命改変プログラム
1262
(スオウならオリジンでやるんだろうけど……)
そうおもわずには居られない状況だ。空間から出てる両腕はどうやら攻撃も防御もあの腕には通じない。素通りしていく。反則にも程があるが、どうやら破壊不可能でこっちにだけダメージを与える仕様の物のようだ。幸いにして動きは単調で、左右に槍を振り回す事しかしない。
けど、私は基本自分で攻撃を避けるって事はしない。だって私に通る攻撃なんかほぼないし……障壁と精霊達でどうにかなるものなのだ。エアリーロを出してのる手もあるが、それをすると後ろがヤバいからダメだ。逃げるだけなら方法はあるけど、それじゃあ、私の評価が低くなってしまう。私は舐められるのが嫌いだ。
だからあれは私がどうにかするしかない。とりあえず出来る事をやってみよう。
「関節指定して、動きを遅くするとか出来る?」
私はメノウを魔法を使って一部分を遅くすることを試みる。結構大きいから、関節部分に限って遅延を試みる。僅かだけど遅くなった? でもさっきの攻撃は効かなかったのに、こっちは効くんだ。空間干渉系だから? わからないけど、とりあえずちょっと余裕が出来たね。そもそもさっき受けた攻撃でちょっと下がらせられたし、距離はちょっと空いてる。あの腕は基本動きは変わらないみたいだ。
一定のスピードでもってこっちに迫ってきてる。それが私の魔法で更にちょっと遅くなってる。
他の場所よりは余裕があるでしょう。それにこっちは後ろの心配は必要ない。脳筋だるまがそこは死ぬ気でテア・レス・テレスを会長を押さえてるでしょう。
「オルガトめ……さっさっとやられちゃって……」
あいつがいれば、オリジンの真似事が出来たから、あんな腕くらいならなんとかなったかも知れないのに……私は単体でオリジンは流石に使えない。そもそもオルガトは一番新しく入手した精霊だ。色々とまだ調整がおわってない。招喚して本人に力を使わせるとかは、調整なんて必要なんてない。
けどその力を自分自身で使うとなると、色々と自分色に染める必要がある。それに精霊達の力は強大だが、なかなかに個性が強い。それらをどう料理して、自分の物にするのかは術者の腕というか、つまり私凄いって事だ。
「しょうがないか……」
私は錫杖から手を離す。けど、錫杖は倒れたりしない。ふわふわと浮いて私の周りを回り出す。そして私は別の杖を取り出した。それは白い羽根で覆われた五十センチくらいの短杖だ。先端には黒い宝石がはまってる。
「空間系なら効果あるみたいだからね」
わたしは先端の黒い宝石に息を吹きかける。するとその杖を覆う羽がはためきだして、周囲に羽を散らす。そして私は口を動かす。錫杖が有る限り、私の詠唱は超高速である。そして平行同時詠唱が羽と羽に影響を及ばしていく。
羽一つ一つに宿る魔法。それらが発動して、空間自体が歪んだ。奴の腕が、槍が歪んだ空間にひしゃがれていく。どうにか抵抗して、動こうとしてるが、そんなのは無意味だ。
「虚無の空間へと消えなさい」
私は短杖をしまって錫杖を手に取って背を向けた。もう見る必要はない。さようなら。どや顔で私は会長をみる。
そうおもわずには居られない状況だ。空間から出てる両腕はどうやら攻撃も防御もあの腕には通じない。素通りしていく。反則にも程があるが、どうやら破壊不可能でこっちにだけダメージを与える仕様の物のようだ。幸いにして動きは単調で、左右に槍を振り回す事しかしない。
けど、私は基本自分で攻撃を避けるって事はしない。だって私に通る攻撃なんかほぼないし……障壁と精霊達でどうにかなるものなのだ。エアリーロを出してのる手もあるが、それをすると後ろがヤバいからダメだ。逃げるだけなら方法はあるけど、それじゃあ、私の評価が低くなってしまう。私は舐められるのが嫌いだ。
だからあれは私がどうにかするしかない。とりあえず出来る事をやってみよう。
「関節指定して、動きを遅くするとか出来る?」
私はメノウを魔法を使って一部分を遅くすることを試みる。結構大きいから、関節部分に限って遅延を試みる。僅かだけど遅くなった? でもさっきの攻撃は効かなかったのに、こっちは効くんだ。空間干渉系だから? わからないけど、とりあえずちょっと余裕が出来たね。そもそもさっき受けた攻撃でちょっと下がらせられたし、距離はちょっと空いてる。あの腕は基本動きは変わらないみたいだ。
一定のスピードでもってこっちに迫ってきてる。それが私の魔法で更にちょっと遅くなってる。
他の場所よりは余裕があるでしょう。それにこっちは後ろの心配は必要ない。脳筋だるまがそこは死ぬ気でテア・レス・テレスを会長を押さえてるでしょう。
「オルガトめ……さっさっとやられちゃって……」
あいつがいれば、オリジンの真似事が出来たから、あんな腕くらいならなんとかなったかも知れないのに……私は単体でオリジンは流石に使えない。そもそもオルガトは一番新しく入手した精霊だ。色々とまだ調整がおわってない。招喚して本人に力を使わせるとかは、調整なんて必要なんてない。
けどその力を自分自身で使うとなると、色々と自分色に染める必要がある。それに精霊達の力は強大だが、なかなかに個性が強い。それらをどう料理して、自分の物にするのかは術者の腕というか、つまり私凄いって事だ。
「しょうがないか……」
私は錫杖から手を離す。けど、錫杖は倒れたりしない。ふわふわと浮いて私の周りを回り出す。そして私は別の杖を取り出した。それは白い羽根で覆われた五十センチくらいの短杖だ。先端には黒い宝石がはまってる。
「空間系なら効果あるみたいだからね」
わたしは先端の黒い宝石に息を吹きかける。するとその杖を覆う羽がはためきだして、周囲に羽を散らす。そして私は口を動かす。錫杖が有る限り、私の詠唱は超高速である。そして平行同時詠唱が羽と羽に影響を及ばしていく。
羽一つ一つに宿る魔法。それらが発動して、空間自体が歪んだ。奴の腕が、槍が歪んだ空間にひしゃがれていく。どうにか抵抗して、動こうとしてるが、そんなのは無意味だ。
「虚無の空間へと消えなさい」
私は短杖をしまって錫杖を手に取って背を向けた。もう見る必要はない。さようなら。どや顔で私は会長をみる。
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