命改変プログラム
1176
「お前な……」
僕はクリスの奴のあほな質問にジト目で返す。だってそうじゃん、確実に勝てるとか、負けるとか、そんなのわからないんじゃん。それに今回狙ってるのは前回……ん? いや前々回か――とは違う。なにせ今回狙ってるのは本当の勝利だ。
前回の様に、試合に負けて勝負に勝つ――みたいな勝利とは違う。前々回は僕は自分と日鞠の事しか見てなかった。けど、今回は違う。今回は確実にチームに貢献しないといけない。まあ前々回も貢献したと思うけどね。なにせ今やってるまさに頂上エリアバトルと言えるこの決戦で、一回でも相手のトップを沈めたのは僕だけだ。
それはつまり、一番貢献したのは僕だといって差し支えないはずだ。まあそれでも負けてるが、二回目よりはましだろう。確かに二回目の方が玉を守ってるが、それでもこっちとテア・レス・テレスの玉の数は全然違う。それに世間的には前回のエリアバトルの方が見る場面がなかったみたいにたたかれてる。
前々回は僕と会長のバトルが盛り上がりだったらしいからね。やってる側はとても真剣だから、んな事言われても……なんだが、まあ批判されるよりはいい。
「どうしたんデスか? 私気になって……えっとえっと、私、気になります!」
おい、誰だクリスにそのアニメ見せた奴。なんか最近、クリスはよくアニメ見てるとかいってた。その影響めっちゃうけてる。
「私気になります! 気になります! 気になります!」
「うるせえ!」
こいつ絶対にわかっててやってるだろう。確かにこいつ的にはLROの事は気になるだろうし、僕と日鞠の勝負とか、それで起こる何かとか色々と期待してるところがあるんだろう。でも、こっちはただ必死にやってるだけだからな。
おかしなことが起こる事をこっちは望んでない。
「提案なんデスけど……」
なんかいきなり耳元で甘い声を出してくるクリス。ここで普通ならドキッとするだろう。クリス派閥の奴らなんてこの動作でもうメロメロ間違いない。けど僕は寒気が立った。
「ちょっとクリスちゃん!」
「セツリ、今は大事な話してるデスからステイ!」
きつめな口調でクリスにそういわれて抗議の声を止められたセツリが続く言葉が出ないのか口をバクバクしてる。哀れセツリ……けど頑張ってほしかった。だって絶対に面倒な事じゃん。そう思ってると、胸元を開いた制服を揺らしてなんかアピールしてくるクリス。
「私もエリアバトルに参加できないデスか?」
「は?」
こいつ何言ってるの? てかそもそもリーフィアあるのか? とか色々と疑問に思ったが、こいつのバックには某国がついてるんだ。きっとどんな手段を使っても参加しようとしてくるはずだ。それならば、まだこうやって相談してきた……いや、脅迫? してきただけまし……なんか自分の感覚がおかしいな。
けど取り合えず僕は周りに迷惑を掛けないためにもこういってやる。
「聞いてみてやるよ」
「ありがとうデススオウ!」
そう言ってその豊満な胸を押し付けてくる来るクリス。いやいやこれはヤバイって。男子高校生になんてことしやがるんだこいつ!
「クリスううううううううううう!!」
セツリの叫びがお昼の学校に轟いた。
僕はクリスの奴のあほな質問にジト目で返す。だってそうじゃん、確実に勝てるとか、負けるとか、そんなのわからないんじゃん。それに今回狙ってるのは前回……ん? いや前々回か――とは違う。なにせ今回狙ってるのは本当の勝利だ。
前回の様に、試合に負けて勝負に勝つ――みたいな勝利とは違う。前々回は僕は自分と日鞠の事しか見てなかった。けど、今回は違う。今回は確実にチームに貢献しないといけない。まあ前々回も貢献したと思うけどね。なにせ今やってるまさに頂上エリアバトルと言えるこの決戦で、一回でも相手のトップを沈めたのは僕だけだ。
それはつまり、一番貢献したのは僕だといって差し支えないはずだ。まあそれでも負けてるが、二回目よりはましだろう。確かに二回目の方が玉を守ってるが、それでもこっちとテア・レス・テレスの玉の数は全然違う。それに世間的には前回のエリアバトルの方が見る場面がなかったみたいにたたかれてる。
前々回は僕と会長のバトルが盛り上がりだったらしいからね。やってる側はとても真剣だから、んな事言われても……なんだが、まあ批判されるよりはいい。
「どうしたんデスか? 私気になって……えっとえっと、私、気になります!」
おい、誰だクリスにそのアニメ見せた奴。なんか最近、クリスはよくアニメ見てるとかいってた。その影響めっちゃうけてる。
「私気になります! 気になります! 気になります!」
「うるせえ!」
こいつ絶対にわかっててやってるだろう。確かにこいつ的にはLROの事は気になるだろうし、僕と日鞠の勝負とか、それで起こる何かとか色々と期待してるところがあるんだろう。でも、こっちはただ必死にやってるだけだからな。
おかしなことが起こる事をこっちは望んでない。
「提案なんデスけど……」
なんかいきなり耳元で甘い声を出してくるクリス。ここで普通ならドキッとするだろう。クリス派閥の奴らなんてこの動作でもうメロメロ間違いない。けど僕は寒気が立った。
「ちょっとクリスちゃん!」
「セツリ、今は大事な話してるデスからステイ!」
きつめな口調でクリスにそういわれて抗議の声を止められたセツリが続く言葉が出ないのか口をバクバクしてる。哀れセツリ……けど頑張ってほしかった。だって絶対に面倒な事じゃん。そう思ってると、胸元を開いた制服を揺らしてなんかアピールしてくるクリス。
「私もエリアバトルに参加できないデスか?」
「は?」
こいつ何言ってるの? てかそもそもリーフィアあるのか? とか色々と疑問に思ったが、こいつのバックには某国がついてるんだ。きっとどんな手段を使っても参加しようとしてくるはずだ。それならば、まだこうやって相談してきた……いや、脅迫? してきただけまし……なんか自分の感覚がおかしいな。
けど取り合えず僕は周りに迷惑を掛けないためにもこういってやる。
「聞いてみてやるよ」
「ありがとうデススオウ!」
そう言ってその豊満な胸を押し付けてくる来るクリス。いやいやこれはヤバイって。男子高校生になんてことしやがるんだこいつ!
「クリスううううううううううう!!」
セツリの叫びがお昼の学校に轟いた。
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