命改変プログラム
1527 校内三分の計編 177
「はあ……大変だった……」
子供の好奇心とは大人しいとかアクティブとかは関係ないらしい。あんなふうにおどおどとしてる子でも、興味があることはしつこく聞いてきた。それにどう向き合うのか……一応真剣に答えたけど……やっぱり好きな人がどうとか、めっちゃ疲れると思いしった。それに子供は線引きってしないよね。遠慮がない。
「お疲れ様です。大変でしたね」
「見てたのなら助けてくださいよ」
「私ではそこら辺の助言は出来ないので。もちろんメカブでも足りないでしょう。あの子は妄想癖が強すぎますからね」
「それはそうですけど……」
確かにオウラさんもメカブもそこら辺を相談する相手とはしてはどうかと思う。オウラさんはでもこっちでは見た目的には綺麗な女性ではある。やや身長高いし、なんか只者ではないオーラ? ってやつを醸し出してるけどさ……でも多分子供たちは優しいお母さんくらいには思ってると思う。
メカブちゃんはもうアレだから……としかいえない。でもだからって私が最適かって言われると、首を横に振るうよね。だって私だって恋愛経験なんてなくて、今初心者マークを付けてやってるんだよ?
いうなればレベル 1だ。そんな私じゃあ……
「私だって向いてないですよ。せめてシルクちゃんがいればよかったですけど……」
シルクちゃんも一応同じチームだ。あとテッケンさん。でもあの二人はよく組んで冒険してる。テッケンさんはまだわかるけど、シルクちゃんも結構アクティブなんだよね。彼女、どっちかというと大人しい感じだし、動か静かで言ったら後者なんだけど、意外とよく動く。
でも全然オウラさんやメカブなんかよりもまとも……というか一般人だ。リアルは全くしらないが、シルクちゃんはとても子供の相手も慣れてる感じがある。よくなつかれてるしね。
それに何故かシルクちゃんは男の子たちにいたずらされたりしない。私やメカブちゃんは酷いのに……なんかシルクちゃんって雰囲気が上品なんだよね。別に近寄りがたいとげとげした感じの上品さじゃくなく、なんか存在が? そんな感じ。だから子供たちも変なことはしない。
「いえいえ、セツリがいてくれるたけで助かります。領主様とも親交があって助かってますしね」
「色々と困ったことにもなってますけどね」
「そうなんですか? 力になれるのなら、手を貸しますよ?」
「いえ、一応それはマイオさんに相談して解決? 進展? 待ちなんです」
「そうですか、ならよかったです」
私のためにオウラさんがお茶を入れてくれる。孤児院の外のベンチで座って暗くなってる空を見上げる。
「もうすぐ、投票なんですけど……勝てるでしょうか?」
私はなんとなくそんなことをいった。オウラさんなら事情知ってるし……いいかなって……
「ああ……情勢は詳しくは聞いてないですけど、会長は強敵ですからね」
「はい……それにクリスの奴が……」
裏切った……というか抜け駆けしたかも……だし。そうなると私的にはもう絶望的というか……
「色々な状況を最初に想定して動くべきでしたね。そして最悪の対応策は事前に準備をすべきです」
「それは……でも……」
「戦場では、でも――なんて言えませんよ」
「私は戦場にいませんから」
「戦場とは弾丸や魔法が飛び交う場所だけではないでしょう。まあそもそも、私にはセツリの勝利条件がよく見えませんが」
「勝利条件ですか? それは会長になって――」
「会長になりたいんですか?」
「それを言われると……」
私が生徒会長になりたいとおもったのは……というかなりたいとは思ってない。だって私が日鞠ちゃんに挑めることなんてくれくらいしかなくて、そしてクリスにそそのかされたから……あれ? 私って別に生徒会長になりたいわけじゃないじゃん。
子供の好奇心とは大人しいとかアクティブとかは関係ないらしい。あんなふうにおどおどとしてる子でも、興味があることはしつこく聞いてきた。それにどう向き合うのか……一応真剣に答えたけど……やっぱり好きな人がどうとか、めっちゃ疲れると思いしった。それに子供は線引きってしないよね。遠慮がない。
「お疲れ様です。大変でしたね」
「見てたのなら助けてくださいよ」
「私ではそこら辺の助言は出来ないので。もちろんメカブでも足りないでしょう。あの子は妄想癖が強すぎますからね」
「それはそうですけど……」
確かにオウラさんもメカブもそこら辺を相談する相手とはしてはどうかと思う。オウラさんはでもこっちでは見た目的には綺麗な女性ではある。やや身長高いし、なんか只者ではないオーラ? ってやつを醸し出してるけどさ……でも多分子供たちは優しいお母さんくらいには思ってると思う。
メカブちゃんはもうアレだから……としかいえない。でもだからって私が最適かって言われると、首を横に振るうよね。だって私だって恋愛経験なんてなくて、今初心者マークを付けてやってるんだよ?
いうなればレベル 1だ。そんな私じゃあ……
「私だって向いてないですよ。せめてシルクちゃんがいればよかったですけど……」
シルクちゃんも一応同じチームだ。あとテッケンさん。でもあの二人はよく組んで冒険してる。テッケンさんはまだわかるけど、シルクちゃんも結構アクティブなんだよね。彼女、どっちかというと大人しい感じだし、動か静かで言ったら後者なんだけど、意外とよく動く。
でも全然オウラさんやメカブなんかよりもまとも……というか一般人だ。リアルは全くしらないが、シルクちゃんはとても子供の相手も慣れてる感じがある。よくなつかれてるしね。
それに何故かシルクちゃんは男の子たちにいたずらされたりしない。私やメカブちゃんは酷いのに……なんかシルクちゃんって雰囲気が上品なんだよね。別に近寄りがたいとげとげした感じの上品さじゃくなく、なんか存在が? そんな感じ。だから子供たちも変なことはしない。
「いえいえ、セツリがいてくれるたけで助かります。領主様とも親交があって助かってますしね」
「色々と困ったことにもなってますけどね」
「そうなんですか? 力になれるのなら、手を貸しますよ?」
「いえ、一応それはマイオさんに相談して解決? 進展? 待ちなんです」
「そうですか、ならよかったです」
私のためにオウラさんがお茶を入れてくれる。孤児院の外のベンチで座って暗くなってる空を見上げる。
「もうすぐ、投票なんですけど……勝てるでしょうか?」
私はなんとなくそんなことをいった。オウラさんなら事情知ってるし……いいかなって……
「ああ……情勢は詳しくは聞いてないですけど、会長は強敵ですからね」
「はい……それにクリスの奴が……」
裏切った……というか抜け駆けしたかも……だし。そうなると私的にはもう絶望的というか……
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私が生徒会長になりたいとおもったのは……というかなりたいとは思ってない。だって私が日鞠ちゃんに挑めることなんてくれくらいしかなくて、そしてクリスにそそのかされたから……あれ? 私って別に生徒会長になりたいわけじゃないじゃん。
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