VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

69話──準備

〜〜次の日〜〜

リュウがログインしました。

「お!2人とももう来てたんだね。」

「リュウがお風呂の掃除してる時に先にログインしてたのよ!」

「そうそう!待ってる間暇だったからリュウ兄の動画漁ってたよ。」

「え!?まだあるの?」

「うん。【コロシアム】の戦ってやつはみんなに見られるから動画に出やすいんだよ。」
流石詩織だ。いつもネットを使いまくってるだけはあるな。

「そうなのか。それは仕方ないな。けど、俺の戦術がバレるのは厄介だな。」

「まあ、それは勢いで勝つのよ!」
はる姉らしい考えだな。

「分かった!それより、イベントは明日からだけど今日は何する?」

「えーっと必要なアイテムを補充したいね。ってイベントってアイテム持ち越しありだっけ?」

「お姉様が見てあげるわね!えっと、装備品は全ておっけーで回復アイテムは1人各種99個までだってよ。無くなったら作るのがいいかな?まあ、私達は誰も作れないんだけどね。」

「そうだね!99個あれば大丈夫じゃないか?誰か回復魔法使えない?」
この世界はHPの自動回復は回復アイテムか回復魔法、食べ物による回復だけなのだ。MPは一晩で自動回復する。って、俺がご飯作れば解決じゃね?

「私使えるけど?」
はる姉が手を挙げた。

「でも待って、俺が飯作れば体力回復するよな?」

「「あ!そうよ!」」

「あはは。すまん。忘れてたわ。」

「まあいいわ。じゃあそういう事で食料を多めに持っていきましょうか。」

「おう!俺がアイテムボックスに入れとくよ。」

「リュウ兄ありがとう!あとは回復アイテムはみんな99個入れとくよね?」

「そうね。じゃあそれを買いに行きましょうか。解散!」

「おー!」

「はーい。」
俺達は家を出て、それぞれの買うアイテムのお店へ行った。俺は食料を買いに行き、はる姉は回復アイテムを、詩織はキャンプ道具を買いに行った。

〜〜数時間後〜〜

「あー疲れたー!」

「詩織おかえり!」

「リュウ兄早いね!」

「食料だったからすぐ終わったんだよ。はる姉も帰ってきてるよ。」

「え!私が最後だったのね。まあいいや。アイテムはちゃんと言われた通りに買ってきたら大丈夫なはずよ。」

「おう!ありがとな!」

「他に必要なアイテムは無いよな?」

「多分ないと思うよ!」

「了解!じゃあそろそろログアウトして、明日に備えるか。」

「そうだね!」

リュウ、詩織、はるがログアウトしました。

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