嫌悪感マックスな青春~マジでお前ら近づくな~

黒虱十航

学級委員

職員室から出て教室に向かう。まあ、まだ放課後まで時間があるしこっちからも電話できるから問題ないんですよ。先生にばれなければ今日は良いって言ってくれると思ってたんですけどね。まあ、しょうがない。今回の件に関しては何故俺がペナルティーをくらってるのか分からんのだがでも権力には逆らえない。権力に逆らえないとかマジで世界は残酷だ。っく、これが世界の定めなのかっ。という茶番はおいておく。それで、だ。何でリア充って学校に早く来るの?・・・いや、俺も実際昔は早く行ってたしそういうグループに属してたから理由は分かるんですよ。でもやっぱり言いたくなるなぁって言う感じ?大抵の学校がそうなのだがうちの学校もスマホ含め携帯電話の所持が許されている。故に俺には暇を潰すことが出来るのだっ。


アニメ。この数年間で俺がどはまりしたのはこれである。この数年で大きく変わったのはアニメにのめりこんだっていう点であろう。まあ他にもあげるべき点がいくらでもあるのだけれど。その理由としてあげられるのはやはり、暇になったからだ。中学3年の時にこのまちに引っ越して来てそこそこいいところの中学に入学して。それからも勉強はやり続けていたのだがそれはもうルーティンワークレベルでやっていた為に、無茶苦茶暇なわけだ。そこでゲームにアニメとのめりこみライデイのレート対戦では技術向上に力を尽くしアニメではより好きなアニメの人気投票には必ず参加しさらにそこから派生したアプリ、コラボしているアプリなどは必ずスマホに入れている。特に好きなアニメが「キララ」というアニメである。なんと言ってもキャラのすべてが星の名前で出来ているだけでなく星についての知識もしっかりとしているのである。そして何より豪華な声優陣。これがほんとに神で有名声優は何人もやっているだけでなくヒロインの中の数人はほとんど無名の声優だ。それなのにも関わらず緊張の色すらなくきれいに演じていて無名なわりに無茶苦茶上手いと評判である、その中でも俺の推しているキャラは、全体の平均的な人気こそ無茶苦茶少ないものの声もキャラ設定も素晴らしい。俺的にはマジで大好きなキャラである。その名もベネトナシュ。通称ベナだ。声優はまだ学生だとかでメディア露出はゼロで、この作品が初作品らしいのだがそれがもう素晴らしい。社会人になった暁には絶対にサイン会を開いて欲しい。泣く演技がとても上手いしほんとにもう・・。
閑話休題である。よし、ちょっとヒートアップしすぎた。ここはキララのドラマCDの録音を聴きながらキララの文庫版を読むとしよう。ああ、キララとベナのことを考えていたらマジで癒されて嫌なことをわすれられた。あ、・・・人気投票第2回ってもうそろそろだったか?個人的には前回の総投票数100000票の3分の1くらいの票は入れたい。はがきさえあれば手書きで、みたいな形だし月々の小遣いもかなり多いしバイトもちょこっとすることにすれば何とかなるだろう。さて、ドラマCDドラマCDっと。


ドラマCDに聞惚れていると朝のホームルームが始まったようで急いで荷物をしまってホームルームを聞くのだが正直言ってクラスについて興味があるわけじゃないのでどうでもいいんだけどね。何か委員会を決めなきゃいけないらしい。クラスから10人。まあ、それぐらいなので別に問題ない。俺は働き気はないし逆に仕事任されて働けといわれてしょうがないので120%の結果を出してちょっと休みなよ、とか言われるとと癪なのでこういうのには参加しないことにしている、というのはまあご察しの通り言い訳で実際はぼっちになりきってたらそれが体に馴染みすぎたんですけどね。元来人がぼっちであると遂に証明された瞬間だった。ま、それはいい。んでもって今日の1時間目がちょうどそれらしい。興味が無いので寝たふりをして教室を観察することにする。やはりほとんどの奴らがやりたくないようだが大抵真面目、というのか仮面被りっていうのかそういう奴がいるので必ず手を挙げる。迷ってる時もあるけど。大体の場合、前期後期と分かれているので前期は全く情報なしで投票したり立候補するわけなのでほんとにあいつらの気が知れない。マイナスのほうが多いだろうに。そう思ったので軽く鼻で笑い教室を観察するのをやめた。
「立候補者なし。なるほどな。よし、じゃあ分かった。私が趣味で選ぼう」
「趣味かよ・・」
ナチュラルに言っている先生に誰にも聞こえない声で突っ込む。超えの強弱のコントロールは結構勉強したので意識しなくても勝手に脳で処理できる。
「よし、じゃあ猫実。お前がやりたまえ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ん?何か声が聞こえたなぁ・・。猫実?ああ、千葉ですか千葉。いいですよね千葉。我が故郷千葉。最強の都であるといえよう。千葉といったらマッカンだぜ!あ、田園調布駅にもマッカンあったな。ラッキー。
「猫実涼。前にでできたまえ。さもなくば更なる刑罰を与える」
ったく早く出ろよ。猫実涼とかホントマジで空気を読めない話を聞いてない・・・ん?誰かが俺の悪口言ってるのか?いやね、悪口言われてるのは慣れてるんですよ。そーでなくて。
「はぁ?俺・・・ですか・・?何で?」
「いや、私が選んだから、それだけだ」
「だから何故?俺にも自由がありまして」
「主夫が夢だのと真剣に語るだめ男に自由なんて無い。だめ男は皆、消えてしまえば・・・」
「自分で言って自分で思い出すんだったらやめてくださいよ。言っておきますが人権というものが」
「君に権利は存在しない。学校の役割は罪には罰を、悪人には足枷を、だめ男には仕事を与えることにある。先程言ったペナルティと追加でこの仕事もやってもらおう」
「横暴だ・・・」
急にお鉢が回ってきてまともに論争も出来ないって言うのに権力振りかざして容赦なくやってきやがってこの先生ほんとに人のお手本になれる人ですか?
「違いますよ。罪には情を、悪人には更正を、だめ男には養う人を、です。それが世界の揺るがぬ法則なんですよ。ほら、分かったらお帰りください」
「帰らん。これは命令だ」
そんな更なる一言が投げかけられて俺は学級委員の仕事までさせられることになった。後,9人。学級委員一人とその他もろもろだ。俺に司会がまわったので特別にステルスをオフにしてリア充モードに
切り替える。
「はいはい、じゃあ学級委員やりたい人。女子でいませんか」
・・・・・はいきましたねこれ。わかってはいましたよ。だって俺、昨日だけでも非リアオーラだしまくってるもんね。俺と仲良くしたい奴なんかいないはず。


だが、予想に反して申し訳なさそうに手が上がった。声はあくまで出されない。
「よし、じゃあ決定だな。前に来たまえ」
先生がそういってからぴょこぴょことした感じの歩き方で教室の前に来た。なるほど、ふわふわ系キャラのつもりなのね。

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