命改変プログラム
1681 前に進む為のXの問い編 43
「本当だよ。LROにちゃんと組み込まれたからかな? 自然発生したモンスターもいる。私たちが他の場所から連れてきたモンスターもたしかにいるけどね」
「何か違いがあるのか?」
「自然発生したモンスターだと増えたりはしない……と思ってたけど、なんか連れてきたモンスターとなじんだらそうでもないね。なんか自然発生型のモンスターでも一定期間生き長らえたら、LROでは個として存在できるみたい。
勿論別の場所から連れてきたモンスター達は順応して勝手に増えていくんだけどね。自然発生したモンスターも時間経過でその中に入ってくね」
「それは新たな、モンスターの特性の発見なのでは?」
当たり前みたいに会長はいってるけどさ、もしかしたらそういうちゃんとした場で発表したらなかなかに凄い事なのかもしれない。いや、そういう場ってなんだよって話だけどね。てかそれを聞いてて思ったけど……
「もしかして今起きてるこのエリアでの新種達って……」
「そうだね、そういう自然発生型のモンスターと私たちが連れ込んだモンスター達とが混ざり合ってるのかもしれないね。それで特殊な個体が生まれてるのかも」
モンスターは殺したら消える。それが別の生物の血肉になるわけじゃないけど、僕たちプレイヤーには戦利品としてそのモンスターのアイテムが手に入る。でもそれから考えると、増えるっておかしな話ではあるよね。
「そもそもかモンスターってどうやって増えてるんだ?」
「普通のエリアでは自然に増えるって事はまず無いね。完璧に管理されてる場所だからね。でもLROの本体の方は自由があるみたい。モンスターはどうやら力を高める方法が二種類くらいあるみたいだよ。
敵を倒すか、時間が経つか――だね」
「時間って何もしなくてもいいのか?」
「生き残れるだけで凄いって事じゃない。勿論特殊なボス的な配置型のモンスターはそうじゃないみたいだけど。そういうコードないし。でも自然発生していってユニークモンスターと呼ばれるまで進化した個体も実際時間経過だけで更に強くなるね」
「マジかよ。存在してるだけで強くなり続けるとか……そのうちプレイヤーでは絶対に対応出来ないようなモンスターが出てこないか?」
そういう危険あるよね?
「でもやっぱり強いモンスターは強くなるにも膨大な時間が必要だから、そこらへんはバランス調整されてるよ」
「なるほどね……」
「あっ、ちなみにいっとくけど、最近スオウがこっそりとやってるような私たちのエリアのモンスターを別のエリアに送るって出来ないよ」
うっ……バレてたか。まあ今はそれも停滞してゲートに袋詰めしたモンスターを投げ入れるって事はしてないけど……でもそれを指示してるのはローレの奴だからね。どうせならここであいつが諦めそうな言葉がほしい。
「それって絶対に無理なのか?」
「うーん、それはスオウ次第かも?」
止めてくれない。僕は「絶対に無理!」っていう言葉がほしかったんだよ。僕次第とか言われると、絶対にローレの奴諦めないじゃん。僕になんとかしなさい――って絶対に言ってくるよ。まあこの要望を叶えることが出来たら、僕はローレのチームから抜けることが出来るからな。
「ちなみになにかヒントとか……」
「スオウなら大丈夫だよ」
やめてくれないその絶対の信頼感。だから会長は僕のこと評価しすぎだからね。僕は何でも出来る奴じゃない。そこら辺そろそろ理解してもらいたい。
「何か違いがあるのか?」
「自然発生したモンスターだと増えたりはしない……と思ってたけど、なんか連れてきたモンスターとなじんだらそうでもないね。なんか自然発生型のモンスターでも一定期間生き長らえたら、LROでは個として存在できるみたい。
勿論別の場所から連れてきたモンスター達は順応して勝手に増えていくんだけどね。自然発生したモンスターも時間経過でその中に入ってくね」
「それは新たな、モンスターの特性の発見なのでは?」
当たり前みたいに会長はいってるけどさ、もしかしたらそういうちゃんとした場で発表したらなかなかに凄い事なのかもしれない。いや、そういう場ってなんだよって話だけどね。てかそれを聞いてて思ったけど……
「もしかして今起きてるこのエリアでの新種達って……」
「そうだね、そういう自然発生型のモンスターと私たちが連れ込んだモンスター達とが混ざり合ってるのかもしれないね。それで特殊な個体が生まれてるのかも」
モンスターは殺したら消える。それが別の生物の血肉になるわけじゃないけど、僕たちプレイヤーには戦利品としてそのモンスターのアイテムが手に入る。でもそれから考えると、増えるっておかしな話ではあるよね。
「そもそもかモンスターってどうやって増えてるんだ?」
「普通のエリアでは自然に増えるって事はまず無いね。完璧に管理されてる場所だからね。でもLROの本体の方は自由があるみたい。モンスターはどうやら力を高める方法が二種類くらいあるみたいだよ。
敵を倒すか、時間が経つか――だね」
「時間って何もしなくてもいいのか?」
「生き残れるだけで凄いって事じゃない。勿論特殊なボス的な配置型のモンスターはそうじゃないみたいだけど。そういうコードないし。でも自然発生していってユニークモンスターと呼ばれるまで進化した個体も実際時間経過だけで更に強くなるね」
「マジかよ。存在してるだけで強くなり続けるとか……そのうちプレイヤーでは絶対に対応出来ないようなモンスターが出てこないか?」
そういう危険あるよね?
「でもやっぱり強いモンスターは強くなるにも膨大な時間が必要だから、そこらへんはバランス調整されてるよ」
「なるほどね……」
「あっ、ちなみにいっとくけど、最近スオウがこっそりとやってるような私たちのエリアのモンスターを別のエリアに送るって出来ないよ」
うっ……バレてたか。まあ今はそれも停滞してゲートに袋詰めしたモンスターを投げ入れるって事はしてないけど……でもそれを指示してるのはローレの奴だからね。どうせならここであいつが諦めそうな言葉がほしい。
「それって絶対に無理なのか?」
「うーん、それはスオウ次第かも?」
止めてくれない。僕は「絶対に無理!」っていう言葉がほしかったんだよ。僕次第とか言われると、絶対にローレの奴諦めないじゃん。僕になんとかしなさい――って絶対に言ってくるよ。まあこの要望を叶えることが出来たら、僕はローレのチームから抜けることが出来るからな。
「ちなみになにかヒントとか……」
「スオウなら大丈夫だよ」
やめてくれないその絶対の信頼感。だから会長は僕のこと評価しすぎだからね。僕は何でも出来る奴じゃない。そこら辺そろそろ理解してもらいたい。
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