嫌悪感マックスな青春~マジでお前ら近づくな~

黒虱十航

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学級委員は何かよく分からないが決まったのでいいのだがというか何故俺なんだ?感が教室にあふれているのは何でなんでしょうね。あれ?これってもしかしてこいつ誰?感のほうでしたかね。元リア充の俺の名が泣くぞ、お前ら。俺無茶苦茶すごいからな。くっそ・・・俺の中学時代を知っているのが先生だけという点が惜しまれる。むしろ先生は知らなくてよかったんだけどね。きわどいこともしましたよ。生徒会長戦についてはほんとに反省してます。
と、いうニュアンスを織り交ぜて先生を睨んでおく。睨む必要あるのかとか言わない。何となく睨んどきたい気分なんだよ。ま、それは完全においておいてもいいか。それよりもさっさと司会進行して別の委員会も決めてしまわないとな。そうしないとこの冷たい空気には耐えられない。何が辛いって昨日の段階でグループを作り上げたらしいうちのクラスの中心人物鹿渡修しかわたししゅうの取り巻きが無茶苦茶めんどくさそうな態度をとっているからだ。それでも鹿渡は結構真面目に取り組んでくれているので文句が言えずに歯がゆい。とはいえそれは俺もやった手口なので止むを得ない。それにしてももう一人の学級委員の奴、自分で手を挙げたわりに全然喋らねぇな。全く、希望したんだったらちゃんとやって欲しいもんだ。それにしても希望という言葉のポジティブ語感は異常。さて、そーでなくてさっさと決めるか。
「えー、じゃあ次に生活委員?を決めます。何をやるかは先生から説明があります」
「誰かがやると言った。それも自分でしたまえ。それが運命を選択した君の義」
「ちょっと待ってください。俺は希望してなったわけじゃないんですよ。働きたくない人間に働けというのは残酷なことなんです。ですから、それぐらいやってください。働きたくない、やる気の無い奴には仕事を任せずやる気のある奴に全部仕事を放り投げてしまうのが世界のジャスティスです」
「何を言っているんだね君は・・・・。まあいい。そこまで言うのならやってやってもよかろう。生活委員というのは端的に言えば制服のチェックとかだな。生徒指導は形式上、森山先生なんだが何だかんだで私が生徒指導をやることになっていてな。私の元で働くのが仕事内容だ。」
誉田先生が話す間、俺は少し休む。久しぶりのリア充モードだし何年も積み重ねた分そこまで感覚が鈍ってはいないとはいえ疲れてしまうのも確かである。何よりリア充という生物が面倒臭い。ほら、俺の笑顔をみて鹿渡の取り巻きが威嚇してるよ。鹿渡は別だけどその取り巻きは大抵俺より下なので威嚇するのも無理は無い。あ、嘘言いました。鹿渡の隣にいる東浪見鈴とらみすずとかいう奴は怖い。あれはもう明らかに獣だ。ビーストだ。動物園より動物してる。怖いな。
「てことでやりたい人。」
募集して真面目そうな少年少女が手を挙げる。おお、中々協力的ではないか。いいぞいいぞ。俺の仕事が鰻登りで減っていく。だが、人が多いと逆に困るわけでじゃんけんではなく投票で決めるせいで俺はさらに面倒な目にあっている。それをやっている間さえ隣の少女は喋らない。一応同学年の生徒の名前は網羅している為俺は、彼女の名前も知っている。だがどういう人間なのか、ということはよく分からない。名前だけなら分かっている。彼女の名前は、八街町やちまたまち。彼女について詳しく知るわけではないのだがそれにしても働いて欲しい。専業主夫志望の俺としてはこんな役割分担とかいらないスキルを身につける必要ないんですけど。非常にだるい感情を何とか押さえつけて笑顔を貫き、票数を数える。ただ、それぐらいはやってくれるようで黒板に書いていってくれる。あら、しかも無茶苦茶早く数え終わってる。正しいし。俺はどんどん名前を言っていき挙手させる。全員が終わったところで結果発表。人気が高かった2名の名前を読み上げて次の委員会の募集に入る。とはいえそこまで多くは無いのでちゃちゃっと済ませてしまう。


やがて全委員会の募集が終わり俺は自分の席に戻る。すると誉田先生が話し始まる。やっぱり毎度毎度の定番を話す気は無いようで馬鹿じゃないの?みたいな言葉を発し始まる。それだけじゃない。どうにも意識が八街のほうに向いてしまう。いや、別に何か理由があるわけじゃないんですけどね。ただ、なんとなく、何となくって話なんですけどね。ただ、言葉を発しない。という感じが何か不思議だった。昔に出会った奴にもそんな奴がいたような気がする。まあ、こいつと似て非なる感じだけど。そんなことを考えていると話が終わったようでそこからもどんどん授業が終わりいつの間にか昼休みになった。大抵、受験をやっている場合高校1年の範囲なんて終わらせているのが普通なわけでそれは俺にも言えること。全くもってつまらないレベルで頭に入っているので簡単簡単。暗記系はまあOKだけどな。何か数学がちょっと難ありな部分もあるけれど。計算は得意なんだけどな。公式だって理解できているし。なのにちょっと点数が悪い。理由は自覚してるからいいんだけど。というわけで昼休みになったんだけど昼は食べない主義なので教室から出て人気の無いところでゲームを始める。プレイホームミニマム。通称PHMを取り出してやるのは勿論キララである。ライデイ?ああ、あれは前はPHMでも出来たんだけどスペックが上がっちゃったこともあって出来ないんだ。なのでちょっと前に発売されたキララ・ザ・ゲームをやっている。ネット対戦とかもあって基本格ゲーのRPGであるこのゲームに俺がはまるはずも無くやりこみまくっている。そのせいで何十週もしちゃったんでやることがなくなってきたけどな。それでもベナの可愛さをみているだけで癒されるんだけどね。だがまあ、今日だけは特別。アップデートで少し前に増えたエピソードを攻略中なので気を抜いていられない。今だけは俺の時間。誰の邪魔も許しはしない。これぞ世界の・・・これもしつこいな。


それにしてもまずい。あの東浪見とか言うやつに目をつけられた。まだ情報は入手できていないが今後入手しないと主に俺の学校生活が危ない。まあ、ゲームという世界で神ならばそれでいいんだけどね。まあ、それも1位じゃねえし油断できない。それはどうでもいい。そうじゃなくてどうやったら仕事をサボれるかだそうじゃない。何を言い出してるんだ?俺。そーでなくて本気で言えばそれも間違ってないんだけどそれよりも問題はペナルティの問題だ。誉田先生のことだ。端的な図書室の整理なんてさせてはくれないだろう。

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