分急な仕事が入ったんだろうな、ぐらいで父さんの問題は解決できるし春も俺が、遅いって聞いて遊んでるんだろう。勿論おにごっことかそういうので遊んでるわけじゃないけど。とりあえず自分の部屋に直行して制服を脱いでばたりとベッドに倒れこむ。正直気疲れがすごい。何が疲れたってあいつとの会話もそうだけど今日は横暴な誉田先生のせいで渾身の作文は道具として利用されたし学級委員になってしまったしあの、学級委員のもう一人の奴、名前は覚えてないけどあいつをみていると昔を思い出しそうになる。だから、それがものすごく疲れた。


そんなことを考えているとふと、作文も理不尽なことに書き直しになっていることに気がついた。それについてはまあ、多分明日までじゃないだろうけどやりたくない事はさっさと終わらせる。それが人生の定石である。と、思ったのだがどう考えても先生が話していたことを考えるに無いよう自体は問題が無いということだ。俺が書き直す必要も無い。むしろ書き直した場合俺は悪に屈することになってしまうのではないのだろうか?俺はジャスティス。神である。なので今はNEKOMIとしてゲームをすることのほうが優先である。早めにしないとKAMOに抜かれてしまう。俺がナンバーワンじゃなければならないしさっさと勝ち進んでしまおう。ということで今日も活き活きレートにもぐるぜ。


結局今日もKAMOと差をつけることが出来なかった。最後に1勝負、と思ってラストのレート戦を始めようとして新しい対戦相手とマッチングされた時。俺は正直言って驚いた。相手がKAMOだったのだ。いや、それだけじゃない。そいつの動きをみて俺は、見た事がある気がするとそう思ったのだ。まあ、それはいい。俺の主観よりもこいつに勝てばKAMOを抜かすことが出来るだ。一部で噂されたことだが、俺とKAMO、どちらともレート1位なのだがKAMOの方が運がよく弱小プレイヤーばかりを相手にしてきていて実際は俺の方が強いといわれていたのだ。それについては俺も信じていた。俺が誰かに負けているはずが無いのだ。だから当然、勝っているものだと思っていた。だからこそ真っ向からぶっ潰してやれば俺の強さが証明できるだろうと思ってたし相手もビビって後手に回って来るだろうと思っていた。だが、そんな予想は明らかに裏切られた。何のためらいも無くばこばこと攻撃をしてくる。容赦が無い。俺は回避行動をz年力でしているのでダメージは未だゼロなのだがそれでも明らかに俺が後手に回っていた。やばい、まじでやばい。これは本気でやばい。集中力を全開にして回避して一旦距離をおきリスタート状態にする。けれど相手は退く気は無く攻撃態勢をとっている。だが正直思う。これは明らかに精神状態の悪いプレイヤーの行動だ。まあ、俺がびびるレベルには神経のある行動だし相当な技術があるのも事実だ。でも、いらだっているプレイヤーのような攻撃態勢をとっている。そしてその相手の勢いにやられてしまいそうになる。ごくり、と息を呑む。
「お兄ちゃん?」
「黙ってろ。今マジでやばい」
これは、本気でやるしかない。俺だってさっきからイラついてるんだ。こいつのイライラなんか知ってたまるか。ぶっ潰してやる。


KAMOのプレイスタイルをみるに明らかな脳筋プレイヤーだった。回避を計算に入れず隙が0.1フレームも無い美しい攻撃だ。それに比べ俺は回避を計算に入れている分コンボが甘いのは事実だ。それもまあ、俺とKAMOで比べたらと言うだけのことである。他のプレイヤーは眼中に無い。だが、その油断が命取りだった。


今、一気にコンボがはまって大ダメージを受けてしまった。半分削られた。そこで俺が回避したがこれはやばい。0.05フレーム以下のスピードで回避しないと本気で終わる。俺の額から汗が滴る。その瞬間、KAMOが攻撃を仕掛けてきた。本来ならばピンチな所だが俺は視界に頼らず感覚でプレイしている。むしろ不意打ちみたいなアタックだったせいでこちらとしても罠をはめやすく一気にダメージを食らわせることに成功した。でも、KAMOは体勢を整えて攻撃してくる。だがそれも冷静に回避する。流石に回避からのカウンターが何度も通じるわけも無くお互いにHPが同じ位になりリスタート状態になった。

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