手記4

黒虱十航

手記4

 今日は統治者の監視がある日だ。
 今日に関しては特例としてほんのわずかな食事を口にする他ないであろう。
 少し目眩がするようになってきた。全身に倦怠感がある。白髪もちらほら見えるようになってきた。
 ハンストをやめるためにも、色々と働きかけた。もちろん、それだけがすべてではない。倒れるまでがハンストだ。覚悟を示す必要がある。
 命を懸けられるのだ、ということをしめす。
 革命を起こすのである。
 やり方は汚ならしいけれども。

コメント

  • ノベルバユーザー603642

    一途に想うっていて幸せな気持ちになれます。
    読んでいてほっこりする作品でした。

    0
  • ノベルバユーザー602339

    短い中にすごくストーリー性もありいい作品です。
    先が読めない展開も期待してます。

    0
コメントを書く

「詩」の人気作品

書籍化作品