学園内の最低ランクの学生がこの世の悪を成敗するそうです。(仮)
第36話:嗤う道化師。
「なぁ、やっぱりこんな場所に来るのが間違っているって…」
「そんな事言わない!ほら!」
急かすアリスに手を引かれて学園ではなく都市方面へと走り出す。
よく見てみると都市の全域までこの学園祭なのだろうか、都市のどこでも旗が立てられている。
やはり学園都市というだけあってこのような催し物は都市全体に広がっているのだろう。
「待て待て、まずはそこにあるベンチに座ろう疲れたろ?」
 
「まだ疲れてないー!ちゃんとしてよ…」
「あー、分かった分かった」
グダグダしているとアリスに手を引かれて学園に行こうとするが、大通りに人混みができていた。
その目線の先にはスクリーンで大きく学園祭の事が映し出されており頑張りようが分かる。
「ねぇ!学園でビンゴ大会があるみたいだよ!行ってみようよ!」
「はいはい…」
重い身体を無理矢理動かしながら学園に向かう。
心の底から楽しんでいるアリスの顔を見ると不思議と身体が楽になった。
「く…悔しい…あんなに手を握って…私とは手すら握ってくれなかったのに…あとコレを知らせないと…」
柱の影に隠れているユリは柱を掴みながら様子を伺っていた。
思い出したように慌ててユリに話しかけるアスカの後ろには小町がニコニコして待っていた。
「あの…ちゃんとカイトの場所に連れて行ったので小町さんを…」
「うん、そうだよね♪小町ちゃん♪」
「はい♪」
「えっ!ちょっと!さっきの話は!?」
すぐにアスカを抱き上げると何処かに連れて行く小町の目にはハートがあった。 
「ん?知らないなぁ…小町ちゃん!連れてっていいよ♪」
そんな事なんて知らない様に歩き出す。
ゆっくり歩き出すユリの手には黒色に光る指輪が数個握られていた。
「早くみんなに知らせなきゃ…」
握りこんだ手の中に入っている指輪を粉々に砕いてカイトを追いかける為に走り出した。
『さぁ!学園祭を楽しんでいるかい?この私!超絶美少女の音廻ちゃんが司会を務める放送だ!』
「なぁ…あいつは毎回こんな事してるのか?」
「う、うん…そ、そうみたいだね…」
モニターに映し出された音廻は目をキラッとして可愛いらしさを醸し出しているのだろう。
そんな普通の考えを持ってみていると突然モニター画面にノイズが走った。
『あれ?機材不良?ちょ!私の出番が!早く直し…』
『あー、あー、テステス、12345…大丈夫かな?』
ノイズが無くなったモニターには音廻ではなく代わりに泣いたようなお面をつけた少年が立っていた。
『いやー、君達って…本当に醜いよね、こんなに明るい笑顔で笑い合ってさ…本当…反吐が出る…』
モニターの中で邪悪な笑顔で笑うその少年はくるくるとタブレットを指で回していた。
『だから、君達にとっても楽しいゲームを用意してあげたよ、ルールは簡単!学園都市の何処かにいる僕を倒したら君達の勝ちそれじゃ、スタート♪』
モニターの中で青年がタブレットを操作すると周りで苦しみだす人が現れた。
『あっ、言い忘れてた♪苦しんでいる人達は僕のゲームに快く手伝ってくれた人達だから…死んじゃっても文句ないよね?』
無邪気で邪悪な笑顔で微笑んでいる仮面をつけて少年は嗤った。
「そんな事言わない!ほら!」
急かすアリスに手を引かれて学園ではなく都市方面へと走り出す。
よく見てみると都市の全域までこの学園祭なのだろうか、都市のどこでも旗が立てられている。
やはり学園都市というだけあってこのような催し物は都市全体に広がっているのだろう。
「待て待て、まずはそこにあるベンチに座ろう疲れたろ?」
 
「まだ疲れてないー!ちゃんとしてよ…」
「あー、分かった分かった」
グダグダしているとアリスに手を引かれて学園に行こうとするが、大通りに人混みができていた。
その目線の先にはスクリーンで大きく学園祭の事が映し出されており頑張りようが分かる。
「ねぇ!学園でビンゴ大会があるみたいだよ!行ってみようよ!」
「はいはい…」
重い身体を無理矢理動かしながら学園に向かう。
心の底から楽しんでいるアリスの顔を見ると不思議と身体が楽になった。
「く…悔しい…あんなに手を握って…私とは手すら握ってくれなかったのに…あとコレを知らせないと…」
柱の影に隠れているユリは柱を掴みながら様子を伺っていた。
思い出したように慌ててユリに話しかけるアスカの後ろには小町がニコニコして待っていた。
「あの…ちゃんとカイトの場所に連れて行ったので小町さんを…」
「うん、そうだよね♪小町ちゃん♪」
「はい♪」
「えっ!ちょっと!さっきの話は!?」
すぐにアスカを抱き上げると何処かに連れて行く小町の目にはハートがあった。 
「ん?知らないなぁ…小町ちゃん!連れてっていいよ♪」
そんな事なんて知らない様に歩き出す。
ゆっくり歩き出すユリの手には黒色に光る指輪が数個握られていた。
「早くみんなに知らせなきゃ…」
握りこんだ手の中に入っている指輪を粉々に砕いてカイトを追いかける為に走り出した。
『さぁ!学園祭を楽しんでいるかい?この私!超絶美少女の音廻ちゃんが司会を務める放送だ!』
「なぁ…あいつは毎回こんな事してるのか?」
「う、うん…そ、そうみたいだね…」
モニターに映し出された音廻は目をキラッとして可愛いらしさを醸し出しているのだろう。
そんな普通の考えを持ってみていると突然モニター画面にノイズが走った。
『あれ?機材不良?ちょ!私の出番が!早く直し…』
『あー、あー、テステス、12345…大丈夫かな?』
ノイズが無くなったモニターには音廻ではなく代わりに泣いたようなお面をつけた少年が立っていた。
『いやー、君達って…本当に醜いよね、こんなに明るい笑顔で笑い合ってさ…本当…反吐が出る…』
モニターの中で邪悪な笑顔で笑うその少年はくるくるとタブレットを指で回していた。
『だから、君達にとっても楽しいゲームを用意してあげたよ、ルールは簡単!学園都市の何処かにいる僕を倒したら君達の勝ちそれじゃ、スタート♪』
モニターの中で青年がタブレットを操作すると周りで苦しみだす人が現れた。
『あっ、言い忘れてた♪苦しんでいる人達は僕のゲームに快く手伝ってくれた人達だから…死んじゃっても文句ないよね?』
無邪気で邪悪な笑顔で微笑んでいる仮面をつけて少年は嗤った。
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