命改変プログラム
1009
「さて、ん」
僕は手を差し出す。それで意図は伝わると思うんだ。どうせ言葉は通じないし……けどこの怪しい集団のリーダーらしき奴は嫌らしい笑みを向けるだけだ。しょうがない。あんまり暴力に訴えるのは好きじゃないが……
僕は顔だけ出してやってる海を顔まで持ってきてやる。さてこうするとどうなるでしょう? 正解はパパパン! 息が出来なくなる! です。
「ほらほら、観念しないと死ぬぞ」
最初は頬を膨らませて何とか持ってたが、そんなの長く続く訳ない。次第に空気が無くなってもがきだす。けど殺す気はないからヤバそうになったら海を顔から引っ込める。こんな事を繰り返せばいつかは……とかおもってたが、なんとまあ根性のある奴だった。
結局なかなか吐かなかったから、一度夏の城の方へと帰る事にした。とりあえず何人か捕らえたからそいつ等を引っ張っていくよ。
「何かあったのか?」
何やら慌ただしい感じが夏の街や城からは感じれる。まあ会長たちが街の近くまで来てるし、そのせいか? とも思ったけど、どうやら違うみたい。
「スオウ、どうやら何か大切な物が盗まれたみたいで、それが実はとても危ない物みたいでね」
「へえ~、それってこいつらが犯人じゃないか?」
そういって僕は捕まえた奴らを見せる。
「ああ、流石スオウ! 感づいてたんだね!」
いや、たまたまだけど。
「たまたまでしょう。やらしい目で女性の事目敏く追いかけてるから、気づいたんでしょ?」
「そんな事してないから!」
セラの奴、僕のこの功績が悔しいんだろ。そうだろ!! だからこんな意地悪言うに違いない。まあこれはMVP的な働きだからな。仕方ない。
「じゃあさっそく、城の人達に報告してくるね」
「おう、頼む」
ここで会話できるのは会長だけだからそういうのは会長任せだ。会長が城の兵士と姫たちを連れてやってきて、僕が海で閉じ込めてる奴らを取り囲む。そして何やら話し出すと、直ぐに何やら盗んだリーダー格の奴が笑い出した。
負け惜しみか? とかおもったがどうやらそうじゃないらしい。
「スオウ、捕らえたのは全員じゃないの?」
なんか会長の表情が芳しくない。確かに全員ではないけど……
「そいつが受け取ったのは見たし、とりあえず周りにいたのはそいつらだけだったと思うけど? 全員では確かにないな」
「そっか……」
何やら皆さん深刻な顔をしてらっしゃる。何をミスったのか……いや、まだミスったと決まったわけじゃないから!
「あのねスオウ。どうやら彼は逃げてる最中に別の仲間にそれを私既にそいつらが目的を達する為に動いてるって。そしてもう間に合わないって」
「あんたね」
セラがなんかゴミを見る目を向けてくる。待って、それはかくして僕のせいだろうか?
「スオウのせいじゃないよ。この人たちを捕らえられたのはスオウのおかげだしね。大丈夫、どうやらそれは私たちにも関係ある事のようだし、解決すれば万事オーケーだよ!」
「けどそこの無能がちゃんととらえてれば済む話だったわよね?」
「セラさん!!」
本当にセラの奴は尖ったナイフで心を抉のが好きだな! さっきからザックザックされてるよ! くっこうなったら、その問題とやらを颯爽と解決して見返してやる! 僕はそう決心した。
僕は手を差し出す。それで意図は伝わると思うんだ。どうせ言葉は通じないし……けどこの怪しい集団のリーダーらしき奴は嫌らしい笑みを向けるだけだ。しょうがない。あんまり暴力に訴えるのは好きじゃないが……
僕は顔だけ出してやってる海を顔まで持ってきてやる。さてこうするとどうなるでしょう? 正解はパパパン! 息が出来なくなる! です。
「ほらほら、観念しないと死ぬぞ」
最初は頬を膨らませて何とか持ってたが、そんなの長く続く訳ない。次第に空気が無くなってもがきだす。けど殺す気はないからヤバそうになったら海を顔から引っ込める。こんな事を繰り返せばいつかは……とかおもってたが、なんとまあ根性のある奴だった。
結局なかなか吐かなかったから、一度夏の城の方へと帰る事にした。とりあえず何人か捕らえたからそいつ等を引っ張っていくよ。
「何かあったのか?」
何やら慌ただしい感じが夏の街や城からは感じれる。まあ会長たちが街の近くまで来てるし、そのせいか? とも思ったけど、どうやら違うみたい。
「スオウ、どうやら何か大切な物が盗まれたみたいで、それが実はとても危ない物みたいでね」
「へえ~、それってこいつらが犯人じゃないか?」
そういって僕は捕まえた奴らを見せる。
「ああ、流石スオウ! 感づいてたんだね!」
いや、たまたまだけど。
「たまたまでしょう。やらしい目で女性の事目敏く追いかけてるから、気づいたんでしょ?」
「そんな事してないから!」
セラの奴、僕のこの功績が悔しいんだろ。そうだろ!! だからこんな意地悪言うに違いない。まあこれはMVP的な働きだからな。仕方ない。
「じゃあさっそく、城の人達に報告してくるね」
「おう、頼む」
ここで会話できるのは会長だけだからそういうのは会長任せだ。会長が城の兵士と姫たちを連れてやってきて、僕が海で閉じ込めてる奴らを取り囲む。そして何やら話し出すと、直ぐに何やら盗んだリーダー格の奴が笑い出した。
負け惜しみか? とかおもったがどうやらそうじゃないらしい。
「スオウ、捕らえたのは全員じゃないの?」
なんか会長の表情が芳しくない。確かに全員ではないけど……
「そいつが受け取ったのは見たし、とりあえず周りにいたのはそいつらだけだったと思うけど? 全員では確かにないな」
「そっか……」
何やら皆さん深刻な顔をしてらっしゃる。何をミスったのか……いや、まだミスったと決まったわけじゃないから!
「あのねスオウ。どうやら彼は逃げてる最中に別の仲間にそれを私既にそいつらが目的を達する為に動いてるって。そしてもう間に合わないって」
「あんたね」
セラがなんかゴミを見る目を向けてくる。待って、それはかくして僕のせいだろうか?
「スオウのせいじゃないよ。この人たちを捕らえられたのはスオウのおかげだしね。大丈夫、どうやらそれは私たちにも関係ある事のようだし、解決すれば万事オーケーだよ!」
「けどそこの無能がちゃんととらえてれば済む話だったわよね?」
「セラさん!!」
本当にセラの奴は尖ったナイフで心を抉のが好きだな! さっきからザックザックされてるよ! くっこうなったら、その問題とやらを颯爽と解決して見返してやる! 僕はそう決心した。
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