俺の耳かきスキルで世界救っちゃいます!
第2章1話 そして、休みが終わる
リーニャがこの家に住み着いて三日が過ぎた。長かった春休みもあっという間に終わりだ。
ちなみにここ三日の間は、リーニャは色々と連絡を取りながら、何かの用意を着々と進めているようだ。まぁやらなければならない事が多いのだろう。
俺か?俺の休みは、全部宿題に持ってかれたぞ?ま、まぁリーニャがいるおかげで、ちょいちょい助けて貰えたから良かった……。
と、こんな感じで休みを程々にエンジョイして過ごし、新学期を迎えることとなった。今日から2年生。まぁそんなに大きく環境が変わるわけではないが、心機一転して頑張ろう!
「ふんふふふーんふふーんっ♪♪」
今日の登校は葱と2人だ。なんか葱もテンションが高い。……ここ数日、リーニャとぶつかりまくってたもんなぁ。リーニャが居ないのが嬉しいんだろうな。
「なんか元気だな」
何の会話もないのは気まずいので、無難な話題で話しかける。ま、徒歩5分圏内に学校があるから楽なんだけどさ。
「うぇっ!?い、いや、別にあんたと二人っきりが久しぶりで嬉しいなんて思ってないんだからね!?」
「何故お前はそう自爆したがるんだ……」
勘違い系主人公じゃないから安心してくれ。流石にお前がどテンプレのツンデレしてても、俺は可愛いとは思えど、勘違いはしないっての。
「ま、まぁそれはともかく!早く教室行こ!」
「そうだな」
去年とクラスのメンバーは同じのままだから、俺のぼっちスキルが発動することもなさそうで、一安心だ。
あっさりと着いて、階段を登って、我らが教室の扉を開ける。
「よーっす」「おっはよう!」
「お、海凪、葱ちゃんも!おはよー」
爽やかな笑顔を向けてくるこいつは、福井 遊。俺のもう1人の幼馴染に当たる。……イケメンな幼馴染親友とリア充系幼馴染がいる俺って、相当主人公してない?
「相変わらずのリア充登校でござるな」
「そんな僻まないでくれよ……ドランゴ」
初っ端から残念なオーラ全開のこいつは、林 龍之介。龍とオタク要素を交えた結果、ニックネームがドランゴになってしまった可哀想な子でもある。
「まぁでも今日は許して差し上げますぞ」
「お、確かにいつもだったら殴りかかって来るもんな。なんかいいことでもあったの?」
余談だが、顔も見た目も言動もオタク度MAX(髪の毛ボッサボサだし、メガネだし……)の癖に、そこそこ武術を嗜んでいたらしく、彼は結構強かったりする。そのパワーは真っ当な方向に使ってほしいな……。
「デュフッ、よくぞ聞いてくれましたな!実は!なんと!我がクラスに転校生が来るんですぞ!!!」
「え、そうなのか。まぁ新学期の始まりだし、居てもおかしくはないよなぁ」
「それはその通りですぞ。ですが、なんと!!この転校生は美少女と言うことが判明しているんですぞ!!」
「おー!素晴らしいじゃないか!どんな娘か楽し……み……だなぁ……?」
あ、これもしかして、オチが分かったかもしれない。
「なぁドランゴ、その娘って外国人だったりする?」
「おお、大当たりですぞ!金髪ヒロインらしくて、既にwktkが止まりませんぞ!」
あぁ……完全に理解した。アイツは入学等の準備してて忙しかったんだな……。
「……ん?そういえば何故分かったんですかな?いつもの質問内容に比べて具体的でしたな……?」
「外国人だったらいいなって願望を込めたんだよ」
ここであっさり認めると、なんか言われそうだしなぁ。程々に躱していこう。
「そろそろチャイムが鳴りますぞ。我はこの目でしかと美少女を焼き付ける準備をしておきますぞ」
「おうおう、また後でな 」
速やかに着席し、それと同時にチャイムが鳴った。そして、担任がやってきた。
「はーい、皆さんおはようございます。久しぶりの再会ですねー嬉しいですねー!」
やたらとうちの担任はテンションが高い。……おばちゃんなんだから自重した方がいいと思うんだけどなぁ。
「無門くん、何か言いたい事でもあります?」
「滅相もないです」 
この先生ほんと怖いよ……人の心を簡単に見透かさないでほしい。
「さて、早速ですが、本日より転校生が来ました!いぇーいぱちぱち!」
結構盛り上がるうちのクラス。割と皆、この先生のノリにも乗ってあげたりするし、いいクラスではあるよな。
「さぁ、入ってきてください!」
扉が開き、金髪を靡かせて彼女が入ってきた。
「どうも初めまして、無門リーニャです。本日からこのクラスでお世話になります。何卒よろしくお願いしまーー」
「なぁあんであの女がここにいるのよぉおお!?」
葱の叫びがこだました。
……あぁ、薄々分かってはいたが……修羅場だ。
ちなみにここ三日の間は、リーニャは色々と連絡を取りながら、何かの用意を着々と進めているようだ。まぁやらなければならない事が多いのだろう。
俺か?俺の休みは、全部宿題に持ってかれたぞ?ま、まぁリーニャがいるおかげで、ちょいちょい助けて貰えたから良かった……。
と、こんな感じで休みを程々にエンジョイして過ごし、新学期を迎えることとなった。今日から2年生。まぁそんなに大きく環境が変わるわけではないが、心機一転して頑張ろう!
