手記1

黒虱十航

手記1

 私はこの度ハンガーストライキを行うことにした。
 目的は二点。
 某クラスの状況の改善。
 そして私の覚悟を示すこと。
 とはいえ、学生の身の上でハンガーストライキをすることはリスキーである。
 そこで私は制約をもうけることにした。
 一、朝、昼食は食べないが夕食はお茶碗一膳だけたべる。
 二、毎日手記を記す。
 手記を記すことで自身の健康状態を認識するのが目的だ。
 これでは覚悟を示せないかもしれない。だが、現実的に夕食を抜くことは、家族にも迷惑をかけてしまうのである。そうすれば確実にストップがかかる。だからこの制約に従うのである

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コメント

  • ノベルバユーザー603642

    共感からなりきるしてしまいそうな気がします。
    どんどん夢中になっちゃいました。

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  • ノベルバユーザー602339

    ちゃんとキャラクターが生きてる感じがするところが好きです。
    ありがとうございました。

    0
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