VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

72話──フェンリルのステータス

「ただいまー! 疲れたー!」
詩織が今にも倒れそうな勢いで帰ってきた。

「ただいまー! 」
はる姉は魔力枯渇で気持ち悪そうだ。

「おかえり。結局狩れた?」

「そこそこ狩れたかな? 途中ではる姉が魔力の使いすぎで倒れそうになってたけどね。」

「しー! 詩織それは言わないお約束でしよ。」
えっと、既に俺には聞こえてるんだけどな...。

「いやー、ごめんごめん。」

「そんなことより、そろそろログアウトしよう。ログアウトしてる時はテントにバリアが張られるらしいからね。」

「そうなんだ! なら安心だね。」

はる、詩織がログアウトしました。

「そうだ! グレイス、ログアウト中もこっちに居てくれない?リルのこと頼むよ。」

(了解しました。任せてください!)
グレイスが羽根を胸に当ててて可愛い。

「じゃあよろしくな! 」

(はい!)

リュウがログアウトしました。





「ふぅー。さあ、夜ご飯作らないとな。」
俺は夜ご飯を作りに行った。



一方その頃の【ドラゴンズギア】では、

(はあ、我1人でここに居るのは暇だな。レベル上げてもしてるか。)
魔物のランクが高ければ(知能が高ければ)、自由に動くことが出来る。グレイスは近くの森へと消えていった。

〜〜1時間後〜〜

「むむ。主とグリフォンはどこへ行ったんだ?」

(あぁ、リル。主はログアウトしたぞ。)

「そうですか。私達は何をすればいいのでしょうかね?」

(そうだな。リルのレベルはいくつなの?)

「久しく見てなかったので分からないですね。ちょっと待ってくださいね。」





名前      リル
性別       メス
年齢      不詳

レベル     測定不能

ステータス全て不明(ただし、主と一緒に戦う時は、ステータス減少)




「あらら、レベルは分からないですね。」

(そうか。じゃあとりあえずここ周辺のマップ埋めしようよ。主のマップにも共有されるから。)

「了解したわ。じゃあグリフォンくん私の背中に乗りなさい。」

(いいのか?)

「ええ。あなたより私の方が速いですからね。」

(うむ。感謝する。)

「落ちないように気をつけてね。」




俺は夜ご飯を食べ終え、寝る準備をしていた。

「今日も色々とあったな。」
俺は今日色々ありすぎて、精神的に疲れている。

「今日は早く寝るか。」
と言っても既に11時を超えていた。

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