命改変プログラム
1788 前に進む為のXの問い編 161
テッケンさんとオウラさんそれぞれが拳圧を飛ばします。でもそれ自体を騎士ンズラベーダは避けようとはしませんでした。どうやら拳圧自体は恐れてはないようです。そしてそれは正しかったみたいです。騎士ンズラベーダは拳圧に少し蹈鞴を踏んだ程度でダメージ自体はほぼ食らってない……
(堅い……)
私はそう思いました。薄々感じてたけど……もしかしたら騎士ンズラベーダは防御型のボスなのかもしれません。ボスにも色々とタイプがありますからね。えげつない攻撃をどんどんと繰り広げてくるようなボスもいれば、トリッキーな攻撃でプレイヤーを翻弄するようなボスだっているし、単純に攻撃を当てるのが難しいボスとかもいます。そんな数あるボスの中でも、一番面白みがなくて、そして厄介なのが防御型のボスです。
何せ防御型のボスはやたらと時間がかかるのが特徴的です。当たり前ですね。何せ防御が堅いと言うことは、それだけHPを削りにくいと言うことですから。でも攻め続けられるのなら、ある意味ストレス発散とかになるんでは? とか思うかもしれませんが、ボスともなるとそうはいきません。LROには亀型のモンスターがフィールドにいます。
それはストレス発散として機能しなくもないですが、ボスとなるとそうはいきません。確かに普通のボスと違って、そこまでえげつない攻撃って奴を防御型のボスはやってはきません。一つ一つ対処していけば、時間はかかってもきちんと倒せるのが多いです。でもそれは作業になりがちというか……そこに楽しさを見いだすのが難しいと言いますか?
それに防御型のボスと行ってもボスはボスであることに変わりはなくて、油断してるとやられます。ハラハラドキドキのハラハラだけが長く続くというか……単調な中にも緊張感を持つ……と言うのはなかなかに難しいことなのです。
そして今私たちが戦ってるのはボスはボスでもエクストラボスという括りのボスです。騎士ンズラベーダが仮にもし、防御型のボスだったとしても、きっとその攻撃はかなりの威力の筈です。それにエクストラを冠してるのなら、全ての行動が高次元だったとしても驚きません。
今はあんまり攻めてこないから防御型に見えるだけの可能性はあります。なにせエクストラボス……それがどれほどの物なのか……私たちは計りかねてます。
「頑張って、この程度か?」
「まだですよ」
此方をたいしたことないかのようにさっきからあおってくる騎士ンズラベーダですが、拳圧にビクともしないのは確かにちょっと驚きましたが、元からそれは二人にとっては本命ではありません。二人だってエクストラボスを冠する奴がこれでどうにかなる……何て思うほどに楽観的ではないです。
だから更に殴りに行ってたオウラさんが騎士ンズラベーダの動きを見て、その手を開いて、奴の腕の一本を取りました。そして逆側にひねって、更に脚を払って地面に倒します。その時素早く組み付いたオウラさんは一緒に地面に倒れて、わざわざ自分を下の方にしてる。
普通は上に乗ってマウントとるものでは? けど組み付いてるみたいになってるから騎士ンズラベーダはその腕を拘束されて脚もオウラさんの脚に絡まれて、身動きを封じてる。つまりは奴は完全にホールドされた状態です。これはもう避けるなんて絶対に出来ません。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
さっきよりも強く拳を輝かせて上から落ちてきたテッケンさんが更に加速してその輝く拳を騎士ンズラベーダへと振り抜きます!!
(堅い……)
私はそう思いました。薄々感じてたけど……もしかしたら騎士ンズラベーダは防御型のボスなのかもしれません。ボスにも色々とタイプがありますからね。えげつない攻撃をどんどんと繰り広げてくるようなボスもいれば、トリッキーな攻撃でプレイヤーを翻弄するようなボスだっているし、単純に攻撃を当てるのが難しいボスとかもいます。そんな数あるボスの中でも、一番面白みがなくて、そして厄介なのが防御型のボスです。
何せ防御型のボスはやたらと時間がかかるのが特徴的です。当たり前ですね。何せ防御が堅いと言うことは、それだけHPを削りにくいと言うことですから。でも攻め続けられるのなら、ある意味ストレス発散とかになるんでは? とか思うかもしれませんが、ボスともなるとそうはいきません。LROには亀型のモンスターがフィールドにいます。
それはストレス発散として機能しなくもないですが、ボスとなるとそうはいきません。確かに普通のボスと違って、そこまでえげつない攻撃って奴を防御型のボスはやってはきません。一つ一つ対処していけば、時間はかかってもきちんと倒せるのが多いです。でもそれは作業になりがちというか……そこに楽しさを見いだすのが難しいと言いますか?
それに防御型のボスと行ってもボスはボスであることに変わりはなくて、油断してるとやられます。ハラハラドキドキのハラハラだけが長く続くというか……単調な中にも緊張感を持つ……と言うのはなかなかに難しいことなのです。
そして今私たちが戦ってるのはボスはボスでもエクストラボスという括りのボスです。騎士ンズラベーダが仮にもし、防御型のボスだったとしても、きっとその攻撃はかなりの威力の筈です。それにエクストラを冠してるのなら、全ての行動が高次元だったとしても驚きません。
今はあんまり攻めてこないから防御型に見えるだけの可能性はあります。なにせエクストラボス……それがどれほどの物なのか……私たちは計りかねてます。
「頑張って、この程度か?」
「まだですよ」
此方をたいしたことないかのようにさっきからあおってくる騎士ンズラベーダですが、拳圧にビクともしないのは確かにちょっと驚きましたが、元からそれは二人にとっては本命ではありません。二人だってエクストラボスを冠する奴がこれでどうにかなる……何て思うほどに楽観的ではないです。
だから更に殴りに行ってたオウラさんが騎士ンズラベーダの動きを見て、その手を開いて、奴の腕の一本を取りました。そして逆側にひねって、更に脚を払って地面に倒します。その時素早く組み付いたオウラさんは一緒に地面に倒れて、わざわざ自分を下の方にしてる。
普通は上に乗ってマウントとるものでは? けど組み付いてるみたいになってるから騎士ンズラベーダはその腕を拘束されて脚もオウラさんの脚に絡まれて、身動きを封じてる。つまりは奴は完全にホールドされた状態です。これはもう避けるなんて絶対に出来ません。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
さっきよりも強く拳を輝かせて上から落ちてきたテッケンさんが更に加速してその輝く拳を騎士ンズラベーダへと振り抜きます!!
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