VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

111話──新しい街

久しぶりの投稿です。今年は月一で出せたらいいなと思ってます。気長に待ってくれると嬉しいです。楽しみにしている方には申し訳ございません。




〜〜次の日の午後〜〜

リュウがログインしました。

「そう言えば昨日の通知はなんだったんだろうな。」
俺は気になってフレンド欄を見た。すると、フレンド欄に春樹、風夏達がオンラインの中おじいさんという名前の人が追加されていた。きっとこれはあのベンチにいるおじいさんだろう。名前の隣に【NPC】と書いてあるしな。俺はNPCとフレンドになれる事を知らなかったのでちょうどログインていた詩織に聞いてみた。




       from:詩織
       to:リュウ

え? 嘘でしょ?今からホーム(家)きて。



これだけの文章だったが、焦っていたのは何となく分かった。



〜~ホーム~〜

「リュウ兄! NPCとフレンドになれるのってほんと?」
詩織が身を乗り出して聞いてきた。

「ああ、多分ほんとだ。親密度が一定数超えるとフレンドに追加されるらしい。まあ、こっちに得な事があるかとかは知らないけどね。」
俺はちょっと引き気味に言った。

「へー! 因みに一定数ってどれくらいか分かる?」

「流石にわかんないかな。俺はアイテムあげたらなっただけだし...」

「そっかー! でも、多分キャラ事に特性みたいなのはあると思う。例えば騎士だったら一緒に冒険出来るとか?」

「なるほどな。俺がフレンドになったのは普通のおじいさんだから多分何もないと思うけどね。」

「そうなんだ。じゃあそういう事で、バイバイ。」
詩織は急いでホームを出て行った。

「俺も新しい街に行くか。」
第2のボスは倒しているので俺はリルに乗って次の街へ向かう事にした。




「リル!」

「どうされました?」

「俺を乗せて新しい街に向かってくれ。方向はたしかこのまま真っ直ぐだったはずだからな。」

「分かりました。」
リルに乗っている時に冒険者が魔物と戦っていたり、綺麗な泉があったりした。




「リルありがとな。」

「はい。ではまた。」
リルは亜空間に入っていった。

「ここが新しい街の【カラトレア】かー。」
そこは魔道具が多用されている街で【プレトリア】とは真逆だった。

「今日は宿だけ探してログアウトするか。」

リュウがログアウトしました。

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