ライジング・サーガ ~恋するオトメのオンラインゲーム~
SAVE3 ログインしたらそこはラスダンで魔王様!?
「これ、持っていって欲しいんだ」
近所の公園のベンチで、羅那君から渡されたのは、一枚のカード。
シリアルナンバーと、通話の耳飾りって書いてある。
「えっと……?」
首を傾げる私に、羅那君は苦笑してる。
「ログイン時に一つだけ、友達から貰ったアイテムを持っていけるんだよ。それはそのアイテムのシリアルナンバー。キャラ作成するときに表示が出るから、そのときにそのナンバーを入れるといいよ」
ああ、なるほど、わかりました!
オマケアイテムってやつですね。羅那君、そこんところ抜かりないです!
「で、今回渡したのは、通話の耳飾りっていって……まあ、簡単に言うと、イヤリング型通信機、だね。事前に登録したプレイヤーと話せる機能がついているんだ」
「ってことは、ログインしたら、これで羅那君と話せるってこと?」
「正解」
というわけで、記念すべきログイン日に、私は羅那君から素敵なアイテムをいただいたのでした。
家に帰ったら……既にお兄ちゃん達がログインして、登録を済ませてました。
早っ!!
ちなみに一番上のお兄ちゃんはナイト。二番目のお兄ちゃんは、神官騎士(回復ができるナイトさんらしいです)のキャラだそうです。
簡単にお兄ちゃんズからレクチャーを受けて、さっそくログインっ!
このゲームって、ポッドっていう、体全体が入る機械の中に入って遊ぶの。
うーん、分かりやすくいうと、ああ、そう! 小型ベッドを箱型にしました! みたいな? 意外と寝心地いいのは、長時間遊べるように工夫されてるのかな?
服のまま入っても(どんな服でもいいんだって。凄いよね!)平気っていうのが、嬉しいよね。もちろん、遊ぶ前にしっかりトイレ行ってきて、動きやすい部屋着に着替えてます。
「それじゃー遊んでくるね!」
私の声に一番上のお兄ちゃん、ルカ兄が返事をしてくれました。
「楽しんでおいで」
リキ兄もちょっぴり心配そうですが声をかけてくれます。
「敵に会ったら迷わず魔法だぞ」
「りょーかいっ!」
びしっと敬礼して、私はさっそくログインっ!!
蓋が閉まって、スキャン終了した後……瞳を開いたら。
そこは、別世界!!
雲の上に浮かんだ、ギリシャ風の建物とか、天使さまとかがいっぱいいますっ!!
か、可愛い……赤ちゃん天使さまの愛らしさが……もう、胸キュン☆
すると、目の前に可愛らしい女の子の天使があらわれて。
「はじめまして! ライジングサーガの世界へようこそ! さっそくだけど、キミの名前を教えてくれるかな?」
その後、ウインドウが現れて、文字入力できるようになりました。
音声登録もできるらしいけど、お兄ちゃん達が試したところ、上手くいかなかったので(お兄ちゃん達がいうには、慣れが必要らしいです)タッチパネルで入力するのがベスト、らしい。ぴっぽっぱっと登録する名前を入力。すると今度は性別を入れるよう尋ねられたので、それも入力。
「そう、サナちゃんっていうんだ。よろしくね!」
こんな風に、天使さんと話をしながら、キャラクターというか、私を作っていくの。
名前はサナ。女の子の17歳。
で、種族はハイエルフ。耳が長いです。あっと、それだけじゃないのよ?
なんと! 可愛くて、ある程度歳を取ると、それ以上歳を取らなくなるんだそうです。んーと、19歳になると成長が止まるってあるから、あと2歳年取ったら、そこで外見成長が止まるそうです。おおう、美しいまま(?)成長が止まるって、素敵よね!
