命改変プログラム
1672 前に進む為のXの問い編 34
何か視線を感じて僕はコードを見る目にして周囲を見回す。僕には何か探索系のスキルがあるわけじゃない。ただ目が良くて、そしてコードを見ることが出来るってだけ。
まあコードを使って探索系のスキル的な物を作る……とか出来ると思うけど、今の僕の実力ではそこまでは無理だ。けど、コードを見れることは大きい。普通なら足跡とかで誰か……というか何かが居たとか判断しないといけないんだろうが、コードならもっと僅かな痕跡がわかる。なぜなら何かがそこを踏んだ情報とか、残ったりするからだ。
まあそれを見つけるのも面倒だけど……視線を感じた先のコードだけに絞れば、変化は見える。
(やっぱり何かいる)
どうやら保護色的な物に擬態出来る何か……だ。プレイヤーだろうか? そういうスキルはある。隠密系スキルとしてね。でもこの眼には関係ない。普通の視界では流石に見えないけど、このコードが見える目にすれば、コードとして見えるからね。
(けどここにはプレイヤーはいないっぽいし、それならモンスターしか)
でもそれならそれで懸念がある。それはすぐに襲ってこないことだ。モンスターならそこら辺敏感に察知して、僕が倒れてるときにでも襲ってきそうじゃん。まあもしかしたらヤドカリもどきが守ってくれてた……って可能性もあるが……でも透明になれるなら、そこらへんどうにでもやれると思う。
それに今だってそうだ……なんか……襲ってくる感じがない。でも時々ぞわってするんだよね。それはまるで一瞬だけこっちに向けてる殺気が漏れてるみたいな……こっちに悟られないように油断した瞬間を狙おうと思ってる?
でも僕が既に警戒してるのはわかってるはず。それなら普通のモンスターなら、近づいてきて攻撃を当てることを考えそうな物だけど、この何か……はそういう感じではない。
(何がしたいんだ? ……あっ)
僕が色々と考えを巡らせてると、ヤドカリもどきがその透明なモンスター? に向かっていって、バブルシャワーっていう攻撃をした。
「いたいいたい!」
そんな声が何もない……いやコードとしては見えてる空間から聞こえた。それは――
(子供の声?)
――そういう風に聞こえた。そしてそういう潜伏系統のスキルの仕様として、看破されたら効果が切れるって言うのがある。だから攻撃を当てられたからか、それの透明化の効果が切れてその姿があらわになった。
「はわわわわ……こ……ころさないで」
そういうのは、頭に大きな花を咲かせてる可愛い幼女だった。
まあコードを使って探索系のスキル的な物を作る……とか出来ると思うけど、今の僕の実力ではそこまでは無理だ。けど、コードを見れることは大きい。普通なら足跡とかで誰か……というか何かが居たとか判断しないといけないんだろうが、コードならもっと僅かな痕跡がわかる。なぜなら何かがそこを踏んだ情報とか、残ったりするからだ。
まあそれを見つけるのも面倒だけど……視線を感じた先のコードだけに絞れば、変化は見える。
(やっぱり何かいる)
どうやら保護色的な物に擬態出来る何か……だ。プレイヤーだろうか? そういうスキルはある。隠密系スキルとしてね。でもこの眼には関係ない。普通の視界では流石に見えないけど、このコードが見える目にすれば、コードとして見えるからね。
(けどここにはプレイヤーはいないっぽいし、それならモンスターしか)
でもそれならそれで懸念がある。それはすぐに襲ってこないことだ。モンスターならそこら辺敏感に察知して、僕が倒れてるときにでも襲ってきそうじゃん。まあもしかしたらヤドカリもどきが守ってくれてた……って可能性もあるが……でも透明になれるなら、そこらへんどうにでもやれると思う。
それに今だってそうだ……なんか……襲ってくる感じがない。でも時々ぞわってするんだよね。それはまるで一瞬だけこっちに向けてる殺気が漏れてるみたいな……こっちに悟られないように油断した瞬間を狙おうと思ってる?
でも僕が既に警戒してるのはわかってるはず。それなら普通のモンスターなら、近づいてきて攻撃を当てることを考えそうな物だけど、この何か……はそういう感じではない。
(何がしたいんだ? ……あっ)
僕が色々と考えを巡らせてると、ヤドカリもどきがその透明なモンスター? に向かっていって、バブルシャワーっていう攻撃をした。
「いたいいたい!」
そんな声が何もない……いやコードとしては見えてる空間から聞こえた。それは――
(子供の声?)
――そういう風に聞こえた。そしてそういう潜伏系統のスキルの仕様として、看破されたら効果が切れるって言うのがある。だから攻撃を当てられたからか、それの透明化の効果が切れてその姿があらわになった。
「はわわわわ……こ……ころさないで」
そういうのは、頭に大きな花を咲かせてる可愛い幼女だった。
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