命改変プログラム
959
僕は風を自身から出してる。僕自身の風としてだ。普通人は風なんて出せないだろう。だけどLROなら出来る。そしてその風で掴むことで、周囲の風も僕の支配下における。ならこれも同じなんじゃないか? と思った。自身から出てるこのキラキラは自身の海なのかもしれない。
まあ何となくそう思っただけだけど、会長の言う通りに小さな海の中に入った時に何となくできるような気がしたんだ。僕は風を操るときと同じように自身の海を感じる。そしてそれは僕から出てるキラキラを思い浮かぶようにしてみた。
対象があるのはわかりやすい。キラキラに集中すると、自身の中で渦巻く何かを感じれる。そして外に波打つ大きな力を感じる。僕自身の渦でその大きな力を巻き込むようにしていけば……後は風と同じだった。僕の四方に海の柱が立つ。それが僕の頭の上ら辺でぶつかり合う。すると海の塊が添えた手の中へと落ちてきた。
「おおおお……」
「す、すごいですね」
テッケンさんとシルクちゃんの関心した声が聞こえた。目を開けると、二人とも興味深々な目をしてる。何やったかわからなかった会長のやり方よりも僕の方が出来そうと思えたのかもしれない。まあきっとこっちが正攻法だろうしね。会長は色々とすっ飛ばし過ぎなんだよ。
僕は小さな海から上がる。服が濡れてるが、アイテムを使えば一発乾燥だ。海に行くことはわかってたし、準備は怠ってない。僕に続いて次はテッケンさんとシルクちゃんが二人で狭い海へと入ってく。まあ一人ずつなんて規定はない。
実験台にされたみたいだが、僕が進んで入っただけだ。
「流石スオウだね」
「なんでお前が自慢そうなんだよ?」
二へへっと会長は笑う。こいつはほんと……僕の事を自分の事の様に喜ぶ奴だ。別に悪い気はしないけどね。海に入った二人からはやはり僕と同じようにキラキラが出てる。僕は二人に自分の感覚を伝えながら挑戦してみる様に伝える。
それからしばらく時間がたった。テッケンさんとシルクちゃんが肩を落として海から上がってくる。
「ダメでした……」
「うん、どうやってもあのキラキラしたのを動かせる気がしないよ……」
うーん、どうやら僕が思ってた以上に難易度が高いようだ。けどそれもそうか、だって普通は自身の中の風や海を感じれる訳はない。僕が予想以上に簡単にで来たのはやっぱり風を操ることが出来る様になってたからみたい。みんな魔法とかで現象として起こすことは出来てるけど、その力を感じてはいないみたいな? 魔法は詠唱さえ口で言って、MPが足りれば発動するからね。もしも何か体内の力の何かが蠢いてたとしてもそれをわざわざ感じる必要はない。
せいぜい魔法とかを連続で使ってると精神的に疲れてくるみたいなくらいだ。
「もうちょっと頑張れば、日常的に魔法を使ってるシルクちゃんとかは出来そうな気もするけど……」
「あはは、どうでしょうか?」
僕の慰めの言葉を軽く笑い流すシルクちゃん。余計な一言だっただろうか?
「確かに魔力の流れとかは何となくはわかるんですよ? けど、海と言われてもちょっと……」
確かに海と魔力は違うかもしれない。
「スオウ君はもう海も操れるんですよね? 水を出せたりするんですか?」
「どうだろう?」
僕は自身の中の海を操るつもりで掌をみる。けど何もおきない。
「水とかないと無理かも?」
「じゃあ出します」
そういってシルクちゃんは杖の先に水を出す。ぶよんぶよんとしてる水の塊だ。僕はそれに手を突っ込んでさっきと同じように集中する。自身の海を水に通していく。
「うっん……なんか、変なあっ! 感じっ――です」
ちょっ……シルクちゃんがやらしい事を言ってる。僕は一生懸命集中するけど、目の前のシルクちゃんが可愛すぎてなかなか難しい。一応渦巻いてるけどね。
「魔法が乗っ取られたみたいです。こんな感じなんですね」
「ごめん、なんかあんまり影響を考えてなかったよ」
「いいえ、私も勉強になりました」
ほんといい子。シルクちゃんは癒しをくれるね。けどわかったことは、どうやら海では水がないと意味をなさないみたいだ。でもそれは風も同じだしな……いちおう今は自身でそれなりの風をだせるけど……海もそのうち、自分の中からドバっとそれなりの水を出せる様になるんだろうか?