ふんわりした金髪をツインテールにして、大きな碧い瞳。
可愛いローブにブーツ、可愛いロッドをつけて……。
もう、分かったかもしれないけれど、今回、私が選んだ職業は、『魔術師』。
前で戦うのは好きじゃないので(というか、剣で敵を切るのが嫌なのでした)後方からどっかーんってできる職業にしちゃいました。
あ、これ、一応、羅那君にも相談して決めたの。神官さんもよかったんだけど、既にいるらしいから、じゃあ、魔術師ということで。
あ、ちゃんと羅那君からもらった耳飾りも装備しました! それがまた可愛いの!
さすが羅那君、センスあるー♪
「これで準備はできたかな?」
天使さんが、最終確認してきました。
うん、問題なしっと。OKボタンを押して……ん? ちょっと読み込みに時間かかってるのかな? と思ったら、天使さんが動き出しました。
「それじゃあ、冒険の世界へいってらっしゃーいっ!」
「はい、いってきま……きゃあああああ!!」
ふわりと浮き上がったかと思うと、そのままひゅーーーーっと落ちていって!!
ぴかー!! ごろごろごろ。
遠くで稲光が見えます。
おどろおどろしい、廊下に来ています。
なんていうか、今にもモンスターが襲ってきそうです。
血のように真っ赤な絨毯は、何故かふっかふかで歩き心地がいいですが。
「あれ?」
ちょっと立ち止まって考えます。
ちょっと羅那君の言葉を思い出しました。
『最初は初心者の館に来るから、そこでいろいろ教わってね』
そのとき、初心者の館ってどんなところって聞きました。
『お菓子の家みたくってね、きっとサナも気に入るお屋敷だよ』
お菓子の、家……。
ぴかー!! ごろごろごろごろ……。
先生っ!! ここ、お菓子の家じゃないですっ!!
薄暗いし、蝋燭ついてるから、まあいいけど、でも時々、消えそうになって、超怖いんですがっ!!
うう、だんだん、可愛いロッドを握る手が震えてきました。
「うう、羅那くぅーん、ここ、どこぉーー」
出した声は小さくて……。今にも涙が出てきそうで……。
『サナ、どこにいるの!?』
空から……ううん、頭の中から声が聞こえてきた。
「羅那君っ!! 羅那君、どこにいるの!? ここ、どこだかわかんないよー!! 羅那君から教えてもらった可愛いお屋敷じゃないし、よくわかんないよー」
『落ち着いて、サナ。もう30分経ってるのに、なかなか初心者の館から出てこないから、心配してたんだ。通話が通じてよかったよ』
あ、そっか。羅那君からもらった、この耳飾りで、羅那君が声をかけてくれたんだ。
依然、声だけだけど、見知った声がするのは嬉しいし、心強い。
「うんうん、変なところにいる。なんかね、おどろおどろしいお屋敷っぽいところの、廊下にいるの」
『おどろおどろしい、廊下?』
「うん、暗くて血のように真っ赤な絨毯がずっと延びてて……」
『なんとなく、どこにいるのか、わかったような気がする。ねえサナ、近くの壁とかに紋章とかないかな? その紋章の形を教えてくれる?』
紋章? きょろきょろと辺りを見回す。
あ、変な印、発見!! きっとこれだね!
「えっとね、ひし形の形の中にグリフォンみたいなのが描いてある。これかな?」
『!! グリフォンだって!?』
なんか、場所、わかってくれたかな? すぐに来てくれるのかな?
『サナ、落ち着いて聞いてね。たまに事故があって、転生時に、変なところに飛ばされるときがあるんだ。だから、今、サナは違うところに来てる。ここまではわかるよね?』
「うん」
妙に真剣そうな羅那君の声に、私はどっきどきです。ついでに転生ってのは、ログインして、この世界にやってくることです。ログインだけで意味は通るんだけど、雰囲気優先してるみたい。他のプレイヤーさんも転生って言葉を愛用してるんだって。おっと、羅那君の話を聞かなきゃ。
『それから、もう一つ。サナがいるのは、きっと……ラストダンジョンだと思う』
「うん、ラストダンジョ……ええええっ!!!!?」
そそそ、それって、ま、マジですかぁあああ!!
