美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。

ファーストなサイコロ

AA 14

世界樹の種、それがボコボコと膨らんで、何かを生み出す。それは触手だった。アクトパラスの触手。それが複数生み出されて、私へと向かってくる。

「エロいことしようとしてる? させないよ。私そんな安い女じゃないからね」

 私にエロいことをしたいのなら、それなりの功績と、貢物を持ってきなさい。それが最低条件だね。入れさせてあげるかどうかはさらに私のテンションによる。めっちゃ気持ちよくしてくれるのなら、考えなくもない。けど私はそれなりなテクニックじゃ、イかないけどね。それだけそっちに対しては厳しいよ。

 なにせ私は色々と交わってるからね。特殊なプレイだっていくつもしてる。それでも私の体は清らかだ。なにせ毎回処女だからね。肉体は。ヌメヌメなやつとだってマグわったことはある。

 やっぱり人型以外は特殊だからなかなかに新体験になるよね。吸盤も使うとなかなかに強烈そうだけど……おっぱいとか吸われそう。まあけど……

「届かないよ」

 なにせここはクリスタルウッドの中。種が触手になって向かってくるが、見えない壁が私と触手の間に現れてる。ビタビタビタ!! と吸盤がかなりグロイ感じでその表面を見せてる。どんどんと種から触手が増えてる。

「もしかして、向こうが力を送ってきてる?」

  私が力を送って向こうの世界樹を枯らそうとしてるのを気づいたのかもしれない。それならって感じでこっちに攻撃を仕掛けてきてるのかも。うーんバトルはしないって約束したんだけどね。けど、流石にここで反撃しないわけにはいかないよね。増える触手が私との間にあった透明な壁を打ち破る。けど私は慌てない。だってまだ光の壁はある。

 あるというか……いくらでも生み出せるのだ。なので私に辿り着くことは不可能だよ。ここでは私の力…… マナが尽きると言うことはない。なにせクリスタルウッドは世界のマナを循環してるのだ。つまりは世界の全てのマナはここに集まる。そして私は世界樹の巫女。自由自在にそのマナを使えるのが私の特権である。つまりは私の力は世界そのもの。まあ私の場合は防御に特化してるんだけどね。

 でもお陰で、触手も怖くない。向こうが触手を生み出し続けても別にいい。その上で、私はマナを叩きつけてやろう。我慢比べだよ。どっちがいつまで力を流し続けれらるか……のね。

 私の勝利は確定してるけどね。いくらアクトパラスとゼンマイがこの星で頂点に立つほどに強くても、その力さえ星の一部でしかないんだよ。だから私がこの勝負で負けることはあり得ない。

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