俺の耳かきスキルで世界救っちゃいます!
1章3話 昼チュン
チュンチュン、チュンチュンと雀が鳴く声で目が覚めた。いわゆる、朝チュンだな。まぁ、昨日は遅くまで起きてたし、時刻的には昼だろうが……ん?
昼にしては光が薄いし、なんだか息苦しいような……。
俺は寝ぼけたまま、目の前を遮る球体を掴んだ。
「んんっ……んあっ…!」
完全に意識が覚醒した。そ、そういえば、昨日はあのまま寝たんだった。も、もしかして……いや、もしかしなくてもこれは……。
(これが念願の生おっぱい(服越し)か!!)
ま、まさか俺にも朝からラッキースケベなイベントが起こるなんて……。神様ありがとう。
……。……。
……。
(し、しかし、この後どうすれば……!?)
幸せな一時を満喫したものの、問題に気づいてしまった。そう、脱出方法だ。いくら一蓮托生と言えど、これがバレたらバトルもクソもなく死んでしまう。
(と、とりあえずそっと引き剥がすんだ……!)
手の位置をズラして、徐々に離れようプランを実行。なんとか順調に進み、右手、左手を外した。これであとは足を抜いて脱出するだけ……と思ったその時である。
「んっ……らーめ!かってにはなれちゃや!」
その声と共に、足で足をホールドされた。
……。
(なんだ今の駄々っ子モードリーニャちゃんかわえええ!!)
予想だにしない展開で、脱出にこそ失敗したが、これはこれで悪くないのではと思い始めた俺である。我ながら現金な奴だ。
(……ん、待てよ?勝手に離れては嫌……つまり、これは合意の元くっついているという事では?)
うむ、合意なら問題あるまい。俺は女の子の柔らかさを全身で感じながら再び眠……
「おはようございます、ミナギさん」
「あ、ああ……お、おは…ょ…ぅ……」
らせてはくれなかった。
あ、あかん……。にこやかな笑顔過ぎて怖い。というか後ろに鬼神見えるんだけど。
「何か言うことがあるんじゃないですか?」
「えーっと……ごちそうさま?」
あ、セリフ間違ったな、と思う間もなく、俺の意識は闇に吸い込まれた。
<一方その頃、隣の家では>
「はぁ……アタシとした事が寝すぎたなぁ」
折角の休日を昼まで寝てしまうと、なんだか1日を無駄にしている気分になる。とりあえずLINE開こ。はいはい、返信返信、そしてLINEニュース……!?
「って、何これええええ!?」
え、マジで何これ意味わかんないんですけど!?日本はいつからこんなイカれた国になっちゃったのよ……。
「でもこれ……海凪が好きそうなやつだ」
詳しくは読んでないけど、まぁアイツならすぐに答えてくれるだろう。そう思い立ったアタシは、ツインテールを結わえ、程々にオシャレして、出掛ける事にした。
「よっと」
アイツの部屋の窓に無事着地。幼馴染の特権、隣の家の特権の行使に成功。カーテンが閉まってる。まだ寝てるみたいだね、叩き起こして上げないと。
「ふふっ」
気づかない内に笑みを浮かべながら、アタシは窓を開けた。そしてーー。
昼にしては光が薄いし、なんだか息苦しいような……。
俺は寝ぼけたまま、目の前を遮る球体を掴んだ。
「んんっ……んあっ…!」
完全に意識が覚醒した。そ、そういえば、昨日はあのまま寝たんだった。も、もしかして……いや、もしかしなくてもこれは……。
(これが念願の生おっぱい(服越し)か!!)
ま、まさか俺にも朝からラッキースケベなイベントが起こるなんて……。神様ありがとう。
……。……。
……。
(し、しかし、この後どうすれば……!?)
幸せな一時を満喫したものの、問題に気づいてしまった。そう、脱出方法だ。いくら一蓮托生と言えど、これがバレたらバトルもクソもなく死んでしまう。
(と、とりあえずそっと引き剥がすんだ……!)
手の位置をズラして、徐々に離れようプランを実行。なんとか順調に進み、右手、左手を外した。これであとは足を抜いて脱出するだけ……と思ったその時である。
「んっ……らーめ!かってにはなれちゃや!」
その声と共に、足で足をホールドされた。
……。
(なんだ今の駄々っ子モードリーニャちゃんかわえええ!!)
予想だにしない展開で、脱出にこそ失敗したが、これはこれで悪くないのではと思い始めた俺である。我ながら現金な奴だ。
(……ん、待てよ?勝手に離れては嫌……つまり、これは合意の元くっついているという事では?)
うむ、合意なら問題あるまい。俺は女の子の柔らかさを全身で感じながら再び眠……
「おはようございます、ミナギさん」
「あ、ああ……お、おは…ょ…ぅ……」
らせてはくれなかった。
あ、あかん……。にこやかな笑顔過ぎて怖い。というか後ろに鬼神見えるんだけど。
「何か言うことがあるんじゃないですか?」
「えーっと……ごちそうさま?」
あ、セリフ間違ったな、と思う間もなく、俺の意識は闇に吸い込まれた。
<一方その頃、隣の家では>
「はぁ……アタシとした事が寝すぎたなぁ」
折角の休日を昼まで寝てしまうと、なんだか1日を無駄にしている気分になる。とりあえずLINE開こ。はいはい、返信返信、そしてLINEニュース……!?
「って、何これええええ!?」
え、マジで何これ意味わかんないんですけど!?日本はいつからこんなイカれた国になっちゃったのよ……。
「でもこれ……海凪が好きそうなやつだ」
詳しくは読んでないけど、まぁアイツならすぐに答えてくれるだろう。そう思い立ったアタシは、ツインテールを結わえ、程々にオシャレして、出掛ける事にした。
「よっと」
アイツの部屋の窓に無事着地。幼馴染の特権、隣の家の特権の行使に成功。カーテンが閉まってる。まだ寝てるみたいだね、叩き起こして上げないと。
「ふふっ」
気づかない内に笑みを浮かべながら、アタシは窓を開けた。そしてーー。
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