『だから、ちょっとそこに行くのに時間が掛かるけど、絶対、助けに行くから』
「うんっ! 早く来てねっ!!」
でないと、私、やられちゃいます。レベル1だしっ!!
『サナも出口を目指して、敵に見つからないよう気をつけて』
も、もちろんっ! ラストダンジョンに来ちゃって、かなりヤバそうだけど、なんとか頑張ります、はい。私、レベル1ですけど!!
『出口は薔薇のゲートをくぐって、大きな扉を目指して。その大きな扉をくぐれば、まずは大丈夫だから』
「うん、わかった」
羅那君は、出口も教えてくれました。薔薇のゲート、しっかり覚えましたよーっ!
『じゃあ、また後でね。なるべく早くそっちに行くからね』
「うん、待ってるっ! 私もがんばる」
その後、声が聞こえなくなった。
心細いけど、場所が分かったのなら、後は出るだけだ。
幸いにも、何故か強そうなモンスターに出会っていない。
今なら、誰にもあわずに出られそうだ。
おっと、薔薇に囲まれたゲートを発見っ!
その奥にかなり巨大な……ちょっと怖そうな扉も発見! っていうか、私の力で開けれるかな?
いや、開けれるはず!
出口なら、すぐに開いて……。
ぎぎぎっと軋む音をあげながら、開いたそこには………。
「よくぞ、ここまでたどり着いたな。勇者よ」
紅に染まる大きな玉座に座る、でっかい角を付けた、めちゃくちゃ美人で、グラマラスな……どうみたって、ここのボスだよねーって、人がいた。
「あ、あの……私、サナっていいます。あなたは誰ですか?」
嫌な予感をしつつ、恐る恐る尋ねてみる。
「私は、この城の主、『魔王』だ」
きゃあああああああ!!
予感的中!!!
ら、羅那君、ひっじょーーーにヤバイです。
プレイ早々、ラストダンジョンに入って、その、『魔王』に出くわしました!!
私、どうなっちゃうのぉおおおおお!!!
近所の公園のベンチで、羅那君から渡されたのは、一枚のカード。
シリアルナンバーと、通話の耳飾りって書いてある。
「えっと……?」
首を傾げる私に、羅那君は苦笑してる。
「ログイン時に一つだけ、友達から貰ったアイテムを持っていけるんだよ。それはそのアイテムのシリアルナンバー。キャラ作成するときに表示が出るから、そのときにそのナンバーを入れるといいよ」
ああ、なるほど、わかりました!
オマケアイテムってやつですね。羅那君、そこんところ抜かりないです!
「で、今回渡したのは、通話の耳飾りっていって……まあ、簡単に言うと、イヤリング型通信機、だね。事前に登録したプレイヤーと話せる機能がついているんだ」
「ってことは、ログインしたら、これで羅那君と話せるってこと?」
「正解」
というわけで、記念すべきログイン日に、私は羅那君から素敵なアイテムをいただいたのでした。
家に帰ったら……既にお兄ちゃん達がログインして、登録を済ませてました。
早っ!!
ちなみに一番上のお兄ちゃんはナイト。二番目のお兄ちゃんは、神官騎士(回復ができるナイトさんらしいです)のキャラだそうです。
簡単にお兄ちゃんズからレクチャーを受けて、さっそくログインっ!
このゲームって、ポッドっていう、体全体が入る機械の中に入って遊ぶの。
うーん、分かりやすくいうと、ああ、そう! 小型ベッドを箱型にしました! みたいな? 意外と寝心地いいのは、長時間遊べるように工夫されてるのかな?
服のまま入っても(どんな服でもいいんだって。凄いよね!)平気っていうのが、嬉しいよね。もちろん、遊ぶ前にしっかりトイレ行ってきて、動きやすい部屋着に着替えてます。
「それじゃー遊んでくるね!」
私の声に一番上のお兄ちゃん、ルカ兄が返事をしてくれました。
「楽しんでおいで」
リキ兄もちょっぴり心配そうですが声をかけてくれます。
「敵に会ったら迷わず魔法だぞ」
「りょーかいっ!」
びしっと敬礼して、私はさっそくログインっ!!
