学園内の最低ランクの学生がこの世の悪を成敗するそうです。(仮)

怪盗80

第7話③:主人公はトラブルに巻き込まれたく無いそうです。

「くそっ!早く行かねぇと、アリスが危ねぇ!」

カイトは走っている途中にアリスの電話にかけたが出なかった、それだけでもアリス
が危険な状況なのではと思ってしまう。

「頼む、無事でいてくれ。」

そんな漫画の主人公が言うような台詞を吐きながら走った。
その時にはカイトに起こるとはカイト自身思ってもいなかった。


デパート裏口、そこには縄で縛られたアリスと客が一人いた。

 「いやー、ここまで君を運ぶとなると疲れるなぁ...でもまぁ、金が貰えるなら安いもんだな。」

「放してよ、私何もしてないでしょ?警察にも連絡取っていないし、何の関係もない一般市民、だから放して...」

アリスはテロリストに涙ぐみながら解放を求めるが、テロリストは全ての状況を知っているのを思い出し笑った。

 「いやー、だってさ君を捕まえて渡さないと金が貰えないんだよなぁ。いや、それともお嬢様・・の方がわかりやすいかな?」

アリスは苦虫を噛んだようなしかめた顔をして笑って話しているテロリストをにらんだ。

 「おー、怖い怖い、でもまだお迎えまで時間があるからさ、話そうよ」

テロリストは一層ニヤニヤと笑った。
その時、誰も入らないであろう裏口の扉を紫色の髪をした少女が勢い良く開けた。

「だ、誰だお前!このデパートの客か!?」

「ん?違うよ、私はただカイトくんを迎えに...」

紫色の髪の少女が言い終わる前にテロリストは銃口を震わせながら突きつけた。

「へっ、なんだよ、驚かせやがって...ただの女じゃねぇか、何で体が震えてやがる...」

(えっ、カイト?今カイトって...でもカイトくんはもう逃げたんじゃ...)

「へー、そうなんだ、その銃で撃つんだぁ...」

紫色の髪の少女はテロリストに銃口を向けられて尚真っ直ぐテロリストの目を見ていた、まるでその目は相手の隙を逃さずに隙あれば嚙みつこうとする獣の目だった。

「ねぇ、撃ってみてよ...」

「く、来るなぁ!!」(ガチャリ...)

テロリストが銃を撃とうした瞬間にテロリストは何も分からず倒れていた。

「...大丈夫か、って...なんでお前がここにいるんだ?...」

その後、カイトが十分後に到着しその状況を見た瞬間に紫色の髪の少女に向かって声色を変えて話しかけた。

「あっ、やっと会えたぁー、全く変わってないねー、ねぇ、この後私とお茶でもs...」

「断る、お茶なんて嫌いだからな、あとお前も」

「えー、ひどいなー、でもそーゆーところが好きー♪」

「あの、えっと、カイトくんはなんでこんなところにいるの?あとその人は誰なの?」

アリスが俺たち二人の会話に入り込んで二人ともに話しかけた。

「全く…お前を助けに来た、ただそれだけだ、だけどこいつがお前を助けてくれたからよかった」

ズレかかっていた黒いマフラーを手で口元へ直してアリスの質問へ答えたのだが。

「あっ、自己紹介がまだだったね、私はyu...」

紫色の髪の少女の頭を軽く叩いた、このままこいつが変な事を言うかもしれない事と話している間、あいつらがここに来るのは俺的にマズイからだ。

「おい、もうすぐ行かないとまずいぞ。
わかっているのか?」

「えー、まだ時間が...そうだね、すぐに帰ろっか。」

「じゃーねぇー、金髪ちゃん!」

「おい、さっさと行くぞ、あとアリスはちゃんとこれからくる奴らに保護されて医者に見てもらえ」

紫色の髪の少女は文句を言いたそうにしてカイトに付いて行き、すぐさまその部屋を後にした。

「カイトのあの手袋なんなんだろう…」

アリスはすぐさま特殊警官隊に保護されて怪我等もなくすぐに学園の寮へと帰された。


事件があった後の夜8:00

「おい、お前はなんでこんな所にいるんだよ!なんだ?アイツシズカか?アイツシズカになんか言われてここに来たのか!?頼むから帰ってください、おねがいじまず...」

カイトは紫色の髪の少女に向かって土下座をしながら涙を流していた。

「ねぇ、そこまでこの私、ユリちゃんが嫌い?私そこまで悪い事した覚えが無いんだけどなぁ♪」

そう言いながらユリ、雨宮あまみやユリはカイトに向かってとぼけるような仕草をしておちゃらけた。

「おい、お前ら此処をなんだとおもっているんだぁ?此処は学園長室であってお前らの自室ではないんだぞ...」

そうイラつきながらカイトとユリに向かって話す学園長のシズカ。

「あっ、私はもう寝たいから寮にもどるね!」

そう言い残しユリは自分の寮へと早足で帰っていった。

「あと、シズカお前に聞きたい事があるんだが、少しいいか?」

「ん?なんだ?私のスリーサイズならすぐに教えてやr..」

「ちげぇよ、アイツ、アリスについてだ。お前、何か隠してないか?」

シズカは座っていた椅子の背もたれに体を預け深くため息を吐いた。
カイトはシズカの目を真っ直ぐ見ていた。

「やっぱり聞いてきたか、あぁ、隠しているよとても大事な事を...ね。」

「アイツ、いやアリスは何者だ?まず普通の一般市民ですって事はないだろ。
テロリストのボスが言っていた事が妙に引っかかってな、あいつらはアリスという特定の人物を目的にしていた、何故アリスでなきゃいけないのか、多分だかアイツじゃないと駄目な理由があるはずだ、そしてお前が言っていた事も妙に引っかかる、教えてくれないか?」

カイトはシズカに向かって真剣な眼差しを送り尋問をするかごとく淡々と話していた。

「はぁー、もう、わかったわかったって、
あいつ、姫咲アリスはこの国日本のトップのお嬢様だよ。だか、この学園では偽名を使っているがな。」

「...はぁ、そんな事だろうとは思っていたけどよぉー、まさか『アリスを護衛しろ』とか言わねぇよな?」

カイトは呆れながらシズカの方を向いて話し出した。
「そんな事言う訳ないだろう?
『出来る限りアリスと一緒に行動しろ。』
それだけさ。」

「おんなじだわ!アホが!!!」

疲れが溜まってるカイトが学園内で叫んだのを見たシズカは腹を抱えて笑っていた。


「これはマズイね…」

その頃生徒会室では冷斗が一枚の紙を見ながら深刻な顔をして呟いていた。

「仕方がない…か」

冷斗は一つ決心をしたように立ち上がった。

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