美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H589
私たちはエレベータに乗ってる。聖杯システムのあった場所から居住区を通り過ぎてなんかもっと殺風景で実用性重視的な方を通って外に向かってる。外というのはもちろん宇宙空間である。いや、厳密には亜空間だからそこからまずはヌーベが出たポイントの宇宙にこのステーションを接続するらしい。
そして少しだけ亜空間から出て、討伐部隊を送り出す……ということらしい。彼は私達にはもっと上の人達がいるらしい司令室? 的なところを案内してくれようとしたけど、そこにはあとから行ってみることにして、とりあえずヌーベと彼らの戦闘に興味があったから、現場に向かってるのだ。
エレベータはいくつかのブロックを素通りしていく。一応外が見えるようになってるけど、とても無骨な作りしてる。それにとても広い。大の大人が二十人は寝転がっても大丈夫な広さだからね。多分人間だけじゃないんだろうね運ぶの。
エレベータは音もなく振動もなく止まって開く。するとそこはドッグだった。まあ戦闘服はいつも来てるからね。別に着替える必要性はないのか。なにやら皆さん丸っこい機体に乗り込んでる。丸いボディで全周が透明になってるね。乗り込んだ人が丸見えである。翼とかはない。てかブースターとかもないようにみえるけど……移動とか大丈夫? 別に翼がなくても宇宙には重力とかないからぜんぜん大丈夫だろうけど、推進力は必要じゃない? まあきっと付いてるんだろうね。
私達の前に現れたときみたいに人間が乗る足場みたいなので出撃するわけじゃないんだね。でもあれには武装も何もないように見えるが? あれでヌーベなる糞に対抗できるのか? 謎である。
彼はなにやら通信してる。そしてそれが終わるとこっちに向いた。
「私も出撃します。ゲートが開くので、我々のあとにラーぜ様もズラララバライト様も出てください。報告はしておりますので」
「分かりました」
私はそれでもいいよねって感じでズラララバライトをみるが、やつは別に何も言わない。まあ何も言わないのなら納得してるでしょう。そう思ってるとなんかおもむろにお姫様抱っこされた。
「ひゃっ!?」
とか変な声出た。ちょっと恥ずかしくて私はすぐに口を抑えた。けどやっぱり注目浴びてる。私のような美少女……いや超絶美少女をお姫様抱っこするイケメンだからね。それは絵になる。なにやら羨望の眼差しが。
まあ男なら私のことを一度はお姫様抱っこしたいと思うだろう。
「この宇宙の※※※がどうなってるのか観てみるか」
とかなんとかつぶやいてた。ズラララバライトの言葉を理解できないことは珍しい。なぜなら私たちは言葉でやり取りしてるわけじゃなくて、魂でやり取りしてるからね。口は動かしてるけど、話してる言語は全く違うっていうね。
だからズラララバライトから言われたことが理解できないというのはそれを伝える気がないのか……それとも何かもっと他の理由があるのかわかんない。まあけど、自分でいかなくていいのなら楽でいいや。私は甘んじてお姫様抱っこを受け入れる。
そして自身の機体に乗り込んだ彼も次々と発進していく機体に続く。このステーションのハッチが何重にも堅牢なそれを開けてる。でも宇宙が見えるわけじゃない。なんか渦みたいなのが見える。そこに飛び込んでる。
「ワープゲートをうまく使ってるようだな」
そんな風につぶやいてズラララバライトと私もそこに飛び込んだ。
そして少しだけ亜空間から出て、討伐部隊を送り出す……ということらしい。彼は私達にはもっと上の人達がいるらしい司令室? 的なところを案内してくれようとしたけど、そこにはあとから行ってみることにして、とりあえずヌーベと彼らの戦闘に興味があったから、現場に向かってるのだ。
エレベータはいくつかのブロックを素通りしていく。一応外が見えるようになってるけど、とても無骨な作りしてる。それにとても広い。大の大人が二十人は寝転がっても大丈夫な広さだからね。多分人間だけじゃないんだろうね運ぶの。
エレベータは音もなく振動もなく止まって開く。するとそこはドッグだった。まあ戦闘服はいつも来てるからね。別に着替える必要性はないのか。なにやら皆さん丸っこい機体に乗り込んでる。丸いボディで全周が透明になってるね。乗り込んだ人が丸見えである。翼とかはない。てかブースターとかもないようにみえるけど……移動とか大丈夫? 別に翼がなくても宇宙には重力とかないからぜんぜん大丈夫だろうけど、推進力は必要じゃない? まあきっと付いてるんだろうね。
私達の前に現れたときみたいに人間が乗る足場みたいなので出撃するわけじゃないんだね。でもあれには武装も何もないように見えるが? あれでヌーベなる糞に対抗できるのか? 謎である。
彼はなにやら通信してる。そしてそれが終わるとこっちに向いた。
「私も出撃します。ゲートが開くので、我々のあとにラーぜ様もズラララバライト様も出てください。報告はしておりますので」
「分かりました」
私はそれでもいいよねって感じでズラララバライトをみるが、やつは別に何も言わない。まあ何も言わないのなら納得してるでしょう。そう思ってるとなんかおもむろにお姫様抱っこされた。
「ひゃっ!?」
とか変な声出た。ちょっと恥ずかしくて私はすぐに口を抑えた。けどやっぱり注目浴びてる。私のような美少女……いや超絶美少女をお姫様抱っこするイケメンだからね。それは絵になる。なにやら羨望の眼差しが。
まあ男なら私のことを一度はお姫様抱っこしたいと思うだろう。
「この宇宙の※※※がどうなってるのか観てみるか」
とかなんとかつぶやいてた。ズラララバライトの言葉を理解できないことは珍しい。なぜなら私たちは言葉でやり取りしてるわけじゃなくて、魂でやり取りしてるからね。口は動かしてるけど、話してる言語は全く違うっていうね。
だからズラララバライトから言われたことが理解できないというのはそれを伝える気がないのか……それとも何かもっと他の理由があるのかわかんない。まあけど、自分でいかなくていいのなら楽でいいや。私は甘んじてお姫様抱っこを受け入れる。
そして自身の機体に乗り込んだ彼も次々と発進していく機体に続く。このステーションのハッチが何重にも堅牢なそれを開けてる。でも宇宙が見えるわけじゃない。なんか渦みたいなのが見える。そこに飛び込んでる。
「ワープゲートをうまく使ってるようだな」
そんな風につぶやいてズラララバライトと私もそこに飛び込んだ。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
353
-
-
29
-
-
439
-
-
1
-
-
37
-
-
39
-
-
1512
-
-
2
-
-
4
コメント