VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

92話──ボス戦

急にお休みしてすみませんでした。今日からまた更新始めていきます。よろしくお願いします。





「ふぅ。」
俺は2人がいるところまで走って行った。

「二人共お疲れ様。大丈夫だった?」

(主。我は大丈夫でしたよ。主こそ大丈夫ですか?)

「ははは。大丈夫に決まってるじゃん!」
まあ、少し疲れて休んでたけどね。てか、従魔に心配される俺虚しいな。

「私には聞くまでもないでしょう?」

「そうだったね。伝説の魔物がそう簡単に負けるわけないもんね。」

「そうですよ。私が負ける訳ありません!」

「そうだな! じゃあそろそろボスの所に行くか。あ、その前にMPポーションとHPポーションを直ぐに出せる状態にしておこう。一応ボスだから何があるかわかんないからね!」

「了解しました。」

(了解した。)

「準備できた?」

「出来ました。」

(出来ましたよ。)

「よし。じゃあ戦うか!」
俺達は【ネリウス・ザ・ウルフ】に立ち向かった。

「じゃあ作戦通りよろしくな。」
リルとグレイスは静かに頷いた。

「行け!」
リルが1人で【ネリウス・ザ・ウルフ】と戦い始めた。俺とグレイスは攻撃の時を待っている。

「グレイス今だ!」
数秒経って俺達は左右から同時に攻撃を仕掛けた。しかし、流石はボスである。【ネリウス・ザ・ウルフ】は俺達の攻撃を跳んで避けたのだ。

「やっぱりそう簡単には倒せないよな。リル! やつが上に跳んだら魔法で追い討ちしてくれ!」

「了解しました。」

「よし。グレイス次こそ攻撃を当てるぞ!」

(任せてください。)
俺達は再び攻撃の隙を狙う。

「グレイス行くぞ。」
俺はスキルポイントで取得した【気配隠蔽】を使い、攻撃を仕掛けた。

「うわ!」
【ネリウス・ザ・ウルフ】はグレイスから逃げるため俺の方に突進してきた。2人に集中しててこっちまで気が回らなかったのだろう。しかし、攻撃は何とか当てることは出来た。(上手く斬れなかったけどな。)

「まあいいだろう。」
俺が一呼吸着いていると、リルが攻撃に転じた。

「はっ!」
相手の背中を引っ掻き、攻撃が当たった。やはり、俺達との経験の差が現れてる。

「流石リル。グレイス負けてられないぞ!」

(分かってます! 次こそは攻撃を当てます!)
俺とグレイスは再び後ろに下がった。ボスの残りHPは後5分の4残っている。まだまだ戦いは長引きそうだな。

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