命改変プログラム
1418 校内三分の計編 78
外側からもこだわりは感じれた。けど、シートに座ってみると、違いがまたよくわかる。やっばりそれぞれで脚や腕の長さとか違うから、本当に丁度良い感じに多分調整されてるんだろう。このヴァレル・ワンは僕にはちょっと大きい。
特にアクセルとかそこら辺が結構きつい。脚を目一杯伸ばさないと踏み込めないし。このヴァレル・ワンの所有者はかなり脚が長いらしい。エルフかな? モブリとかが操縦するとなると、もっと工夫が必要になるだろうし、僕はきっと乗れないな。
そういうちっちゃいのもある。
「うーんこれはちょっと合わないかも」
「そうですか。まあ仕方ないですね。ここのカスタマイズされてますから。変に調整したら気付かれるかもですし」
「ん?」
今なんていった? 気付かれるって……
「ああ! ほらほら、こっちのなんてどうですか? さっきのよりはちょっとこぶりですよ。それに後ろが大きくなってて、単純にパワーをアップしてる感じですよ。さあさあ」
艶やかな彼女に押されて僕は別の機体にも乗った。気になる事を言ってたが、なんか勢いで誤魔化そうとしてない? でも乗ってみたら、結構これはしっくり来た。それにシートもこれは座り心地いいね。素材が違いそう。本当にカスタマイズの幅が広そうだ。
とりあえず座って色々と感触を確かめる。アクセルの重さとかもやっぱり違うね。それぞれのボタンの形や色とかだって、機体によって違うし、惜し心地とかもポチポチ系もあれば、カチカチ系もある。多分もっとあるんじゃないだろうか? 内部の内装だって、メタルっぽくしてるのもあったり、ウッド系にしてるのだってあった。これはウッド系にしてある。
テア・レス・テレスももっとこういうカスタマイズされた奴を見せればいいのに……
(まあきっと何か戦略があるんだろうけど……)
会長がそこら辺を考えてないわけ無いからね。きっとどういう風に宣伝していくのか一番いいかのロードマップ的なのはあるはず。その内、ここにあるヴァレル・ワンも使うんだろう。
「ねえ、これって動かせないのかしら?」
メリッサの奴がなんかそんな事を言ってくる。あいつも別の機体にのってるな……でも、いやいやそれは……
「不味いだろ」
「えーちょっとだけよ。それにアンタは動かしたことがあるんでしょ? 私はないのなんか嫌」
なんだその対抗意識。それにこんな狭い所で動かしたって事故ると思う。てかそもそも生体認証なんだし、他人が動かすなんて不可能だろう。僕が動かしたのはそもそもが誰にでも動かせる様にPRの為に設定した機体だったし。
「うーん流石にそれは難しいですね。ヴァレル・ワンの鍵はそれぞれのプレイヤーですから。登録したプレイヤー以外は起動できません」
「スオウなら出来るでしょ?」
「何が?」
「祝福を使いなさいよ」
「お前な……」
それは犯罪だぞ。ペナルティーはこの中だけだといっても、それは車中荒らしと同義だ。そんな事に手を貸せるか。
「そんな事が出来るんですか?」
つややかな紫髪を揺らして顔を近づけてくるここまで案内してくれた彼女。覗き込むようにしてくると、その……おっぱいがヴァレル・ワンにのってますよ。
「出来るかなんてわかりません。それに出来たら問題でしょう?」
「でも出来るかどうかを確かめるのは大事ですよ。それを報告して、その穴も防がないと」
「僕と同じ事は出来ないと思いますけど……」
会長以外……
「でも別のアプローチがある可能性はあります。ヴァレル・ワンの安全性を高めるためです。ちょっと溜めてし貰えないですか?」
メリッサの奴なんかよりもよほど丁寧にそんな事を言われたらね。まあちょっと試すだけ……
「それなら……」
僕はおだてられて断ることが出来なかった。
特にアクセルとかそこら辺が結構きつい。脚を目一杯伸ばさないと踏み込めないし。このヴァレル・ワンの所有者はかなり脚が長いらしい。エルフかな? モブリとかが操縦するとなると、もっと工夫が必要になるだろうし、僕はきっと乗れないな。
そういうちっちゃいのもある。
「うーんこれはちょっと合わないかも」
「そうですか。まあ仕方ないですね。ここのカスタマイズされてますから。変に調整したら気付かれるかもですし」
「ん?」
今なんていった? 気付かれるって……
「ああ! ほらほら、こっちのなんてどうですか? さっきのよりはちょっとこぶりですよ。それに後ろが大きくなってて、単純にパワーをアップしてる感じですよ。さあさあ」
艶やかな彼女に押されて僕は別の機体にも乗った。気になる事を言ってたが、なんか勢いで誤魔化そうとしてない? でも乗ってみたら、結構これはしっくり来た。それにシートもこれは座り心地いいね。素材が違いそう。本当にカスタマイズの幅が広そうだ。
とりあえず座って色々と感触を確かめる。アクセルの重さとかもやっぱり違うね。それぞれのボタンの形や色とかだって、機体によって違うし、惜し心地とかもポチポチ系もあれば、カチカチ系もある。多分もっとあるんじゃないだろうか? 内部の内装だって、メタルっぽくしてるのもあったり、ウッド系にしてるのだってあった。これはウッド系にしてある。
テア・レス・テレスももっとこういうカスタマイズされた奴を見せればいいのに……
(まあきっと何か戦略があるんだろうけど……)
会長がそこら辺を考えてないわけ無いからね。きっとどういう風に宣伝していくのか一番いいかのロードマップ的なのはあるはず。その内、ここにあるヴァレル・ワンも使うんだろう。
「ねえ、これって動かせないのかしら?」
メリッサの奴がなんかそんな事を言ってくる。あいつも別の機体にのってるな……でも、いやいやそれは……
「不味いだろ」
「えーちょっとだけよ。それにアンタは動かしたことがあるんでしょ? 私はないのなんか嫌」
なんだその対抗意識。それにこんな狭い所で動かしたって事故ると思う。てかそもそも生体認証なんだし、他人が動かすなんて不可能だろう。僕が動かしたのはそもそもが誰にでも動かせる様にPRの為に設定した機体だったし。
「うーん流石にそれは難しいですね。ヴァレル・ワンの鍵はそれぞれのプレイヤーですから。登録したプレイヤー以外は起動できません」
「スオウなら出来るでしょ?」
「何が?」
「祝福を使いなさいよ」
「お前な……」
それは犯罪だぞ。ペナルティーはこの中だけだといっても、それは車中荒らしと同義だ。そんな事に手を貸せるか。
「そんな事が出来るんですか?」
つややかな紫髪を揺らして顔を近づけてくるここまで案内してくれた彼女。覗き込むようにしてくると、その……おっぱいがヴァレル・ワンにのってますよ。
「出来るかなんてわかりません。それに出来たら問題でしょう?」
「でも出来るかどうかを確かめるのは大事ですよ。それを報告して、その穴も防がないと」
「僕と同じ事は出来ないと思いますけど……」
会長以外……
「でも別のアプローチがある可能性はあります。ヴァレル・ワンの安全性を高めるためです。ちょっと溜めてし貰えないですか?」
メリッサの奴なんかよりもよほど丁寧にそんな事を言われたらね。まあちょっと試すだけ……
「それなら……」
僕はおだてられて断ることが出来なかった。
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