命改変プログラム
1165
俺達は全員でスキルをベネジュラージャに開放する。洗脳された騎士たちはエネルギー体になったアイリに集中してくれてるから、こっちに妨害はない。泥の奴が何か叫んでるが、もう遅い。俺の渾身の炎が真っ先にベネジュラージャに襲い掛かる。それは火の鳥の様な形を形取り、聖なる炎をまき散らす。
火の鳥は勿論炎だ。ベネジュラージャの木の根の腕を振ったとしても、そんなの意に返さずに体に取り付いた。そして炎が滾る。
「おおおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ベネジュラージャの断末魔の叫びが響く。ベネジュラージャの奴は見た目枯れ木だ。とても俺のスキルと相性がいい様に思える。更にそこに畳みかける様に、騎士たちが剣のスキルを叩き込んでいく。みるみる内に奴のHPが減っていく。守る物がいないベネジュラージャは脆い。
俺自身も火の鳥を出した後も近づいて出来るスキルを叩き込む。こいつが倒れるまで体を休ませるつもりはない!!
俺達の気合の声が木霊する。
「ほんの一瞬、頼みます!!」
何かが駆け抜けてそんな事を言った。けどそれがなんなのか、追わずともわかる。そして何を頼まれたのかも。洗脳された騎士たちがこっちにきた。今のはアイリだ。アイリが止めを刺す為に動いたんだ。花の様な残りが心地いい。
そしてアイリの剣がベネジュラージャを切り刻む。アイリが切った場所が光ってる。そしてその光はだんだんと多くなっていき、数舜で巨大なベネジュラージャの体で光ってない所はないほどになった。
「お……おおおおぉぉぉぉ……」
ベネジュラージャの声がだんだんと萎んでいく。そしてベネジュラージャの体が花びらへと変わっていった。これがアイリの必殺のスキル。複数のスキルを組み合わせた末の現段階の最強技『桜花の世界』だ。ちなみにこの技の恐ろしい所はこの花びらに回復効果がある事だ。
必殺にして優しい。まさにアイリを体現してる技と言っていいだろう。この美しい光景にとてもアイリは映える。
花びらがなくなると、そこには俺達しかいなかった。何やら、ベネジュラージャが消えた部分には変なネックレス? 見たいなのかあったが、泥のモンスターは逃げてやがった。まあけど、あいつはベネジュラージャと組んでたからこそ厄介だともいえる。
あそこまで賢いモンスターはそうそういないからちょっと引っかかる所ではある……けど、今はこの勝利を噛みしてもいいんじゃないだろうか? 洗脳されてた騎士たちも皆何とか生きてそこで転がってるしな。
「アギト」
「アイリ」
アイリが近づいてきて片手を上げる。それに合わせて俺も腕を上げて――
パン
――と、その手を叩いて鳴らした。勝ったんだ、俺達は。
火の鳥は勿論炎だ。ベネジュラージャの木の根の腕を振ったとしても、そんなの意に返さずに体に取り付いた。そして炎が滾る。
「おおおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ベネジュラージャの断末魔の叫びが響く。ベネジュラージャの奴は見た目枯れ木だ。とても俺のスキルと相性がいい様に思える。更にそこに畳みかける様に、騎士たちが剣のスキルを叩き込んでいく。みるみる内に奴のHPが減っていく。守る物がいないベネジュラージャは脆い。
俺自身も火の鳥を出した後も近づいて出来るスキルを叩き込む。こいつが倒れるまで体を休ませるつもりはない!!
俺達の気合の声が木霊する。
「ほんの一瞬、頼みます!!」
何かが駆け抜けてそんな事を言った。けどそれがなんなのか、追わずともわかる。そして何を頼まれたのかも。洗脳された騎士たちがこっちにきた。今のはアイリだ。アイリが止めを刺す為に動いたんだ。花の様な残りが心地いい。
そしてアイリの剣がベネジュラージャを切り刻む。アイリが切った場所が光ってる。そしてその光はだんだんと多くなっていき、数舜で巨大なベネジュラージャの体で光ってない所はないほどになった。
「お……おおおおぉぉぉぉ……」
ベネジュラージャの声がだんだんと萎んでいく。そしてベネジュラージャの体が花びらへと変わっていった。これがアイリの必殺のスキル。複数のスキルを組み合わせた末の現段階の最強技『桜花の世界』だ。ちなみにこの技の恐ろしい所はこの花びらに回復効果がある事だ。
必殺にして優しい。まさにアイリを体現してる技と言っていいだろう。この美しい光景にとてもアイリは映える。
花びらがなくなると、そこには俺達しかいなかった。何やら、ベネジュラージャが消えた部分には変なネックレス? 見たいなのかあったが、泥のモンスターは逃げてやがった。まあけど、あいつはベネジュラージャと組んでたからこそ厄介だともいえる。
あそこまで賢いモンスターはそうそういないからちょっと引っかかる所ではある……けど、今はこの勝利を噛みしてもいいんじゃないだろうか? 洗脳されてた騎士たちも皆何とか生きてそこで転がってるしな。
「アギト」
「アイリ」
アイリが近づいてきて片手を上げる。それに合わせて俺も腕を上げて――
パン
――と、その手を叩いて鳴らした。勝ったんだ、俺達は。
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