蓋が閉まって、スキャン終了した後……瞳を開いたら。
そこは、別世界!!
雲の上に浮かんだ、ギリシャ風の建物とか、天使さまとかがいっぱいいますっ!!
か、可愛い……赤ちゃん天使さまの愛らしさが……もう、胸キュン☆
すると、目の前に可愛らしい女の子の天使があらわれて。
「はじめまして! ライジングサーガの世界へようこそ! さっそくだけど、キミの名前を教えてくれるかな?」
その後、ウインドウが現れて、文字入力できるようになりました。
音声登録もできるらしいけど、お兄ちゃん達が試したところ、上手くいかなかったので(お兄ちゃん達がいうには、慣れが必要らしいです)タッチパネルで入力するのがベスト、らしい。ぴっぽっぱっと登録する名前を入力。すると今度は性別を入れるよう尋ねられたので、それも入力。
「そう、サナちゃんっていうんだ。よろしくね!」
こんな風に、天使さんと話をしながら、キャラクターというか、私を作っていくの。
名前はサナ。女の子の17歳。
で、種族はハイエルフ。耳が長いです。あっと、それだけじゃないのよ?
なんと! 可愛くて、ある程度歳を取ると、それ以上歳を取らなくなるんだそうです。んーと、19歳になると成長が止まるってあるから、あと2歳年取ったら、そこで外見成長が止まるそうです。おおう、美しいまま(?)成長が止まるって、素敵よね!
ふんわりした金髪をツインテールにして、大きな碧い瞳。
可愛いローブにブーツ、可愛いロッドをつけて……。
もう、分かったかもしれないけれど、今回、私が選んだ職業は、『魔術師』。
前で戦うのは好きじゃないので(というか、剣で敵を切るのが嫌なのでした)後方からどっかーんってできる職業にしちゃいました。
あ、これ、一応、羅那君にも相談して決めたの。神官さんもよかったんだけど、既にいるらしいから、じゃあ、魔術師ということで。
あ、ちゃんと羅那君からもらった耳飾りも装備しました! それがまた可愛いの!
さすが羅那君、センスあるー♪
「これで準備はできたかな?」
天使さんが、最終確認してきました。
うん、問題なしっと。OKボタンを押して……ん? ちょっと読み込みに時間かかってるのかな? と思ったら、天使さんが動き出しました。
「それじゃあ、冒険の世界へいってらっしゃーいっ!」
「はい、いってきま……きゃあああああ!!」
ふわりと浮き上がったかと思うと、そのままひゅーーーーっと落ちていって!!
ぴかー!! ごろごろごろ。
遠くで稲光が見えます。
おどろおどろしい、廊下に来ています。
なんていうか、今にもモンスターが襲ってきそうです。
血のように真っ赤な絨毯は、何故かふっかふかで歩き心地がいいですが。
「あれ?」
ちょっと立ち止まって考えます。
ちょっと羅那君の言葉を思い出しました。
『最初は初心者の館に来るから、そこでいろいろ教わってね』
そのとき、初心者の館ってどんなところって聞きました。
『お菓子の家みたくってね、きっとサナも気に入るお屋敷だよ』
お菓子の、家……。
ぴかー!! ごろごろごろごろ……。
先生っ!! ここ、お菓子の家じゃないですっ!!
薄暗いし、蝋燭ついてるから、まあいいけど、でも時々、消えそうになって、超怖いんですがっ!!