わからないが、とりあえず僕達は海の塊を解放する為に出口まで向かうことにした。
まあ何となくそう思っただけだけど、会長の言う通りに小さな海の中に入った時に何となくできるような気がしたんだ。僕は風を操るときと同じように自身の海を感じる。そしてそれは僕から出てるキラキラを思い浮かぶようにしてみた。
対象があるのはわかりやすい。キラキラに集中すると、自身の中で渦巻く何かを感じれる。そして外に波打つ大きな力を感じる。僕自身の渦でその大きな力を巻き込むようにしていけば……後は風と同じだった。僕の四方に海の柱が立つ。それが僕の頭の上ら辺でぶつかり合う。すると海の塊が添えた手の中へと落ちてきた。
「おおおお……」
「す、すごいですね」
テッケンさんとシルクちゃんの関心した声が聞こえた。目を開けると、二人とも興味深々な目をしてる。何やったかわからなかった会長のやり方よりも僕の方が出来そうと思えたのかもしれない。まあきっとこっちが正攻法だろうしね。会長は色々とすっ飛ばし過ぎなんだよ。
僕は小さな海から上がる。服が濡れてるが、アイテムを使えば一発乾燥だ。海に行くことはわかってたし、準備は怠ってない。僕に続いて次はテッケンさんとシルクちゃんが二人で狭い海へと入ってく。まあ一人ずつなんて規定はない。
実験台にされたみたいだが、僕が進んで入っただけだ。
「流石スオウだね」
「なんでお前が自慢そうなんだよ?」
二へへっと会長は笑う。こいつはほんと……僕の事を自分の事の様に喜ぶ奴だ。別に悪い気はしないけどね。海に入った二人からはやはり僕と同じようにキラキラが出てる。僕は二人に自分の感覚を伝えながら挑戦してみる様に伝える。
それからしばらく時間がたった。テッケンさんとシルクちゃんが肩を落として海から上がってくる。
「ダメでした……」
「うん、どうやってもあのキラキラしたのを動かせる気がしないよ……」
うーん、どうやら僕が思ってた以上に難易度が高いようだ。けどそれもそうか、だって普通は自身の中の風や海を感じれる訳はない。僕が予想以上に簡単にで来たのはやっぱり風を操ることが出来る様になってたからみたい。みんな魔法とかで現象として起こすことは出来てるけど、その力を感じてはいないみたいな? 魔法は詠唱さえ口で言って、MPが足りれば発動するからね。もしも何か体内の力の何かが蠢いてたとしてもそれをわざわざ感じる必要はない。
せいぜい魔法とかを連続で使ってると精神的に疲れてくるみたいなくらいだ。
「もうちょっと頑張れば、日常的に魔法を使ってるシルクちゃんとかは出来そうな気もするけど……」
「あはは、どうでしょうか?」
僕の慰めの言葉を軽く笑い流すシルクちゃん。余計な一言だっただろうか?
「確かに魔力の流れとかは何となくはわかるんですよ? けど、海と言われてもちょっと……」
確かに海と魔力は違うかもしれない。
「スオウ君はもう海も操れるんですよね? 水を出せたりするんですか?」
「どうだろう?」
僕は自身の中の海を操るつもりで掌をみる。けど何もおきない。
「水とかないと無理かも?」
「じゃあ出します」
そういってシルクちゃんは杖の先に水を出す。ぶよんぶよんとしてる水の塊だ。僕はそれに手を突っ込んでさっきと同じように集中する。自身の海を水に通していく。
「うっん……なんか、変なあっ! 感じっ――です」
ちょっ……シルクちゃんがやらしい事を言ってる。僕は一生懸命集中するけど、目の前のシルクちゃんが可愛すぎてなかなか難しい。一応渦巻いてるけどね。
「魔法が乗っ取られたみたいです。こんな感じなんですね」
「ごめん、なんかあんまり影響を考えてなかったよ」
「いいえ、私も勉強になりました」
ほんといい子。シルクちゃんは癒しをくれるね。けどわかったことは、どうやら海では水がないと意味をなさないみたいだ。でもそれは風も同じだしな……いちおう今は自身でそれなりの風をだせるけど……海もそのうち、自分の中からドバっとそれなりの水を出せる様になるんだろうか?
わからないが、とりあえず僕達は海の塊を解放する為に出口まで向かうことにした。
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