#140文字小説
2017/10/20
「お待ち」出掛けようとする私を婆ちゃんが引き留める。「これを持ってお行き。なるべく遠くに行くんだよ」そう言って小さな頭陀袋を差し出す。「日帰りだけど」「いいから」半ば無理矢理持たされ家を出る。首を捻りながら数メートル歩いた頃、背後から聞こえた爆発音に振り返ると家が燃えていた。
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