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魂と器の関係性ね。たしかに魂と器……もっとわかりやすく言うと、魂と体の関係性は密接ではある。魂とは不安定な物だ。だからこそ体が必要で、体は魂が無いと生きてるとは言えない。てな感じ？

「この聖杯のシステムもそうなのです。ただ漠然とそこにあるだけでは保つことは出来ません。存在しないと、宇宙にはそれが認められないのです。だからこそ、ちゃんとこの宇宙に存在する器である物理的な聖杯が必要です。

　まあですが、ちゃんとそこに有ってくれた方が管理しやすい……というのもありますけどね」

　なんか色々と彼はぶっちゃけてるね。最後のメタ的な部分じゃん。でも管理しやすいってのは大切……いや私的には最初だけ苦労したら、あとは勝手に稼働しててくれた方が手もかからなくて良いと思うけどね。そんな宇宙の仕組み？　的な物に手を加えられる存在なんて早々居ないんだしさ。放置しといて良いのなら、それが一番と言うか？　

　一応宇宙には互いの宇宙には干渉しないっていう不文律的な決まりがあるからね。神やドラゴンの中では。まあそれがどれだけ守られてるのかは知らないけど。

「でもこれって、聖杯で全てのエネルギーを……宇宙のエネルギーをまかなってるんですか？　一応貴方たちに会うまでにいくつか星を見てきましたが、そこには動物はいても知的な生命体は居なさそうでした。あれはワザと？」

「あれはわざとと言うことはないですよ？　長い目で見ないと進化とは起こらない物でしょう？」

「まあ普通はそうだね」

　神としての時間が無いと確かに時間短縮って出来ないか。一部なら時間を操るなんて事も出来ると思うが……宇宙を……というか星自体の時間を操るとなると簡単では無い。

「一応、管理してる星からもエネルギーは生成されています。知的な生命体だけがエネルギーを生み出すわけではないですからね。ですが、それは微々たる物。今のこの宇宙は確かに聖杯エネルギーによって維持されてると言っても過言ではないです」

「消失してるのに？」

「だからこその創造の聖杯です。創造して、増幅して、消失して、そして消失と創造がコンフリクトすることで宇宙はバグを起こし消失したエネルギーの穴を埋めるために枠を拡大し創造してます。だからこそ、宇中という器のエネルギーは許容量は増えていくのです」

　もうバグと言ってるけど……ストックされたエネルギーが宇宙の中心に行くとなると、その穴を埋めるためのエネルギーも実は宇宙の中心からもってきてる？　私はズラララバライトを観るよ。