美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
AA 42
「さあ、来い」
そんな風にアクゼンの奴がいうと、空にとどまってた墨から何本からの線がたれてくる。そしてそれが形になっていくと様々な形になった。更にはちゃんとした形を形作ると同時に、その体の色がちゃんと着色されていくよ。真っ黒なままではないらしい。
「あれは……」
現れた奴らは様々な形をしてる。人形とは限らない。変な歪な形をしてる奴らもいるし、なんか人の体してても頭だけなくて、腹に目、手のひらに口、そして背中に耳がついてるようなやつもいる。あれはきっと奴が……アクトパラスとゼンマイが狩ってきた種だ。どうやらそいつらを墨で再現する能力がアクトパラスにはあるらしい。
どれだけ再現してるのか……もしも百パーセント再現してるのだとしてたら、その種の特性とかも使えるのか? そうなると、あれだけの種の特性を持ち出されると、かなり厄介と言える。
「これだけだと思うなよ」
そんな事をいうと、アクゼンはいくつかの種を更に分裂させた。おいおい……それって……ええ? いくらでも増やせるって事? 流石にそれは……でもそっか、アクゼン……いやアクトパラスはその触手をいくらでも増やすことが出来た。
つまりはその特性を活かしてるのか……でもこれって反則では? まあ大体の強い種って反則的な特性をその身に宿してるけど!! 実際私の魔王としての特性だって反則だって言われたらたしかにねって思う。
私は世界樹へとつながることで無限に近いエネルギー供給を受けてるからね。それに魔族という強力な兵隊がデフォルトでついてる。実際チートである。魔法的な攻撃なら、世界樹を通して読み解いて、事前に破壊……なんてことも実はできる。
エネルギーを使った攻撃なら受けた瞬間に世界樹へと送れば、還元されて私へと戻って来るようにだって出来る。だから下手に高出力な砲撃的な魔法って逆に私なら回復できる。
まあけどそれはアクゼンにはあんまり出来ない。なぜならやつの力はヤツの世界樹の物になってるからだ。本当ならこの世界の全ての生命のマナはクリスタルウッド準拠になるから、受けたとしてもそれを送って還元変換、送還して私のエネルギーへとループバックできるのに、アクゼンはこの世界で違うマナになってるからそれは出来ない。
全く、厄介な。そんな事を思ってると、倍々に増やしていくコピー品たちをいくつか無理矢理くっつけるアクゼン。そしたら、なんか混ざり合う。おいおい……まさか……
「命さえ、我は操れる」
そんな事をいったアクゼンは種を混ぜ合わせて、全く違う、この世界にはない種を作り出したようだ。いや、見た目完全に化け物だけどね。
そんな風にアクゼンの奴がいうと、空にとどまってた墨から何本からの線がたれてくる。そしてそれが形になっていくと様々な形になった。更にはちゃんとした形を形作ると同時に、その体の色がちゃんと着色されていくよ。真っ黒なままではないらしい。
「あれは……」
現れた奴らは様々な形をしてる。人形とは限らない。変な歪な形をしてる奴らもいるし、なんか人の体してても頭だけなくて、腹に目、手のひらに口、そして背中に耳がついてるようなやつもいる。あれはきっと奴が……アクトパラスとゼンマイが狩ってきた種だ。どうやらそいつらを墨で再現する能力がアクトパラスにはあるらしい。
どれだけ再現してるのか……もしも百パーセント再現してるのだとしてたら、その種の特性とかも使えるのか? そうなると、あれだけの種の特性を持ち出されると、かなり厄介と言える。
「これだけだと思うなよ」
そんな事をいうと、アクゼンはいくつかの種を更に分裂させた。おいおい……それって……ええ? いくらでも増やせるって事? 流石にそれは……でもそっか、アクゼン……いやアクトパラスはその触手をいくらでも増やすことが出来た。
つまりはその特性を活かしてるのか……でもこれって反則では? まあ大体の強い種って反則的な特性をその身に宿してるけど!! 実際私の魔王としての特性だって反則だって言われたらたしかにねって思う。
私は世界樹へとつながることで無限に近いエネルギー供給を受けてるからね。それに魔族という強力な兵隊がデフォルトでついてる。実際チートである。魔法的な攻撃なら、世界樹を通して読み解いて、事前に破壊……なんてことも実はできる。
エネルギーを使った攻撃なら受けた瞬間に世界樹へと送れば、還元されて私へと戻って来るようにだって出来る。だから下手に高出力な砲撃的な魔法って逆に私なら回復できる。
まあけどそれはアクゼンにはあんまり出来ない。なぜならやつの力はヤツの世界樹の物になってるからだ。本当ならこの世界の全ての生命のマナはクリスタルウッド準拠になるから、受けたとしてもそれを送って還元変換、送還して私のエネルギーへとループバックできるのに、アクゼンはこの世界で違うマナになってるからそれは出来ない。
全く、厄介な。そんな事を思ってると、倍々に増やしていくコピー品たちをいくつか無理矢理くっつけるアクゼン。そしたら、なんか混ざり合う。おいおい……まさか……
「命さえ、我は操れる」
そんな事をいったアクゼンは種を混ぜ合わせて、全く違う、この世界にはない種を作り出したようだ。いや、見た目完全に化け物だけどね。
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