嫌悪感マックスな青春~マジでお前ら近づくな~

黒虱十航

プロローグ

この世界は腐りきっている。そんなことを思い始めたのは俺が、2歳のころだった。まあ、無理もない。実際にこの世界は腐りきっているのだから。ゴミみたいに腐敗しつくしている。全く、だめだ。リア充たちの雄叫びの声。非リア充たちの嫉みの声。ずっと続く負のスパイラルだ。努力の無い幸せも努力のある幸せと同じように扱われる。終わりよければ全てよし、何て言葉があるぐらいだ。終わりよければ全てよし、なんていうのは途中で頑張ってそれで失敗することを知らず失敗する前に努力を放棄して人に任せる強者のやることだ。そんな奴らばかりが得をする。そんな社会が俺には腐っているように見えた。そもそもこの世界は腐る前に狂っている。連帯責任、何て言葉があるだろ?あと、よく言われる止められたはずなのに勇気が出なくて!っていう理由で連帯責任に巻き込まれる奴。ホント、ああいうのはクソゲーの塊だと思う。確かに止めるべきだろう。出来るならばな。だが、そんなのは強者の戯言。俺みたいな不適合弱者には、無理なことだ。もし、そんなことがしたいなら身内で勝手にやってろ。そもそもそれを言い出したらきりが無い。じゃあ、無差別殺人事件で生き残った、すぐ近くにいた人に「何故止められる距離だったのに気付けなかった?お前も連帯責任で逮捕だ」などといって罪を償わせるのか?仲間だからありうる話だろ?仲間でもないのに勝手に仲間扱いしてそれで常に誰の仲間にもなれない俺も連帯責任に巻き込まれなきゃいけないんだ。その理屈が分からない。例えば論理展開をしてくれて分かりやすく説明してくれるならば俺だってもしかしたら、ということがあるかもしれない。だがな、この世界の連中が今のところそういったポイントさえ存在しない。頭が悪いんだ。言葉を弄するのが圧倒的に下手。何せ、小学4年生の俺が教師達の言葉を毎回毎回脳内論破しつくしていて数度、ほんとに論破しつくしてるんだぜ?この世界の奴らの頭はおかしいとしか言いようが無いと思わないか?俺は思う。大いに思う。なぜならば、俺が一つの点で劣っているのにも関わらず人間は、俺に勝てないのだ。俺のもっているハンデキャップが有効な場面でも、である。小学4年生。俺は毎日のように退屈な日々を過ごしていた。勉強は簡単だったし中学校の分のもやれと言われたので塾でそのコースを選択したらそれも全クリした。クラスでも俺はそこそこ人気者で上手く思考を隠して取り繕って中心人物として存在している。その目的はただひとつ。俺はどんなクソゲーでもゴミみたいな世界でも極めてからじゃないとそれが腐っていると断定しない。その結果がこのざまだ。まだ、俺のかけている部分に気付いてすらいない。仲良くしている風に見えて皆が皆、偽善者だ。おそらく、だが俺のそのかけている部分を知ったとき俺の周りにいる奴らは、きっと消えうせる。何よりそうでなくては困る。逆に心配して近づかれようものならそのほうがうざったい。望んでもいないことを与えてくるのはただの傲慢でしかないのだ。さて、ここまで例に出せば分かっただろうか?この世界がどれほどまでにクソゲーで腐っているかどうか。
そして俺という人間でさえこの状況を打破することが出来ないということが。もし分かってくれたならそれで構わない。ただ・・・・・打破できないからといって放棄する気は無い。俺はまだ、このゲームの中でトッププレイヤーで居続けて更にゲームをよりよくするためにもっともっと極め続ける。


ゲームに代えはあるし命にも代えはある。例えばお前が死んだとしてもお前の代わりに社会に貢献できる人間が何人いると思う?悲しむのなんてせいぜい周りのやつらだけ。変わりになってくれる奴らがこの世には山ほどいる。モブモンスターだって倒しても倒しても代わりが出てくるしそのゲームがサービス終了されても別のゲームで別のモブモンスターがプレイヤーの経験値や素材になってくれる。だが、な。トッププレイヤーであり腐ったゲームに適合せずにいる不適合者の俺には代わりがいない。それには自信がある。何故って俺がどれだけここに登り詰める努力をしてきたと思ってるんだよ。ハンデキャップを背負ってそれで尚勝ち続けることが出来てるんだぞ。そんだけのトッププレイヤーに代わりがいるはずが無い。だから、本気でこのゲームをアップデートする。


――――――それが俺が小学4年生の時の野望であり夢だった。古びたノートに乱れた字で書かれているその目標は決して叶うことは無いだろう。名門中学への入試に合格した俺は、勿論入学式にも力を抜かない。それがあの時決めたルールなのだ。このゲームを極める。世界のレベルはだんだんと上がっていた。俺が釈然ともっていた自信さえも通用するかは、分からない。だから小学校が終わり中学校になるまでの春休み役2週間。俺は更なる技術の向上を目指した。レベル上げだ。曰く、この世界のものは全て、ゲームのステータスのようになっているんじゃないかとこのごろ思い出した。中学生男子の妥当な感情だろう。だが、それは俺にとっておかしいものだった。並みの中学生と同じ感情。それが腹立たしく思えたがそれもまた妥当な反応だと自分で理解しているからイライラとしてしまう。その連続だ。それが人生?そんなはずねえだろ。だがこの数年の間に俺も少し変わった部分がある。まず一つ。小説を書き始めた。といってもライトノベルが種だったりするが基本的にはヒューマンドラマだ。そしてもう一つ変化があった。だがまあ、それは口にする必要も無いことだ。とにかく、俺の書いた小説はずっと貯め続けている。誰かに見せるわけじゃないのだがまあ年頃として自分の想像を文にしてみたいというのがあったり文章力の更なる上昇という意味だったりあと、かなり前から頼んでいたパソコンのハイスペックなものを小5になってやっと入手できたのでその区切りとして、というのがある。だがまあそれはおいおい。それよりも今は中学入学式に備える。

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