気ままにだべって小説?

秋原かざや

情景描写って難しいよね☆

 はい、どうもこんにちは。
 かざやんです。
 ゴールデンウィーク、早いですねー。あっという間にお休みです。
 皆さん、どのように過ごしていますか?


 さて、今回の議題は。


「情景描写って、ホント、難しいよね!」


 会話文なら、ガンガンかけるのに、情景はなかなか書けないって人も多いのではないでしょうか?
 なので、最近出てきたのが「掲示板スタイル」の小説。
 ……小説なのか? と賛否両論なジャンルですけど。
 でも、これが書籍化されたりするんですから、最近の世の中、びっくりぽんです。


 電車男しかり、某勇者板しかり。


 ですが、ここを乗り越えなくてはいけません。
 なにより、描写の幅が増えますものっ!!


 台詞だけでなく、キャラの行動で、気持ちを伝えることが可能になるのです!
 情景描写さまさま!!
 それに、小説の設定とかも、これがないと、きちんと読者に伝えるためには不可欠なものでしょう。
 ついでにいうと、これを上手に使えると……読者を感動させられますっ!!
 がんばれ、がんばれーっ!!


 で、どうやって描くのがいいのか。
 まずは、物語で描きたいシーンを思い浮かべましょう。


 たとえば、キャラが二人で会話しているのなら……


 ・それが何処なのか
 ・二人はどんな関係なのか
 ・何を話しているのか


 これくらいは最低、伝えなくてはなりません。




「ねえねえ、聞いた?」
「何?」
「うちのクラスの明美ちゃん、隣のクラスの子と付き合ってるんだって」
「えええっ!!」
「しかも、キス以上のこともしてるって噂だよ」
「うっそーっ!!」


 さて、この会話は誰の会話でしょう?
 まあ、雰囲気でなんとなく分かりますが、これに情景描写を加えると、更にこうなります。




 賑やかなファミレス。二人はそこで格安パフェを突っつきながら、話を楽しんでいた。
「ねえねえ、聞いた?」
 噂好きの春香が目の前にいる夕に尋ねる。
「何?」
 スプーンを咥えながら、夕は首を傾げた。
「うちのクラスの明美ちゃん、隣のクラスの子と付き合ってるんだって」
「えええっ!!」
 思わず夕は立ち上がって叫んだものだから、周りの人達に見られてしまった。恥ずかしそうに頭を下げながら席に座る。それを見計らって、春香はさらに続けた。
「しかも、キス以上のこともしてるって噂だよ」
「うっそーっ!!」
 お陰でファミレスを追い出されてしまったが、そんな情報が得られるなんて、夕は思ってもいなかった。


 いかがでしょうか?
 より、雰囲気を伝えられると思います。
 あやふやだった背景が、しっかりと情景と共に思い描けるくらいになったかと。


 会話だけでも伝えられることもありますが、やはり情景描写も重要。
 それには、やはりその場の空気を知ること。
 それをどのように伝えるか、日々、切磋琢磨することが必要だと思います。




 そうそう、ちなみにキャラクターの外見を描写したいときは、「動きと一緒に」伝えると良い感じです。たとえば、青い瞳で黒の長髪、女性剣士だったら……。


 敵が現れた。どうやら、弱めのスライムのようだ。ただ、敵は武器を溶かす能力を持っている。
 自分の愛刀を溶かされたらたまったものではない。
 そこに落ちていた木の棒を拾い、青い瞳で睨みつける。
「消えろっ!!」
 駆け抜けると同時に、スライムを棒で切りつける。
 ふわりと、一つに纏めていた、長い黒髪が揺れた。
 ゆっくりと息を吐き、剣士は胸を撫で下ろす。
「何とかなったか」
 消えたスライムを一瞥して、彼は……いや、彼ではなく彼女だ。
 凛々しいが、なだらかなスレンダーな体格は、紛れもなく女性だということを表していた。


 こんな感じですかね。
 動きと共に、ちらっと出す。
 これが良い感じです。ほら、チラ見せパンチラみたいな?
 こうすると、説明っぽくならないし、見せたいシーンをばしっと見せれるでしょう?
 しかも、シーンと一緒に描くことで、読み手に印象付けやすくなります。
 頑張って、会得してみてくださいねー☆


 ではでは、今日はこの辺で。したっけー!!







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