#140文字小説

北西時雨

2017/10/19

金魚は何故金色ではないのか。飼い猫がくわえているブツの赤いヒレがピタピタと動いているのを見ながら、そんなことを考えた。妹が掬ってきた金魚が餌になったのは三回目。なんと言い訳したものか。
猫はそんな心配をよそに、するりとはみ出したヒレをしまい、満足げに一回鳴いた。

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