うう、だんだん、可愛いロッドを握る手が震えてきました。
「うう、羅那くぅーん、ここ、どこぉーー」
出した声は小さくて……。今にも涙が出てきそうで……。
『サナ、どこにいるの!?』
空から……ううん、頭の中から声が聞こえてきた。
「羅那君っ!! 羅那君、どこにいるの!? ここ、どこだかわかんないよー!! 羅那君から教えてもらった可愛いお屋敷じゃないし、よくわかんないよー」
『落ち着いて、サナ。もう30分経ってるのに、なかなか初心者の館から出てこないから、心配してたんだ。通話が通じてよかったよ』
あ、そっか。羅那君からもらった、この耳飾りで、羅那君が声をかけてくれたんだ。
依然、声だけだけど、見知った声がするのは嬉しいし、心強い。
「うんうん、変なところにいる。なんかね、おどろおどろしいお屋敷っぽいところの、廊下にいるの」
『おどろおどろしい、廊下?』
「うん、暗くて血のように真っ赤な絨毯がずっと延びてて……」
『なんとなく、どこにいるのか、わかったような気がする。ねえサナ、近くの壁とかに紋章とかないかな? その紋章の形を教えてくれる?』
紋章? きょろきょろと辺りを見回す。
あ、変な印、発見!! きっとこれだね!
「えっとね、ひし形の形の中にグリフォンみたいなのが描いてある。これかな?」
『!! グリフォンだって!?』
なんか、場所、わかってくれたかな? すぐに来てくれるのかな?
『サナ、落ち着いて聞いてね。たまに事故があって、転生時に、変なところに飛ばされるときがあるんだ。だから、今、サナは違うところに来てる。ここまではわかるよね?』
「うん」
妙に真剣そうな羅那君の声に、私はどっきどきです。ついでに転生ってのは、ログインして、この世界にやってくることです。ログインだけで意味は通るんだけど、雰囲気優先してるみたい。他のプレイヤーさんも転生って言葉を愛用してるんだって。おっと、羅那君の話を聞かなきゃ。
『それから、もう一つ。サナがいるのは、きっと……ラストダンジョンだと思う』
「うん、ラストダンジョ……ええええっ!!!!?」
そそそ、それって、ま、マジですかぁあああ!!
『だから、ちょっとそこに行くのに時間が掛かるけど、絶対、助けに行くから』
「うんっ! 早く来てねっ!!」
でないと、私、やられちゃいます。レベル1だしっ!!
『サナも出口を目指して、敵に見つからないよう気をつけて』
も、もちろんっ! ラストダンジョンに来ちゃって、かなりヤバそうだけど、なんとか頑張ります、はい。私、レベル1ですけど!!
『出口は薔薇のゲートをくぐって、大きな扉を目指して。その大きな扉をくぐれば、まずは大丈夫だから』
「うん、わかった」
羅那君は、出口も教えてくれました。薔薇のゲート、しっかり覚えましたよーっ!
『じゃあ、また後でね。なるべく早くそっちに行くからね』
「うん、待ってるっ! 私もがんばる」
その後、声が聞こえなくなった。
心細いけど、場所が分かったのなら、後は出るだけだ。
幸いにも、何故か強そうなモンスターに出会っていない。
今なら、誰にもあわずに出られそうだ。
おっと、薔薇に囲まれたゲートを発見っ!
その奥にかなり巨大な……ちょっと怖そうな扉も発見! っていうか、私の力で開けれるかな?
いや、開けれるはず!
出口なら、すぐに開いて……。
ぎぎぎっと軋む音をあげながら、開いたそこには………。
「よくぞ、ここまでたどり着いたな。勇者よ」
紅に染まる大きな玉座に座る、でっかい角を付けた、めちゃくちゃ美人で、グラマラスな……どうみたって、ここのボスだよねーって、人がいた。
「あ、あの……私、サナっていいます。あなたは誰ですか?」
嫌な予感をしつつ、恐る恐る尋ねてみる。
「私は、この城の主、『魔王』だ」
きゃあああああああ!!
予感的中!!!
ら、羅那君、ひっじょーーーにヤバイです。
プレイ早々、ラストダンジョンに入って、その、『魔王』に出くわしました!!
私、どうなっちゃうのぉおおおおお!!!
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