私、これでも副会長なんだけど!?

秋原かざや

相談することにしました……あれ?

 こんにちは! 沙奈です。
 ひょんなことから副会長になりました。
 他のメンバーも凄い人ばかりだったんです、がっ!!


 とうとう、生徒会活動しているのは、私だけになりました。


 って、どういうことやぁーーーー!!!


「というわけで、お兄ちゃん達に相談することにしたの」
 目の前にいるのは、私のお兄ちゃんが二人。
 長男の琉架るか兄。実は元生徒会会長で、OBだったりします。そんな彼も、今は会社勤め。確か、洋服関連の営業だって言ってたけど、詳しいことは知りません。ただ、一つ言える事は、勤めるようになって、更に美形さに磨きがかかったというかなんというか。
 しかも恋人ができたとかで、格好良さが更にアップしたような気がします。優しいので、困ったときはすぐに相談に乗ってもらったり。
 だから、私の部屋でこうして、お話してるわけで。
「生徒会が機能しないって……一体、何が起きたらそうなるんだ?」
 真剣な顔で眉を顰めると、なんだか、どきっとしちゃいます。妹なんだけど。まあ、自慢のお兄ちゃんだしね。
「よくわからないんだけど、何かに夢中になってるようなの」
 私がそういうと、二番目のお兄ちゃん、流輝りゅうき兄が。
「夢中って何に夢中になってるんだ? まずはそこからだろ?」
 そう言いました。
 あ、リキ兄(家族の間でそう呼んでるんです。りゅうき兄って呼びづらいから)も、実は生徒会会長&OBだったり。現在は、美容師をやってます。今じゃあ、ちょっとしたカリスマ美容師になってるらしく、予約が殺到していて中々、リキ兄に切ってもらえないとか。
 私はリキ兄が休みの日に切ってもらっているので、問題ナッシングです。ふふふふ。………おっと、話が脱線しちゃった。
「それがね、全然、教えてくれないの。何故か私を見て、もうちょっと可愛かったらねーみたいなこと言われちゃって」
 そう、前にハルちゃん見つけて問いただしたときに言われた言葉が、それだった。
 すると、きらーんと二人の瞳が鋭く光った。ちなみにリキ兄は眼鏡をしているので、そっちは眼鏡がきらーんと。
「何がもうちょっと可愛かったらねー……だ」
「うちの妹の、この愛らしさを知らないとは……」
 というか、なんで二人とも、そんなに迫力があるの!?
 私、何か怒らすこと言った!?
 いや、そうじゃなかったんだ。本当は。
「まずは、その黒縁眼鏡、外そうか。ああ、コンタクトは怖くないからね」
 そういって、琉架兄がにこやかに外してきました。あれ?
「その髪型を解いて、ブローし直してやるよ。ついでにメイクもするか?」
 次はリキ兄が、私の髪型を大幅チェンジ。ついでにメイクまで。えっと、その……あれ?
「ついでに下着も替えておこう」
「ああ、あれ? ちょっと高いが、まあいいか。俺たちが出せばいい話だし」
 琉架兄は、どこからともなく取り出した下着(女物)を私に取り付けます。
「な、お兄ちゃんっ」
「まあまあ、騙されたと思って、そのままそのまま」
 琉架兄は、背中の無駄肉をぎゅううううっと、前に寄せてきます。っていうか、ちょっと痛いんだけど! って、えええ!?
「うん、いい感じにサイズアップ」
 そんな要領で、お腹と太モモも、きゅっと締まっていきました。ええええ!?
「こっちはサイズダウンっと」
「こっちも出来たぜ」


 えっと、その、お兄ちゃん?
 そこには、満足そうな顔をしているお兄ちゃんズに。
 別人28号になった……制服姿の私がおりました。はい。


 ええええええ!?

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