#140文字小説

北西時雨

2018/08/18

雨上がりの竹藪で、先日まで何もなかった坂に沢山の竹が顔を出す。一体どこにそんな力を蓄えていたのかというくらいすくすくと、真っ直ぐ空に向かって伸びていく。竹の子らに、限りなどない。ただ、日の光がどのくらい、当たっていたかというだけ。

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