「ふんふふふーんふふーんっ♪♪」
今日の登校は葱と2人だ。なんか葱もテンションが高い。……ここ数日、リーニャとぶつかりまくってたもんなぁ。リーニャが居ないのが嬉しいんだろうな。
「なんか元気だな」
何の会話もないのは気まずいので、無難な話題で話しかける。ま、徒歩5分圏内に学校があるから楽なんだけどさ。
「うぇっ!?い、いや、別にあんたと二人っきりが久しぶりで嬉しいなんて思ってないんだからね!?」
「何故お前はそう自爆したがるんだ……」
勘違い系主人公じゃないから安心してくれ。流石にお前がどテンプレのツンデレしてても、俺は可愛いとは思えど、勘違いはしないっての。
「ま、まぁそれはともかく!早く教室行こ!」
「そうだな」
去年とクラスのメンバーは同じのままだから、俺のぼっちスキルが発動することもなさそうで、一安心だ。
あっさりと着いて、階段を登って、我らが教室の扉を開ける。
「よーっす」「おっはよう!」
「お、海凪、葱ちゃんも!おはよー」
爽やかな笑顔を向けてくるこいつは、福井 遊。俺のもう1人の幼馴染に当たる。……イケメンな幼馴染親友とリア充系幼馴染がいる俺って、相当主人公してない?
「相変わらずのリア充登校でござるな」
「そんな僻まないでくれよ……ドランゴ」
初っ端から残念なオーラ全開のこいつは、林 龍之介。龍とオタク要素を交えた結果、ニックネームがドランゴになってしまった可哀想な子でもある。
「まぁでも今日は許して差し上げますぞ」
「お、確かにいつもだったら殴りかかって来るもんな。なんかいいことでもあったの?」
余談だが、顔も見た目も言動もオタク度MAX(髪の毛ボッサボサだし、メガネだし……)の癖に、そこそこ武術を嗜んでいたらしく、彼は結構強かったりする。そのパワーは真っ当な方向に使ってほしいな……。
「デュフッ、よくぞ聞いてくれましたな!実は!なんと!我がクラスに転校生が来るんですぞ!!!」
「え、そうなのか。まぁ新学期の始まりだし、居てもおかしくはないよなぁ」
「それはその通りですぞ。ですが、なんと!!この転校生は美少女と言うことが判明しているんですぞ!!」
「おー!素晴らしいじゃないか!どんな娘か楽し……み……だなぁ……?」
あ、これもしかして、オチが分かったかもしれない。
「なぁドランゴ、その娘って外国人だったりする?」
「おお、大当たりですぞ!金髪ヒロインらしくて、既にwktkが止まりませんぞ!」
あぁ……完全に理解した。アイツは入学等の準備してて忙しかったんだな……。
「……ん?そういえば何故分かったんですかな?いつもの質問内容に比べて具体的でしたな……?」
「外国人だったらいいなって願望を込めたんだよ」
ここであっさり認めると、なんか言われそうだしなぁ。程々に躱していこう。
「そろそろチャイムが鳴りますぞ。我はこの目でしかと美少女を焼き付ける準備をしておきますぞ」
「おうおう、また後でな 」
速やかに着席し、それと同時にチャイムが鳴った。そして、担任がやってきた。
「はーい、皆さんおはようございます。久しぶりの再会ですねー嬉しいですねー!」
やたらとうちの担任はテンションが高い。……おばちゃんなんだから自重した方がいいと思うんだけどなぁ。
「無門くん、何か言いたい事でもあります?」
「滅相もないです」 
この先生ほんと怖いよ……人の心を簡単に見透かさないでほしい。
「さて、早速ですが、本日より転校生が来ました!いぇーいぱちぱち!」
結構盛り上がるうちのクラス。割と皆、この先生のノリにも乗ってあげたりするし、いいクラスではあるよな。
「さぁ、入ってきてください!」
扉が開き、金髪を靡かせて彼女が入ってきた。
「どうも初めまして、無門リーニャです。本日からこのクラスでお世話になります。何卒よろしくお願いしまーー」
「なぁあんであの女がここにいるのよぉおお!?」
葱の叫びがこだました。
……あぁ、薄々分かってはいたが……修羅場だ。
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