手記3

黒虱十航

手記3

 今日もハンストを実行した。
 やはり夕飯は抜けない。これではあまり意味もない気がする。朝昼抜くだけなんてしばしばあることだろう。
 しかし、正直な話自己満足で終わる気がしてならない。倒れることができる気がしない。こんな甘いやり方じゃ毎日回復してしまうからだ。
 それに明後日は統治者の監視がある日だ。対策を考えないと、あの人はいい人だが今は敵だ。
 ハンスト、というのは失礼なので今後は半ストとする。
 そして懇願書を提出することにした。

コメント

  • ノベルバユーザー603642

    今後も応援しながら読み進めていきたいと思っています。
    どんどん続きが読みたくなる作品です。

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  • ノベルバユーザー602339

    読み進めていくと、続きが気になってどんどん良かったのかなと思います。

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